マガジンのカバー画像

心が楽になるコラム

100
心理カウンセリングの考え方を使った心が楽になる方法をお伝えしています。
運営しているクリエイター

#カウンセリング

別人を演じるのはやめちゃえ

幼い頃は与えられた環境の中で上手に立ち回るために、本来の自分とは違う人物を演じることがあります。 本当は不器用なのに、しっかり者を演じないといけなかったり。 自分の意見をちゃんと持っていたのに、静かに黙っている人を演じないといけなかったり。 寂しがり屋なのに、一人で平気な人を演じないといけなかったり。 人によっては、家庭や学校で使い分けなきゃいけなかったかもしれません。 別人を演じることはすごく大変なことです。常に気を張らないといけないので、毎日疲れていたかもしれま

不安の正体を知って、不安を小さくしていく方法

不安を小さくするために必要なことは、不安に感じるモノを片っ端から排除することでも、自分の心を鈍感にすればいいわけでもありません。 必要なのは、「不安なことが起きたときに対処すればいい!」という潔さです。 未来に起こるかもしれない不安なことに対して完全に対処なんてできません。未来を完璧に見通せる能力がない限りは、どうしたって無理です。 どこかでこれ以上自分にできることはないんだと切り替えていく必要があります。切り替えに必要なのは、潔さです。 潔く判断するなんて自分の柄じ

嫌いな人がいる自分との向き合い方

世の中には全く価値観や考え方が同じ人はいないから、どうしたって合わない人が出てきます。その中に嫌いな人も当然出てきます。 嫌いな人と関わりの中で嫌いな気持ちを我慢するのではなく、考え方や嫌いな人に対する見方を変えることでつらくならずにいられることができます。 心理カウンセリングの考え方を使って、その方法をお伝していきます。 嫌いな人がいる自分を認める 私達は幼少期に「みんな仲良く」「友達を大切にしよう」と言われて育ってきました。人とうまく付き合っていくことの大前提にな

有料
500

多様性を認めながらも自分を大切にするためのシンプルな考え方

「多様性を受け入れよう」 そんな言葉を目にする機会が急激に多くなってきました。数年前に比べて個々を尊重することで価値観、ジェンダー、夫婦の形、働き方など様々なことの自由度は高くなりました。 ただその一方で、違和感を感じることや、拒否反応が出ることも受け入れないといけないといと思って苦しい人もいるんじゃないでしょうか。 多様性を認めつつも、自分の気持ちも大切にしていくために必要なことがあるとすれば、それは感覚的に「なんかイヤ」と思ったことを無理して受け入れないことだと思い

最近しんどいと感じた時はチャレンジと当たり前にできることのバランスを見直してみて

「最近ちょっとしんどい」と思ったら、チャレンジと当たり前にできることのバランスが崩れているかもしれません。 生活にはチャレンジと当たり前にできることの両方が含まれています。 チャレンジとは、いまの自分にとってはハードルが高いことや頑張らないといできないことです。 チャレンジには必ず失敗が付いてきます。落ち込むこともあれば、ガッカリすることも当然ながら付いてきてしまいます。 仮にチャレンジばかりの生活になるとメンタルケアが必須になったり、気持ちを立て直すエネルギーもさら

言い返せなかったことを後悔した時にしてほしいこと

ふとした瞬間に過去を振り返って「あの時言い返せばよかった!!」と怒りが湧いた時に読んでほしいコラムです。 過去に上司に理不尽なことで怒られた時、彼氏に酷い事を言われた時、親や先生から衝撃的なことを言われた時、なにも言い返せずに黙っていた経験があるかと思います。 きっと、誰にでも一度はあるんじゃないでしょうか。私にも、もちろんあります。 時が経って、様々なことが理解できた瞬間に怒りが湧いて、そんな時にどうしたらいいのか困惑する時もあるかもしれません。 怒りが湧いた時には

すごい人と比べて落ち込んだ時に気力を復活させる考え方

どこに行ってもすごい人って必ずいますよね。 自分のペースで、自分に合ったやり方で、自分の才能を磨いていけばいいのですが、そうは言ってもすごい人と比べて落ち込んでしまうのが人間です。 すごい人と比べて落ち込んで「やっぱり私にはできない」と諦めてしまうのは、ちょっともったいない気がします。 やりたいことをこれからも続けていくために、すごい人と比べて落ち込んだ時に気持ちを楽にして「またぼちぼちがんばろっかな」と思えるようになる考え方をお伝えします。 自分が成長していることを

幸せになったのにしんどく感じるのは理由がある

結婚した時、出産した時、夢が叶った時、憧れの土地に引っ越した時、自分が願ったことがようやく叶ったのに、なんだかしんどくなる感じることがあります。 様々なことが影響してきますが(出産ではホルモンとか、引っ越しなら体力的なこととか)、共通した要因があります。 それは『変化』です。 前の状況から幸せな状況になったという、変化そのものが心の負担になります。 人にはいつもと同じ状況にいることに安心感を持つ性質がある。例えば、2泊3日の旅行に行ったとします。快適なホテル生活、美味

心の平穏に必要なものは、たくさんの依存先

大前提として、人は弱いです。 どんなに屈強な人でも一人では生きていけ,ません。だから、たくさんの人や物に助けてもらうことが絶対に必要です。 ただ一人で頑張れる人、頑張ることが得意な人は、自分だけではどうにもならなくなったタイミングで誰かに助けを求めることが多いんじゃないでしょうか。 その時に助けてもらえないと、「どうせ私は愛されていないんだ」「私なんてどうでもいいと思われているんだ」と自分を責めてしまうこともあります。 ただ助けを求められた側も、その時に助けられない事

家族という一番身近な他人とうまくやってくための考え方

家族は一番最初に形成される人間関係です。 心強い存在になることもあれば、鬱陶しく感じることもあります。よく知っていると思っていたら、実は全然よく知らなかったことに気付いたりもすることもよくあります。そんな実はちょっと難しい人間関係が家族でもあります。 心理カウンセリングの考え方を使って、ちょっと難しい家族という人間関係をスムーズに作っていける方法をお伝えします。 今よりもっと心地良い関係性を家族間で築いていけるはずです。 家族であっても理解できないことがある 家族は

有料
500

親の期待に応えられない悩みの解決ポイントは時代背景の振り返り

女の子2人のママをしていると、子どもに期待することがいまの時代背景にすごく影響を受けます。 いま活躍されている大谷翔平選手、羽生結弦さん、藤井聡太竜王、NIZIUなど、好きで得意なことに全力で取り組み、周りの人に夢や勇気を与えることが素晴らしいと言われているように思います。 子育て真っ盛り中の私は、そんな時代背景に影響されて、自分の好きなことや得意なことを将来やってほしい」と子どもに期待しているところがあります。 だからもし将来娘が大人になった時に「仕事内容は全然興味な

誰かのために無理をしてしまう意外な理由

誰かのために無理してでも頑張ったことは美談として語られることが多いのですが、積極的にやめた方がいいことでもあります。 愛情から「やってあげたい」と思って少し無理をしてやったは、言葉通りにどこかに無理が生じています。自分が普通に出来る範囲を超えて、体力が削られていたり、心の余裕も減ってきています。 減った分は、補いたくなるのが人の性質の1つです。失った物は別の形であっても取り戻したくなるものです。 そうでもしないと、つらいからです。喪失感は耐えがたい苦痛です。きっと大昔か

諦める選択も人生を豊かにする

諦めることは希望を捨てることでもあるから、どうしたってその瞬間は悲しい経験になります。 でも人生にとって諦めることは悪いことかというと、そうじゃないと思うんです。 諦めることで人生がより良くなることもあります。 理想通りに出来なかったことで、初めて自分にしか出来ないことに気付けることもあります。 親の期待通りに出来なかったことで、本当に自分がしたいことに目を向けることができます。 いままで一つの道しか進めないと思っていたのに、諦めることで人生の別の道を見つけることが

悩み過ぎている時に気持ちを切り替える言葉を紹介したい

悩みがあったらとことん悩んでしまう性格の私。 失敗をしたら原因をとことん探すし、どうすれば良かったのか、どうしたら正解だったのかと「誰もそんなこと分かんないよ!」とツッコミたくなるようなことまで考え込んでしまいます。 それは、もう、考え過ぎて気持ちが悪くなってしまうくらい。 きっとここまで悩めることは、心理学を深く追求できるので心理カウンセラーとしての長所でもあると思うのですが、地味に大変です。 一つのことを悩み始めると、他のことがどうでもよくなっちゃうんですよね。真