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障がい者雇用の面接について考える③

前回、前々回と面接の記事を書いてきましたが、今回は具体的な内容に入ります。
前の記事が気になる方は下記の記事参照のほどお願いいたします。


面接の内容に具体的に考えて行く

大まかに書くと下記の項目がそれに相当します。

  1. 自己紹介

  2. 職歴

  3. 志望理由

  4. 障害特性と配慮事項

  5. 得意なこと、苦手なこと

  6. 質疑応答

上記を踏まえて進めていきます。

1.自己紹介について

自己紹介ですが、やっぱり前の記事で書いたように1分以内で答えられるようにまとめましょう。
だらだら言っていると面接官が飽きてしまいます。

言わな良ければいけない内容を下記にまとめてみました。

自己紹介のいう項目をまとめる。

まず、挨拶をしてください。
「○○と申します。」

次に、簡単な経歴を言います。経歴についてですが、詳しく話したい気持ちもありますが、履歴書を提出していますし、職務経歴書を提出しているのであれば尚更面接官は読み込んでいると思われます。
そのため、書面で書いてあることは読み込んでいると思われます。そのため、簡単でいいのかと思います。

あくまで概要のみとし、そこから面接官が聞きたいことがあると思われますのでそれを待ちましょう。

次に、自己PRを入れましょう。それも詳しくは語らず簡単に答えます。

「○○と○○が得意です」

この程度でいいと思います。

最後に締めの言葉に「本日は宜しくお願い致します。」と締めればよいと思います。

2.職歴について

ここも簡潔にまとめ、仕事の内容を述べられるようにします。特に職歴が長い方であれば特に重要となります。

下記については答えられるように準備しましょう。
職務経歴書があれば、そこから自分自身の棚卸をしていくと良いと思います。振り返りをし改めて自分がどのような仕事をしてきたのか考える良いきっかけとなりますので、埋められるところから埋めていきましょう。

想定される質問される内容

そんなことわからないと諦めないでください。

3.志望動機

志望動機について考えて行きます。

まず3つの要点を作成します。

①障害として考慮して欲しい事
  →要望や会社に留意してほしい事を言います。
  ※これは就労パスポートを活用し、自分に対して対策を立てましょう。

  就労パスポートにおいては下記記事参照をお願いいたします。

②それ以外は一般と同等に働きたいことをアピールしましょう
  →要望以外は心配ないよ、大丈夫ですとアピールすることが重要です。

③会社の就労条件と職務経歴書から関連性を言ってください。
  →仕事の内容と職務経歴書の関連が難しいと思っても、今までの経験や    
   就労移行支援で学んだことなどを結び付けてください

①~③を順序を③→①→②とか①→②→③で並べて言っていきましょうそうすると志望動機になります。

特に③は各社の面接の会社に合わせて考えて聞けばよいです。それに①と②を組み合わせれば志望動機が完成できます。

4.障害特性と配慮事項

障害特性と配慮事項についてですが、主に聞かれることを下記に表にまとめました。参照のほどお願いします。

障害特性と配慮事項

これも面接で重要です。

障がい名や手帳取得時期・発症期間において履歴書や障害特性について事前に聞かれることが多いです。
重要度については低いですが言えるようにしましょう。

下記4項目は重要です。就労パスポートにてまとめていると思われるので、それを転記して考えて行きましょう。

  • 症状の発生理由

  • 現在の体調

  • 予兆の把握

  • それに対する対策

予兆の把握と対策は今後仕事をする上で重要なファクターになっております。それは、仕事上において常に上司が管理するわけでないからです。
なので自分がどういう予兆があるかどうか判断でき、それに対しどう自分自身で対策できるのか手段をえていることが重要になります。

もしそれが出来ない場合はまだ働ける状態ではないと私は考えております。

5.得意なこと、苦手なこと

①得意なこと

今までやってきたことで得意なこと、自信があることを述べます。障がい者雇用を受ける人によっては、自己肯定感が低い傾向にあるので、今までやってきたを比較して、これが一番ましだったなという事を選択するのもありだと思います。
あと、実際にどのようにやったか言えると良いです。これはアピールに繋がります。
例えばExcelを使った事があるとして、実際にどんなことをやったか考えてみるか箇条書きでいいので付箋紙等に書いてみる。そこからまとめてみるのもいいかもしれません。

②苦手なこと

自分が苦手なことを述べるのですが、それに対して対策を立てられると良いです。苦手なのでダメですと言ってしまうと、面接官があきらめてしまうので、自分なりの対策を述べると、面接官としても対策を立てやすく、職場でどう敬えばいいのか検討することが出来ます。
このことは「4.障害特性と配慮事項の予兆と配慮事項」とつながることから、それを含めて話すと配慮におけるリアリティが増すため良いと思います。

6.質疑応答

質疑応答ですが、まず「特にありません」はNGだと思います。それは面接する会社に対して興味がないと捉えられてしまう可能性があります。

そのため、あらかじめ求人票やその会社のHPを確認し、どんな会社か把握することが大切です。特に求人がかかれているリクルート関連のページにおいては、具体的に書かれているので想像しやすいです。

何も思いつかない時には、無難な質問として下記があります。
「御社に入社できた場合、入社までにどんなことを勉強すればよいですか?」
これを聞いておけばとりあえず次第点となります。

最後に

各項目において濃い内容になってしまいましたが、一度、聞かれたと前提にして、声に出し、言葉にしていってみるのが良いかもしれません。
そうする事でどう答えられるのか自分自身客観的に理解できますし、対策をとることが出来ます。
少しでもお役に立てられればと思います。

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