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Yoshi-yoshi
2020年7月20日 06:25
16世紀後半になってくると、世界各地で国家の存在感が現れてくる。というのも、力強いリーダーシップを発揮する人物が登場するからだ。スペインのフェリペ2世は1571年にマニラを占領している。フィリピンという国名は彼の名前に由来する。そのスペインの無敵艦隊を1588年に撃破したのがエリザベス1世率いるイングランド王国である。しかし、この後、世界の覇権を握っていくことになるのは、1581年にスペ
2020年6月13日 05:50
フランスからスペインにまたがってサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路がある。サンティアゴ・デ・コンポステーラはバチカンやエルサレムとともにキリスト教三代大巡礼地と呼ばれ、最盛期の12世期には年間50万人が巡礼の旅に出た。文化や知識が交換される、文化交流の拠点でもあった。日本には紀伊山地の参拝道がある。紀伊半島は年間3000mmの雨が降り、深い森林が形成された。宗教文化と自然が溶
2020年5月25日 06:22
スペイン南部にグラナダという都市がある。ここには、アルハンブラ宮殿という世界遺産があり、そこにある「獅子の中庭」には圧巻の彫刻がある。その装飾はアラビア文字や幾何学模様である。 ヨーロッパなのにイスラームの遺産?そう思う人もいるだろう。実は、このグラナダという都市はかつてのイスラームの王朝であるナスル朝の首都だった。イスラーム勢力はかつてヨーロッパにまで侵入していたのだ。このグラ