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新しいポジションで大切なこと!Vol.3| 組織の成功循環モデルを回せ!思考の質を高める方法

メンバーの思考の質を高める方法

前回は、リーダーがメンバーとの違いを知り、それを受け止め、
相互理解、相互信頼と関係の質を高める方法をお伝えしました。
メンバーに関心を持って信頼関係が築けているでしょうか。

今回は、メンバーの思考の質を高めるために
結果を出すリーダーがやっていることをお伝えします。

思考の質が高い状態とは、仕事を他人ごとではなく自分ごととして捉え
より良くするためのアイデアが浮かんでくる状態を言います。
こんな思考の質の高い状態にするために、リーダーは何をしているのでしょうか。

組織の成功循環モデル

それは、リーダーがチームのゴールを掲げることです。
チームとして、どんな結果を出したいのか。
どんなやり方をするのか。

結果を出すことに、どんな意義があるのか。
チームのメンバーに示すことです。

例えば、私の場合は建設業なので、
『この建物を来年の3月までに完成させよう!
利益は1千万円、働きやすい職場で事故を無くし、
お客様が心から“ありがとう”と言って貰える建物をつくろう!』です。

リーダーがゴールという旗を掲げれば、メンバーはその旗を目指そうとします。
メンバー全員で持てる力を発揮しながら、お客様もスタッフも全員が喜べる建物をつくっていくイメージが浮かんできます。

ゴールの旗を掲げる2

さらに結果を出すリーダーは、チームのゴールを達成することで、
メンバー一人ひとりにどんな風になりたいのか、
どんなものを手に入れたいのか問い掛けます。

メンバーは、「こんな風になりたいです!」
「こんなことが出来るようになりたいです!」
と自分の成長ゴールを話し出します。

リーダーが、「そうか、君はそんな風になりたいのか!」
「それができるようになりたいんだね!」
とメンバーの思いを受け止め共感すると、

メンバーは、自分の成長ゴールを分かって貰えて嬉しくなります。
これからやる仕事が自分の成長へつながることを理解できます。

だからこそ、メンバーは、仕事への意義を感じ、
仕事を自分ごととして捉え、どうやってこの仕事をやっていこうか考え
もっと良いアイデアが閃いていくのです。

このとき、メンバーの思考の質が高まっていく瞬間です。
メンバーの思考能力が100倍になります。(笑)

さて、今回の質問です!

「メンバーの思考の質をあげるために、どんなゴールを掲げますか?」

次回に続きます。お楽しみに!!

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