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【「モチベーション」3冊】「図解 モチベーション大百科」・「神モチベーション」・「モチベーション革命」

『読書革命: 人生が変わる100冊の本』という本を出版致しました!よろしければどうぞ!

 明日締め切りの資料作成、たまった食器の片づけ、日課にしたいジョギング。
 やるべきことが山積みなのに、どうしてもモチベーションが湧きません――。そんなときは、本の力を借りてみませんか?

 この記事では、「モチベーション本」の3冊をピックアップしました。
 この3冊を読めば、「すぐやる人」に近づけること間違いなしです!

図解 モチベーション大百科

 スムーズに行動開始するために

 人は、必要な手順が少ない活動を優先する傾向がありません。
 隙間時間にいつもSNSばかりチェックしてしまうのは、必要な手順がスマートフォンにタッチするだけだからです(うっ作者ブーメラン)。
 逆に、手順が増えると、行動スピードは落ちてしまう。
 従って、意図的に手順を増減させれば、習慣をつくりかえることもできるはずです。

何かに取り組みたい場合は、行動開始までの手順を減らそう

 例えば、何かに取り組みたい場合は、行動開始までの手順を減らそう。小学校で習った明日の用意をする。
 そうすれば、朝起きたとき服を着替えるという手順を一つ減らすことができ、実際にジョギングをする確率も高まる。

一方で、止めたいことや遠ざけたい物事に対しては、ステップ数を増やすことが対策になる。

 SNSによる時間の浪費をなんとかしたいなら、スマートフォンを鞄の奥など、取り出しづらい場所にしまおう。そうすれば、使用する頻度も減るに違いない。

時には手順をあえて増やすのも、人生においては大切なことである

 また、時には手順をあえて増やすのも、人生においては大切なことである。土鍋でごはんを炊いてみたり、ペンを取って手紙を書いてみたりすれば、心に豊かさや余裕がもたらされるだろう。

「神モチベーション」

「ギャップモチベーションとは、理想と現実の間の差を埋めようと「脳が勝手にやる気を出して」行動すること


 やる気=モチベーションには「ハイモチベーション」「アクティブモチベーション」「ギャップモチベーション」の3種類があります。
 超一流の人は「ギャップモチベーション」を実行している。

 「ギャップモチベーションとは、理想と現実の間の差を埋めようと「脳が勝手にやる気を出して」行動することです。
 未来の理想の姿を想像して、強い感情と一緒に記憶する「未来記憶」は、行動を促す原動力となります。
 理想とする行動を「いつも通り」に「設定」すると、やる気を全自動化させることが出来ます。

「モチベーション革命」

「乾けない世代」とは何か?

 今の30代以下と上の世代は全く異なる価値観で仕事をしてます。
 上の世代は、家、車、最新の家電商品などに対する飢餓感を埋めるため、欲望のままに働きました。
 「この国を作っているのは自分」という自負を持ち、国や会社の成長と自分の成長がイコールで結ばれていた。仕事での成功が、豊かな暮らしにつながる「乾いている」世代です。

 一方で、30代以下の世代は、「何もなかった時代」を知らず、すでに作り上げられた社会の上に立たされているため、埋めるべき空白がありません。
 だから、何かが欲しいと「乾けない」。
 「ないものを勝ち得るために我慢する」という心理や、上の世代で重要視される「達成」にこだわることへのアンバランスさも感じています。

「乾いている」世代が、「国」や「社会」という大きな枠で動いていたのに対し、「乾けない」世代は、「家庭」「友人」「自分」という小さくて身近な枠の幸せが動機に繋がるのです。

世代によって異なるモチベーションの源に関する洞察の本

 本書はモチベーションを上げるテクニックを紹介するノウハウ本ではないです。
 世代によって異なるモチベーションの源に関する洞察、他の方の違いやその希少性こそが価値になること、さらにはその価値を高めるための生き方について、本質的な理解を促そうという意欲作です。

 時代の変化とともに変わってきた「モチベーション」に注目し、その全貌を把握するために書かれた本書は、上の世代と若者のモチベーションの違いを捉え、マネジメントする側の経営層にとって、不可欠な視点を与えてくれるでしょう。