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Z世代のSNSによる消費行動に関する意識調査

Z世代ターゲットの場合どのSNSが良いのだろうかと考える良い材料になると思います。すべてのSNSをやる事が本来良いのだと思いますが、なんと言ってもそこまで時間がない。特に中小企業は掛け持ち業務で大忙しだろう。

この調査の中で私が特に注目をした内容は..

男性、女性の消費行動ジャーニーマップです。

男性は女性に比べ、依然としてTVCMでの商品との出会いや、検索エンジンでの検索行動がされており、従来の広告訴求が届きやすい消費行動をとっていることが明らかになりました。今回の調査では、男性の50%近くが広告を参考に商品購入経験があることが分かりました。グループインタビューでも「動画配信サービスは広告が飛ばせないので見てしまう。その広告で気になれば最後まで見ることもあるし、どんな商品か検索することもある。Instagramのストーリーズ広告も惹きつけられれば見てしまう。実際に成分が良いと書いてあった化粧水を買った。(男子大学生)」、「いつも参考にしているインフルエンサーが時計のプロモーション案件の動画を投稿しているのを見て購入した。公式HPでは詳しいデザインやコンセプト、口コミはAmazonと動画、友達の意見を参考にした。Instagramではハッシュタグ検索をして、どんなファッションと組み合わせられるかを確認した。失敗したくないので、事前によく検索することが多い。(男子大生)」という声が見られました。『SHIBUYA109 lab.調べ』

一方、女性の消費行動は、よりSNSによる情報収集が活発だと言えます。商品購入前のSNSによる情報収集にも積極的です。Instagramのおすすめ欄や、近年はTikTokで新しい商品に出会うようです。グループインタビューでは、「欲しい商品が決まっている場合はInstagramのハッシュタグ検索をして、口コミや詳細情報を確認して保存している。まだ欲しい商品が具体的に決まっていない場合は、 TikTokで「○○ おすすめ」等で検索し、情報収集している。(女子大生)」と言った声が聞かれました。女性は求める情報を得るのに適した検索場所と検索ワードを把握しており、男性よりも情報検索スキルが高い傾向にあります。
オンラインショッピングに関しても、「洋服を買うサイトでは、モデルの身長や体重が記載されているところで買う(女子大生)」など、購入する内容に合わせて購入サイトを使い分けていることが分かります。
購入場所についても男女の違いがあり、女性の方が男性より実店舗で買うと回答した割合が高い結果となりました。「事前にSNSや通販サイトで欲しい商品をある程度絞り、店舗に行って欲しい商品の実物を確認してから購入する。店舗は友達と遊ぶ時に一緒に行くことも多く、友達とも相談しながら買い物を楽しむ。(女子大生)」といった声が聞かれ、店舗では情報収集だけでなく友達とのショッピングも楽しんでいるようです。
『SHIBUYA109 lab.調べ』

自社の商品、サービスが男性向けか女性向けか。
SNSのどの層にどのようにPRしコミュニケーションを取っていくか。
社内で検討するのが良いのではないでしょうか。
SNSはホームページではありません。コミュニケーションツールなので会話しながら御社のファンを作っていく事がとっても重要だと思います。
少し踏み込んでUGCを生成できる投稿内容を考えるのがLTV獲得につながっていく事でしょう。女性向けの商品やサービスはInstagramが圧倒的な感じですが、競合相手も多いので発見タブに載せていく工夫が必要かなと思います。約6割の方がインフルエンサーが紹介した商品を購入した事があるというのが見逃せない。

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