決断疲れと行動経済
1日のうちの決断回数とは
私たちは今の情報化時代、
言葉や食事や交通手段といった事柄だけで、
1日で平均20,000回以上も選択していると言われています。
こんな研究発表があります。
「車を1.7キロメートル(1マイル)運転するにつき、
200を超える決断をしている」
「人が普段生活する上で1日に使用する単語の数は、
無意識に取捨選択された約16,000語を数える」
「人間が食べるものや食べる場所といった、
食事に関する事柄だけで1日に2,267回の決断をしている」
かなり具体的な数字です。
その上で…
寝る・起きる・歩く・座ると言った、
体をどう動かすか?についての決断や、
自宅や会社等で行なっている決断まで全て含めると…
35,000回以上の決断回数を超えているそうです。
マーク・ザッカーバーグの名言
FacebookのCEOであるマークザッカーバーグ氏の名言があります。
「出来るだけ決断の数を少なくしたい!
朝食に何を食べるか?とか…
どんな服を着るか?とかいう小さい決断は、
エネルギーを消費する。」
とても効率的で効果的ですね…
元アメリカ大統領のバラク・オバマ氏についても、
グレーか青のスーツしか着なかったそうです。
そう言えば…そうですね!
新商品を発表する際のスティーブ・ジョブズ氏も…
分かりますよね?
決断疲れを極限まで減らそう!
彼らは「決断疲れが何を引き起こすのか」を知っているのです。
仕事のミスが全く減らない…とか、
アイデアが湧いてもどれがベストなのか選べない…とか、
資料の選択に時間がかかる…とか、
まわりに「あるある」いませんでしょうか?
決断疲れを極限まで減らすことが出来れば、
効率的に物事が進む確率が高まります。
これは知っておくと必ず役に立つ、
「物事の結果で高いパフォーマンスを発揮するための大きな理由」
と言う事なのです。
決断が速い人は仕事が出来る!
「決断が速い人は仕事が出来る」
こんな言葉を聞いた事がないでしょうか?
決断が速い人は行動も早いものです。
逆に「決断遅れは致命傷となる可能性が高い」
と言われています。
実は…決断が早いほど正しく出来ると言われています。
その理由は「直感力」が働くからです!
直感力は人間が経験して来た蓄積データの中から、
「過去の膨大なデータを一瞬で引き出します」
過去何十年もの膨大なデータと経験を、
一瞬の判断で集めます。
自分のチカラですので「頼れる」と思いませんか?
決断疲れと行動経済
仕事が出来る人は「出来る前提」で仕事を進めます。
上司が部下に「この仕事は出来るか!?」
と聞いて判断が難しいとき…
皆さんはどう答えるでしょうか?
私はなるべく「出来ます!やります!」
と答えるようにしています!
人間は集中すれば何でも出来てしまうのです。
大袈裟に聞こえるかもしれませんが、
風呂敷を大きく広げている訳ではありません。
仕事が出来ない人は大抵…
「出来るか出来ないか分からない」と言う顔をしたり、
的を外した言い訳じみた返事をします。
これでは仕事を頼まれる事もなくなりますよね。
結果的に仕事が無くなってから気付いても後の祭りです。
決断疲れが起きていると…
「チャンスをみすみす逃してしまう」事が、
知らないうちに増えているのです。
だからこそ!
ちょっとした考え方のヒントを
行動経済学の「ナッジ手法」で、
伝えて行きたいと私は考えています。
嘘でも真実に変えられる
例えば…
頼まれごとがあってその場で出来なかったとしても、
その後に集中して勉強すれば、
出来る事は往々にしてあるのです!
出来なくても「出来る!」
出来なくても「出来ます!」
と言う嘘をつけばいいのです。
「嘘をついて笑顔で真実に変える」
実は私も…この技はよく使います(笑)
出来ればそれが真実です。
頼まれごとは試されごとです。
そしてその真実は自信になり、
確信へと変わっていくのです。
コロナ禍後の社会は確実に
「決断スピード」が今以上に加速しているでしょう。
決断を最速でする習慣を心に決めて、
行動を最短で起こす習慣を身に付けましょう。
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