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RE:ゼロから始めるプロダクト再構築

2023年1月5日、株式会社プロフィナンスとして5期目を終える直前、今までの事業計画プロダクト「ProfinanSS」を超えて、ブランドも一新し、計画から予実管理まで行えるプロダクト「Vividir」(ビビディア)をリリースしました。

プレスリリースはこちら

ほぼ1年前、ProfinanSSの新バージョンをリリースいたしました。同時に他の方・知人いわく、「胸焼けしそうなくらい熱苦しい」noteを公開しましたこと、覚えてくださっているかもしれません。

 2019年12月に無償版をリリースしていますが、色々考えると、「僕が本当に出したかったのはこれだ」という意味で、今回が第一歩と言えます。

『10年越しの夢の一歩』より抜粋

とか書いていましたが、様々な背景から今一度、「再構築する道」を選びました。

前回の10年に比べたら「1年」という短いスパンですので、やや"ライト"なテイストにはなると思いますが、リリースにいたるまでの経緯について振り返りたいと思います。
直近の1年、多くの方に迷惑や心配をかけてきたと思います。
直近1年というと生々しすぎるため、適宜オブラートにも包みながら振り返りたいと思います。



プロダクトリリースと運命の出会い

せっかくなので前向きな話から始めましょう。
プロダクトリリース直後、有償ユーザーも一定ついてくださいました。
まだまだヨチヨチ歩きでスタートしたプロダクトに、期待を込めて、特に有料版を契約くださった方、改めて御礼申し上げます。
本当にありがとうございます!
初期ユーザーの方々でご利用を継続くださっている方は、「ProfinanSSが目指す世界観」に共感して、利用してくださっている方が多いです。

Twitterでの出会い

忘れもしない2022年3月18日。僕自身プロダクトのご利用含めて、SNSでエゴサーチをよくするのですが、上述のこってりしたnoteをRetweetしてくださった方がいました。

なんて、素敵なご紹介をしてくれる方なんだ!マジ感動!
しかも、「そこそこ!そこが言いたいことなんですよ!!」という激刺さりポイントじゃないですか!
で、プロフィールを覗くと、別のスタートアップのCPO兼CTOを経験されている!!
誰このスーパーマン!?
手掛けておられるプロダクトも拝見しましたが「すげぇかっこいいプロダクト!」と感心して、速攻でDMを送りました。
もちろん、「プロダクト開発ってどう進めたらいいの?」と御指南を受けるためです。
当時の僕の課題は「プロダクト開発を行うこと」に対する本質的理解。まだまだ理解が足りない、わかってないと反省を繰り返す日々です。
ぶっちゃけ、「プロダクトマネージャーとして活躍してくれる人物」を探していましたし、責任あるポジションを経験されてきた方でしたから、あわよくば…あわよくば御本人は無理でも「知人の素敵な方を紹介してくれるかも」と思っていました。

さて、結論。
森勝さん、6月から正式ジョイン!
オンラインではじめてお話して(カレンダーを見返すと初オンライン面談が3/23)、1週間後にはジョインする意思を固めてくださっていました爆。

ここの経緯について語り始めると長くなるのですが、初回のオンラインでの会話で、自分がProfinanSSを通じて何をなしたいか、という話をしたところ、共感してくださったことがきっかけです。そして、タイミングがよかった。
これが大きなターニングポイントとなります。


全部再構築!


森勝さんがジョインしてくださって最初の2ヶ月間、一緒に取り組んだことは、ビジョンとミッションの再定義でした。
そもそも、プロダクトを通じて、どんな世界を実現したいのか?そのためにはプロダクトはどうあるべきなのか?ここについてひたすら議論を重ねる2
ヶ月でした。

ビジョンとミッション

ものの議論では、「プロダクトがかたまるまではビジョンは不要」という説もあります。しかしながら、当社プロダクトはビジョン・ミッションの再定義が必須という結論でした。

起業家のタイプは、大きく2つに分類できると考えています。

  • 儲かりそうな市場を起点に考える Market-Driven型起業家

  • 社会課題等を起点に考える Vision-Driven型起業家

いわゆる戦略論でいうところのポジションニング戦略型(ポーターとか)か、ケイパビリティ戦略型(バーニーとかハメルとか)かの違いに近いと整理しています。
で、僕はというと、「事業計画で苦しむ起業家が存在することを社会課題として置く」Vision-Driven型起業家です。
だからこそ、プロダクトの拠り所になるビジョン・ミッションを改めて言語化するところからのスタートでした。

そして、次のように定義しました。

ビジョン:あらゆる憧憬のインターフェースになる

今日、私たちが当たり前に利用しているほとんど全てのプロダクトは、いくつもの壁を超えて、私たちのもとに届いています。
「あったらよいな」と思えるアイデアの数多くは、実現性を考えられる以前に消えてしまったり、
計画が進んでも想定しきれなかったあらゆるイベントに耐えきれずに閉じてしまったりします。
日の目を見なかったアイデアの中には、本当に欲しかったもの、世界を変えうるものがあるのも事実です。
私たちは、「あらゆる憧憬のインターフェースになる」ことを目指し、ひらめきの立ち上げと成長の朋友として貢献し続けます。

ミッション:ひらめきの、その先を鮮やかに

ビジネスで世界を変えてきた企業も、最初はスタートアップでした。
数多の困難を乗り越えて、「世界 をよくしたい」という信念と情熱を持って世界を変えてきました。
不確実で、不透明で、劇的に変化する環境の中、スタートアップが実現したい憧憬と、激動の今日をつなぐのは「計画」です。
まだ見ぬ景色と今日をつなぐインターフェースとして、機動力が高く、変化に強い企業づくりの礎となります。


【補足】
Vision-Driven型起業家は、まずあまり他のヒトがリーチしない社会課題なりに対して、直面しているからこそ課題として認識しているものだと思います。また直面しているからには、その課題と向き合うだけのケイパビリティがある場合が多い、と統計は取っていませんが、経験的に感じています。
ただVision-Driven型はその社会課題解決の先に「市場があるか」という市場の存在証明をしなければなりません。顕在化していない市場であるがゆえに、市場の存在証明が難しいんですよね… ただ、顕在化させることができる(=市場の存在証明ができる)と、一気に羽ばたくんですよね(と信じてる)。
そういう意味ではMarket-Driven型の方が、売りが見えているのでオカネも付きやすかったりします。

そして再構築へ

議論を重ねる中で、ビジョンとミッションを実現していくにはどうしたらいいか、という議論になりました。具体的にはこれを実現していく上では、計画という仮説立案から、予実管理という仮説検証まで、ユーザーのライフサイクルをプロダクト上で完結してもらえるような体験を創出する必要がある。これは当初の方針とはブレていませんでした。
そして開発においての課題。端的に言うと、「2022年リリースのプロダクト(以下、ProfinanSS)」の拡張でできるのか、それともゼロから作り直すか、でした。
結果、「ゼロから作り直す」ことを意思決定しました。
ProfinanSSは外部開発パートナーの協力を得て開発をしてきました。
このあとの予実管理を考えたとき、外部データの連携等見据えるとどこかで作り直さなければならないことは、コードがかけない私でも分かっていました。あとは早いか、遅いか。
とはいえ、ProfinanSS自体、いろいろな想い、労力、投資が詰まっています。そこまで一緒に頑張ってくれたメンバーにも申し訳ない気持ちもありました。しかし、さらに踏み出すためには、必要な決断だと考えました。前のnoteでも書きましたが、ProfinanSSまでに3回作り直しています。そこからの「もう一度!」です。
*ということで、僕が読み続けているライトノベルにあやかった、noteタイトルでございます。

プロダクト名も

ビジョン・ミッションを再定義した。
プロダクトもゼロから作り直すことになった。
では、プロダクト名も新しくしよう、ということで考え直しました。
「ProfinanSS」は、
Projected Financials with Strategic Simulation
(戦略シミュレーションによる予測財務諸表)
ということで10年前につけた名前です。
読み方は社名と一緒で「プロフィナンス」。
ただ…間違われやすいんですよね爆
「プロ…ファイナンス?」、「プロフィナンスエスエス?」
確かに言いにくいな…と。
もちろん、自分でつけた名前ですから愛着はありますが、全方位でエゴをもっても仕方がありません。もともと名前は変えようと思っていたので、いいタイミングだ、とも思いました。
個人的にはミッション、ビジョンの再定義と同じぐらい学びがありました。
ミッション・ビジョンから色々ブレストしつつ、できれば一般的な名詞や動詞ではない、造語にしたい。
かなり時間をかけて検討して、最後に残ったのは
Vividir、Redirer、Urdir

この中で 一番ミッションを体現していそうな
Vivid (鮮やかな)+ Direction (道)
=Vividir
となりました。
ちなみにロゴデザインも森勝さんです。

【こぼれ話】
いわゆるロゴを考えていく上でいいやすさとか背景とか色々試行錯誤をする中で森勝さんに教えてもらって一番印象に残っているのは、
「タイピングしやすいか」
でした。素人の僕でも「発音しやすいかどうか」とかは思いつきますが、たしかにタイピングしやすいか…大事ですね。

苦しい日々

とはいえ、このあたり同時並行でヒリヒリする毎日でした。
ある程度、ProfinanSSで軌道に載せようと考えていたものの、一旦再構築を決めたがゆえに、もう一度"伏せる"必要があります。
しかし、資金調達の目処がたっているわけでもありません。

そんな状況でヒリヒリしている中、
「まぁ、なんとかなるっしょ!」
と信じ続け、時には
「え、木村さんがなんとかするんでしょ?」
と食い気味に叱咤激励をしてくれる森勝さんとなんとか乗り越えてくることができました。
加えて株主の皆様も、最後まで見捨てず応援してくださったのが大きいです。


Vividirをゼロから

森勝さんの手によって、素早くモックが出来上がり、開発もスタート。
デザイン、フロントエンド開発、サーバーサイド開発を全て森勝さんが行い、僕がドメインエキスパートとして頑張りました。
特に新しい予実管理部分については取締役である宮田さんのアドバイスもふんだんに。
事前にモックベースで営業を行い、好感触を得ていたこともあって、8月以降は開発が加速し、日々新しいプロダクトが出来ていきます。

初期営業に使っていたモック

新しい機能が追加・実装される度に動かしては、オフィスでニヤニヤする日々でした。

計算とかで動き出すとニヤニヤがとまらなかった


僕は目の前の金策でセミナー講師やらコンサルで物理的に死にかけていましたが、このプロダクトの進捗が癒やしであったと言っても過言ではありません。
自社プロダクトをさわってニヤニヤできるって最高じゃないですか?


EA版リリースへ

そして今回。想いを新たに、新プロダクト Vividirのアーリーアクセス版(EA版)のリリースに至りました。

創業して以来、「計画作成から予実管理まで一貫して回せるプロダクトを作りたい、ていうか自分が欲しい」という想いでやってきました。
以前、記した通り、前職では国内外でCFOとして経営に携わっていました。そのころ、計画を作って、毎月予実管理を回すことの大変さ、いや素直にいうと、面倒臭さを嫌というほど実感していました。
Excelは得意だし、嫌いじゃないけど、その取りまとめが僕の価値やないねん…と想いながら、Excelと格闘せざるを得ない毎日は今考えてもLv99でスライムを倒し続けるかんじでした(失礼、ちょっと盛りました笑)。
特に最後は事業再生だったので、毎週計画の修正を作っていく感じでした。このあたりでExcelの限界を感じてくるんですね。

そんな自分がした苦労を原点に、計画から予実まで一気通貫にまわしていくプロダクトとしてVividirが産声をあげました。


これから

前回のnoteではお茶を濁しましたが、今回はもう少し書いてもいいかなと思っています。

予と実

事業計画と予実管理、この2つをどちらが主なのか、というポイントでいうと、私自身は「事業計画が主」と言うスタンスとなります。
いつもこれだけはお伝えしているのですが、予実管理とはなんのためにあるのか?ということです。
予実管理の目的は、「明日の計画をより良くするため」です。
そもそも予実管理は、「予(予算・計画)」がなければ成り立ちません。
だからこそ、軸になるのは「予」と個人的には考えています。
もちろん、こういう話をすると、「実行が一番大事」という話をされますが、それは当然です。
PDCAという使い古されたフレームワークがありますが、PDCAで一番大切なのは紛れもなく「D」なのです。
僕のバックグラウンドである品質管理の重鎮、狩野先生が20年程前日本の大手企業にこの問いかけをされていました。PもCもAもDをより良くするために存在するのです。
そしてD(実行)のインプットこそがP(計画)です。だからこそ、このPをより良くするためにCとAにあたる予実管理があるわけです。
使い古した言い方ですが、「PDCAを回す」というのは存外難しい。なんとなく流れ作業として、Pして、Dして、Cして、Aして、またPする…というのでは上手く回していない。DのためのPであって、またPをよくするためにCとAがある。もっと立体的なPDCAを考えていきたいですね。

動的経営

今回、プロダクトと同時に「動的経営」というコンセプトを発信しました。
2022年に入って以降、米国に端を発する株式市場、特に新興IT銘柄の株価低迷もあり、「スタートアップ冬の時代が到来」と言われるようになりました。
「冬の時代」といいますが、それは「資金調達」という手段においてであって、スタートアップが解決したい課題、世の中に出したい価値は本質的には変わりません
だからこそ、追求するべき価値をぶらさず、環境変化を前提として、成長の歩みを進めなければならない。
大切なことはぶらさないまま、環境変化への迅速な適応、そのための経営革新を日々行うことができるか
経営戦略論では、「ダイナミック・ケイパビリティ」という分野で研究が進んでいるようですね。またその財務的な表出として、アジャイル財務や、「Beyond Budgeting」(日本では「脱予算経営」と訳されていますが、脱じゃねぇだろ、と個人的には思っています)も一つのテーマとして語られています。
スタートアップでは「リーン」といった方がいいかもしれません(それぞれ微妙にコンセプトはちがいますが)。

とはいえ、言うは易しでこういうことをやろうとすると、めちゃくちゃ大変なわけです。
毎日、前日の実績値を引っ張り出して、計画と照合して、どこの変数がずれているか見て、数式組み直して…
やってる方もいるし、やらなくちゃいけないことはわかっているけど、「できるヒト」「やり続けられるヒト」ってそうそう多くない。

従来、緻密に数字でやっていくと、相応の工数もかかるし、かつ意識も持っていかれます。だから、識者は「数字管理が行き過ぎるとイノベーションがおきない」ということを仰ったりもします。
数値に基づいた経営を「強いる」からダメなんだと個人的には思います。数字はあくまで手段。だからこそ、その手段の部分は楽していいじゃない。
その上で、数字を自在に扱えて、「思考」に皆さんのリソースを使って欲しい。

使って楽しいこと

開発責任者である森勝さんと共通に思っているのが、その手段の部分、楽するだけじゃなくて、「楽しい」も大事だと思っています。
前回のnoteでも書いた通り、経営自体がとても属人的でクリエイティブな領域です。
事業計画もクリエイティブ。
それを良くしていく予実管理の過程もクリエイティブ。

僕らはつい「効率化」とか「効率的かどうか」とかを考えてしまう。
そもそも、世の中に新しい価値を届ける一連の行為である事業経営自体はとても楽しいはず。クリエイティブなはず。
繰り返しになりますが、僕たちが目指すのは「効率化」の先の
高度化思考拡張」です。

思考拡張だからこそ、終わりのないプロダクト

そう、使ってくれるユーザーが「思考拡張」をするってことはどういうことか。
うちのプロダクトは「永遠に100点にならない」プロダクトです。
SaaSプロダクトでよく言われる話ですが、その次元の話ではないです。
永遠に100点になってはいけない」プロダクトと言う方が正しいかもしれません。
頑張って高みを目指して、プロダクトをリリース、新機能を実装したとしましょう。
それを使ってくださるユーザーは何を思うか。
新しいプロダクト、新機能を触ることで思考が刺激される。
昨日までは、「●●が欲しい」といっていた。
しかし、いざ●●が実装され、使われた瞬間に、
「あれ、これができるなら◆◆もできるようにしたいなぁ」になる。
多分、それが僕たちのプロダクトのあるべき姿なんだと思います。
逆に(料金の話はさておき)「これで満足!」と言われたら、ユーザーの思考がそれ以上拡張されないという意味では失敗です。
ユーザーである経営者の思考を刺激し、常に「あんなこといいな」「できたらいいな」と言われ続ける運命にあるプロダクトではあると思います。
「これで十分」ということは、ユーザーである経営者の思考を拡張できていないことになります。
近い将来、例えば企業価値を仮想通貨ベースで算出しなくてはならないとか、仮想通貨ベースで作った事業計画と円やドルの通常の通貨ベースで作った事業計画を束ねて経営計画を作らないといけないとか出てきますよね。
ユーザーと僕たちで、プロダクトを通じて経営についての解像度を高め合い続ける関係が理想です。

ちょっと未来の話

実は…詳細書いていましたが、どうオブラートに包んでも戦略が丸見えなので、一旦削除して(わりかしチキンです)、ちょっとゆるふわな内容になることをお詫びいたします。
とはいえ、以下に書いていることは、真実ではあります。

① 思い描いたことについて道筋を指し示してくれるプロダクト
ビジョン、ミッションにも示している部分ではありますが、何か思い立ったときにこのプロダクトを触ると、どんどん「事業解像度が上がっていく」というプロダクトにしたいです。
その中で「自分で考えなければならないこと」と「知っていれば済むこと」を分けて、後者は全てプロダクト内で完結できる状態が望ましい。ある意味、当社のプロダクトの競合はビジネス書、とも言えたりします。

② 「もっと早く知っておきたかった」はVividirだけで
上にも繋がりますが、経営をしていると、「もっと早く知りたかった…」ということの連続です。Vividirを使うと、
「こういう成長をするためには●●というマーケティング手法があっていくらかかりそう」
「これくらいのステージで人員がこれくらい増えてくると求人媒体はこれ使うのがよさそう。それにはいくらかかる」
「これくらいの人数になったら、オフィスはこれくらい必要で家賃はいくら、敷金はいくら」
とかがシミュレーションしていたらわかる世界。
もちろん指し示すのは相場であったり平均値かもしれません。
そこから工夫して安く済ませるか、もしくはそれはよしとして資金調達して投下していくか。
経営者・経営陣はある意味万能でなくてはならない部分はありますが、万能じゃない(多くの方は一つのことに尖っている)。
けど将来を見据えることができたら手は打てますよね。日々連続する、経営者の「もっと早く知っておきたかった」と「Vividirをもっと早く知っておきたかった(他は全部Vividirが教えてくれる)」に集約したい。

あぁ、一周回って気づきますが、やっぱり僕は、「僕が欲しいもの」を追い求めているんですね。


最後に

僕が諦めたら

この1年ですら、平坦ではありませんでした。
膝が折れることが多かったのは言うまでもありません。
お客様やメンバーの前ではスイッチが入るので笑顔でいようとしていましたが、一人のときは…という感じです。

状況をご存知のビジネス上の知人があるとき、僕にこう言いました。
「木村さん、その状況でよく諦めませんね」
感心してくれていたのか、皮肉だったのか…
いい人なのでおそらく前者ではありますが、私は無意識にこう答えていました。
「僕が諦めたら、日本の失われた30年が40年、50年になる。けど諦めなければ失われた30年を取り戻すことができる。
… そういう気持ちで頑張ってます!」
無意識で答えたものの、よくそんな大きなこと我ながら言えるなぁと後から気恥ずかしくなりましたが、それくらいの気持ちだから頑張れるんだと思います。

経営そのものを変えませんか?

やっぱり暑苦しくなりました苦笑
説明がくどかったかもしれませんが、僕たちのVividirというプロダクトには、「新しい経営のあり方」を体現するポテンシャルがあると考えています。
ただ、「新しい経営のあり方」自体は、一人の天才経営者から生まれるものではないと考えています。
僕らは、これから、僕ら自身もそうですが、ユーザーの皆様と一緒に「新しい経営のあり方」をプロダクトを通じて考えていくんです。
そんな挑戦的で、冒険的な事業です。

もしまだご自身で起業していないようであれば、
あなたの心を燃やし、あなたを起業に駆り立てる出合いがあるまで、
一緒に冒険してみませんか?

採用情報



前回結構書ききったなぁと思っていたのですが、徒然なるままに書いてしまった、と反省しております。
実はもうちょっと長かったのですが、今回はこれくらいにおさめておきたい!ということで締めさせていただきました。


2023年1月
木村 義弘





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