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リモートワーク時代の部下との付き合い方|部下のモチベーションをあげる6つのポイント

リモートワークで部下のモチベーションをあげる6つのポイント

コロナ渦の影響で、多くの企業がリモートワークを始め、今は緊急対処から常態になりつつあります。まさにオンラインでのマネジメントが上司に必須のスキルとなってきました。
リモートワークでは、今までオフィスで行っていた対面でのコミュニケーションが少なくなり部下の管理が難しくなってきました。特に、タイムマネジメント(時間管理)、タスクマネジメント(業務の進捗管理)やメンタルケア(心のサポート)の3つの管理を部下一人ひとりが自分自身でやらなくてはなりません。

そこで、部下が自立できるようにモチベーションをあげながら、3つの管理を部下自身でできるようにする6つのポイントを紹介します。

1. 上司は現状を受け止め安心安全な場をつくる
2. 朝礼と夕礼を効果的に実施する。全員の意識を揃える
3. 仕事の締め切りを設け部下に緊張感を持たせる
4. 部下と言葉のキャッチボールをする
5. 不定期なコンタクトで部下に緊張感とブレイクタイムを与える
6. 部下の1日をリセットする

今回は、1つ目の『上司は現状を受け止めて安心安全な場をつくる』です。(その1)


・上司のイライラは部下にとっての不安
リモートワークがはじまり、オンラインの画面を見ながら「自分の言いたいことが伝わらない。部下が思ったように動いてくれない」と上司のあなたは、イライラしていませんか。


慣れないリモートワークを始めたばかりの頃は、上手くいかないことばかりでイライラします。しかし、現状を嘆いても部下を責めても、部下は動いてくれません。上司の仕事は目的・目標を達成するために部下を動かすことです。
上司のイライラは、部下にとって不安そのものです。自分が責められるのではないかという不安を持っていると、部下は仕事に集中できません。まず、部下が思ったように動いてくれない現状を受け止めてイライラをなくしましょう。

そして「部下を取り巻く環境がどうなっているか」「部下の心の状態がどうなっているか」をよく観察して、上手くいってないことを一つ一つ解決していきましょう。部下は安心して仕事に集中することができます。

・「わからない」「できない」の不安をなくす
もしかしたら、パソコンの操作がわからないのかもしれません。
これは、ペットボトルの水を飲もうとしても飲めない幼い子供のようなものです。

「ペットボトルの水を飲みなさい」と言っただけで、幼子は水を飲めるでしょうか。「ペットボトルを左手に持つ」「右手でキャップをはずす」「飲み口を口に入れる」この一つ一つの動作を教えてあげなければ、水を飲めないでしょう。

これと同じようなことが部下にも起きているかもしれません。おまけに上司がイライラしていると、部下は今質問したら怒られると思って質問できないこともあります。部下が安心して質問できるように、わからないことを笑顔でゆっくり丁寧に説明してあげましょう。説明しているところを録画して、部下に動画を観ながら勉強させることも有効です。

次回に続けます。お楽しみに!(^o^)v

拙著『部下が変わる本当の叱り方』明日香出版社
P280リモートワークで部下を動かす7つのポイントを引用しています。

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