マガジンのカバー画像

ボクシング日記

15
死ぬほど逃げたく、精神不安定だったボクシング人生。 長尾儀弘のボクシングで失ったもの、得たものとは
運営しているクリエイター

#挑戦

12話-スピードスター

12話-スピードスター

出会ったというか、前から出会っていたかな。

加藤さんという方だ。

この方は全日本実業団バンタム級優勝者だ。

もっともっと強くなりたいという気持ちが、今自分に必要なものにフォーカスしてくれる。

ワンバランスボクシングジムでも話した引き寄せの法則だ。

人間の脳は興味のあることと欲しいものにフォーカスが向く。

加藤さんはやたらとスピードが早いのだ。

僕の確か7歳年上ぐらいだったと思う。

もっとみる
9話-なんで病〜誰でも出来ることをただしてきただけ

9話-なんで病〜誰でも出来ることをただしてきただけ

初のインターハイに向けて、中国大会に挑む前と同様に毎日練習した。

学校、バイト、ジムの繰り返しだ。

家に帰ってからもボクシングノートは必須で書いていた。

その時に思った。

俺は勉強できねーし、ろくにノートを書いたことないのに、

何でボクシングノートを書いてるんだ?

その時に気がついた。

俺はなぜそれをするのかの目的がわからないとしたくないのだ。

勉強もそうだった。

何で勉強しない

もっとみる
7話-渾身のボディーアッパー〜誰でも出来ることをしてきただけ

7話-渾身のボディーアッパー〜誰でも出来ることをしてきただけ

初めての試合の相手は想像を絶するぐらい強かった。

でも自分より強い=負けるというのは違うでしょう

諦めの悪い俺は簡単には諦めない笑

渾身のボディアッパー打って

相手に

ガチーーーーーーーンと当たった!

フルパワーパンチで悶絶をイメージしたら

相手はこんなにフツーの顔をしていた笑

まったく効いていなかったのだ笑笑

そのあとも何食わん顔で、長尾はボコボコにされた笑

そして俺は2ラウ

もっとみる
6話-ライオンと戦うわけじゃねーんだからビビってんじゃねーよ。 〜凡人がカタチになるまで

6話-ライオンと戦うわけじゃねーんだからビビってんじゃねーよ。 〜凡人がカタチになるまで

ここで登場人物をおさらいしておこう。
というかこれから出てくる方も一緒に書こう

さとる16歳からボクシングを一緒に始める。
高校には行っていない。ペンキ屋で働く。
小学校からいつも一緒。顔はイケメン。俺と一緒でビックリするぐらい勉強できない。
さとるは解答用紙の枠に絵を書いて先生に叱られてた。英語のテストは全部答えを筆記体で書くさとる。めちゃくちゃ綺麗な筆記体で全問不正解。生活環境は俺と一緒であ

もっとみる