吉田誠治

吉田誠治

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『ものがたりの家』英訳版がバチェルダー賞受賞

2020年に発行した著書『ものがたりの家』(パイ インターナショナル)の英訳版 『Houses with a Story』(Amulet books)が、米国で翻訳出版された児童書の中から傑出した作品に贈られるミルドレッド・L・バチェルダー賞を受賞しました! バチェルダー賞は、アメリカ図書館協会に属する児童図書館サービス協会が「その年に英語に翻訳され出版された最も優れた児童書」に授与する児童文学賞で、同協会のエグゼクティブプロデューサーであるミルドレッド・L・バチェルダーの

    • ブックサンタのコラボ企画向けイラストを描き下ろしました

      pixiv小説チャリティー企画~ブックサンタ2023~ のメインビジュアルを担当しました。これはブックサンタとpixiv小説のコラボ企画で、昨年に続き2回目の開催だそうです。クリスマスをテーマにした小説などを「ブックサンタ2023」のタグを付けてpixivに投稿すると、作品数×500円がNPO法人チャリティーサンタに寄付されます。詳細は pixiv小説子どもチャリティー企画~ブックサンタ2023~ をご覧ください。 ブックサンタとはそもそもブックサンタとは何かというと、全国

      • 書籍版『TIPS!』発売のおしらせ

        3年ぶりの新刊書籍『TIPS! 絵が描きたくなるヒント集』が2023年10月20日に無事発売されました。1万部以上を販売した同人誌『TIPS!』の内容に100ページ以上の描き下ろしを加えた、ボリュームたっぷりのお絵描きヒント集になりました。 本書はイラスト技法書ではあるのですが、技法を体系的に紹介している本ではありません。知っておくと楽になるヒントや、プロでも知らないようなマニアックなトリビア、日々のお絵かきに役立つちょっとしたコツなどを集めています。ですから、技法書ではあ

        • 宮古島の井戸に圧倒される

          この8月に、初めて宮古島に行ってきました。もちろん海や食事も目的ではあったのですが、宮古島に行くなら外せないと思っていた盛加井(むいがかー)に行けて、それも期待以上のスポットだったのでご紹介します。 盛加井は宮古島のあちこちに今でも残る洞井(うりがー)の一つで、上図のとおり自然にできた窪地(陥没ドリーネ)を利用して作られています。宮古島は平坦な島で川がなく、水源の確保は死活問題なだけに、この洞井はかなり古くから使われていたようで、いつからあるのかといった明確な資料は残されて

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          「令和妙心寺六景」展示と、京都(独断)紅葉案内

          「令和妙心寺六景」という企画に呼んでいただきまして、描いたイラストが他の5人のイラストレーターの作品とともに12月4日(日)まで展示してあります。会場は京都にある「妙心寺」で、僕が描いたモチーフは「国宝・⻩鐘調鐘」です。残り会期が短いのですが、紅葉観光の合間にぜひお立ち寄りいただけたら嬉しいです。 「⻩鐘調鐘(梵鐘)」は妙心寺にある国宝で、西暦698年に作られたと言われている日本最古の紀年銘鐘です。雅楽の六調子のひとつである「黄鐘調」の音に合うということで、「黄鐘調の鐘」と

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          本屋さんイチオシの100冊フェア

          読売KODOMO新聞の書評コーナーで取り上げた児童書を集めたブックフェア「本屋さんイチオシの100冊」が、全国約200書店で6月1日から始まります。昨年5月にご紹介いただいた僕の著書「ものがたりの家 -吉田誠治美術設定集-」もラインナップに加わっています。実は子供からの反応がとても良い本なのですが、普段は美術書のコーナーに置かれているので、今回のフェアで子供の目に止まる機会が増えたら嬉しいです。フェアの詳細については告知ページやPDFをご覧ください。 告知ページ:https

          本屋さんイチオシの100冊フェア