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自粛マウントを取りたがる主婦たち。”私のほうが自粛しています!”

日々感染者数が増える新型コロナウイルス。
政府からは緊急事態宣言が発令され、日本中が自粛を要請されている。
そんな中、一部の主婦たちの間で【自粛マウンティング】が繰り広げられているらしい。
一体なぜ自粛マウントを取りたがるのだろうか。

「私はこんなに頑張っているのに!」相手の行動が許せない

自粛生活、決して楽なものではない。
今まで不自由なく過ごせていた生活を制限されるので、誰もがストレスを抱えている。
それに追い打ちをかけるように、連日ニュースやワイドショーでは「新型コロナウイルスが~」「感染者数が100人以上」といったネガティブな情報ばかり。
事実であるため受け入れなくてはいけないのは、誰もが分かっていること。
でもそれよりもストレスが勝ってしまう人は少なくない。
だからこそ、自分の合格ラインにいない自粛生活を送っている人が許せないのだろう。

「あなたは私の中で自粛できていない!」そうストレートに伝える人は少ない。
だから遠回しに伝えることの出来るマウンティングが増えてきているのだ。

「ご主人、まだ電車通勤なんですか?我が家はリモートワークですよ。」
「食材はネットスーパーじゃないんですか!?スーパーは人が多いのに。」
「子どもがマスク付けたがらない!?うちは嫌がらずにつけますけど。」
「子どもと公園で遊んでいるの?今はステイホームよ!」
「家から一歩も出ません。だってコロナにかかるかもしれないから。」
「我が家には消毒液・マスク・うがい薬全て揃ってます。おたくは?」
この言葉を聞いて、あなたはどのような印象を受けただろうか。

誰にだって”できる範囲”というものがある。
リモートワークではできない仕事、小さい子供がいてやむを得ず公園へ行く、食材がネットスーパーでは賄いきれない・・・。
様々な条件がある中で、それぞれが最大限の自粛生活をしている。
それが理解できない主婦は想像以上に多いようだ。

自粛マウントに意味はあるのか

それぞれが頑張って乗り越えようとしている自粛生活。
それでマウントを取ることに意味は全くない。
結局、自分が他人よりも上でありたい、満たされない気持ちを自粛生活というフィールドで満たしたいというだけなのだ。

やっていることは非常に虚しい、しかしそれに気づけないのがマウンティング勢の痛いところ。
特に自粛生活でストレスが溜まっていることもあり、いつも以上に相手に攻撃的になってしまう人も多い。
だからといってその不満を他人で解消するのは非常に幼稚だ。

このようなことを自然とやってしまう人は、自分のものさしで物を見すぎな傾向にある。
全てが自分基準なのだ。
そのため、自分の考えとは異なる行動をする人を異様に否定する傾向がある。
「私のいうことが正しい!」キーキーとわめく。
きっと家族も窮屈な日々を送っているのではないだろうか。

今は一丸となることが求められている

新型コロナウイルスと戦う今、求められていることはマウンティングで相手を叩くのではなく、一丸となって自粛生活を頑張ることではないだろうか。
生活状況がそれぞれ異なるため、自粛生活も色々。
相手の生活背景を理解してあげることが大切なのだ。

もし、SNSや周りの人に自粛生活マウントをしていたら、今すぐにやめたほうが良い。
人を傷つけるだけで何も残らない。
そして、あなたの価値も想像以上に下がるだろう。

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