見出し画像

さいこうファームのコラボイベントの裏で繰り広げられていたストーリー

今日は料理教室とパン屋さんでの野菜販売の2つのイベントだ。

いつもより早く起きて、ベッドを抜け出し、キッチンへ。幸枝さんからの指令のもと、USBを握りしめコンビニに向かう。今日のイベントで使用するチラシとポップの印刷だ。

昨晩、僕が作ったチラシのラフは、幸枝さんの手直しで、まるで蝶が幼虫から変態するかのごとく変わってしまっている。ただ、そんなことはどうでもいいのだ。

印刷を済ませ、三人分のご飯を購入し家に戻る。

つむぎはまだ目を覚ましていない。幸枝さんだけそっと起こし、今度は選果場所がある倉庫に向かう。野菜販売の準備だ。一つ一つに値札をつけていく。

終わって戻ると、つむぎの元気な声。もう起きてしまったようだ。早速外に行きたがるつむぎ、あとのことは幸枝さんに任せて僕が朝のお散歩に同行。今日はアンパンマン三輪車に乗ってパトロール。

画像1

ひとしきり辺りを探索し、町の平和確認したアンパンマンことつむぱんまん。ようやく家に戻る。

もうパン屋に野菜を運ぶ時間だ。

僕は野菜を積んだ軽トラ、幸枝さんとつむぎが乗用車に乗ってパン屋に向かう。野菜をお店に運び込む。なかなかお店に入ってこない二人。どうやらつむぎが車を降りたがらないらしい。

様子を見に行く。

「くるまぶるんぶるんしてぇ!だぁでぃい!!」

おっと、つむぎがかなり機嫌が悪い。蕁麻疹が出て以来、つむぎのイヤイヤ度がかなり高くなっている。仕方ないので僕がつむぎを連れてドライブ、幸枝さんがパン屋で商品の陳列を担当することになった。

こうして慌ただしく始まった、パン屋での販売と料理教室。どちらも幸枝さんが持ち前の機転と愛嬌で成功に導いたのだった。僕らのことを知ってもらえた上に、野菜も買ってもらえてよかったよかった!


画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13


そして、その裏で行われていたアナザーストリー。つむぎを乗せて走り出した車。
「おおきいこうえん!」
「ウッディパーク行くか?みどりの村行くか?」
どこかに連れて行くにしてもなんとか町内でおさめて、イベントの様子を観に行きたい僕。
「ちがぁあう。あばしりぃ!!」
断固網走行きにを要求するつむぎ。そして、父はいろいろなことを諦める。
「分かった、分かった。じゃあ網走行くか?」
「いく!!」

イベントの様子が気になるも、この状態のつむぎを連れて行くわけにもいかず。渋々北に向かって車を走らせる。

いつもの冒険の森に到着。これまでは目もくれなかった、巨大なネットの遊具におもむろに挑戦し始めるつむぎ。そこは二歳児の身体ではどうやったって進めないよ!というところにも問答無用で突き進む。全く身の丈に合わない息子の挑戦をサポートするためにあちこち走り回る僕。それを見かねたのか双子の女の子がサポートしてくれる。

「そこは小さい子はむずかしいよ!」
「いく!!だぁでぃい」
「うーん、じゃあ、お姉ちゃんが手伝ってあげる」

お姉ちゃんに手を握って手伝ってもらって、いろんな関門を突破していくつむぎ。嬉しそうだ。
「ほら、つむ、ありがとしたら?」
「うん、ありがと」
笑顔で応えてくれるお姉ちゃんたち。いい子たちがいてくれて助かった。

画像2

画像3

画像4

思う存分、冒険の森で冒険を楽しんだつむぎ。
「そろそろ、まっくいこうか?」
彼の中で網走とマックは切っても切り離せない関係になってしまったようだ。

画像5

画像6

網走のマックに向かい、パーク&ゴーでハッピーセットを受け取る。
「今日はだでぃしかいないから、手伝えないからね。何から食べる?」
「ぽてと!じゅーす!はんばーがー!」
ハッピーセット完全体を要求する息子。試しにおいてみると、器用に一人で食べている。二歳児でこの姿、どうなのか?と思うが、静かに食べてくれているから助かる。

画像7

車は美幌に向かう。そろそろ料理教室が終わった頃だ。中間地点の女満別の辺りで、ハンバーガーを食べながら眠りに突くつむぎ。ようやく戦いが終わりホッとする僕。

車は静かに料理教室が開催されているまちの電気屋さんに到着。そぉっと、車から抱き上げようとする僕。

パチッ

目を開けるつむぎ。そして戦いはまだまだ続くのでした・・・。

この記事が参加している募集

#子どもの成長記録

31,384件

サポートとは「投げ銭」の意味です。 サポートにて100円でも200円でも頂けるとやる気に繋がります!皆様のサポートありがとうございます!!