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Beyond5G戦略と行動経済

5Gの先にあるモノ

昨日は行動経済と5Gを考えると題し、
各社携帯キャリアの5Gビジョン記事を、
書かせて頂きました。
舌の根の乾かぬうちに…
実はBeyond5G戦略について、
書かせて頂ければと思います。
いわゆる6G時代と言われるモノです。
この理由として昨日記事の最後にも書きましたが、
NTTが子会社のNTTドコモの株式をすべて取得して、
完全子会社
する!
と発表したからです。

NTTドコモ子会社化による背景

昨日も記載しましたが…
今回のNTTドコモ完全子会社化にある背景は、
国内TOBでは過去最高額の4兆2000億円!
この金額がいかに莫大か?です。
企業買収のこれまでの最高額ですが、
2006年にソフトバンクが、
イギリスのボーダフォンの日本法人を買収した際の金額、
それでも1兆6000億円余り
です。
実にその約2.6倍!
この裏側にあるのは…
NTTドコモの競争力の強化と成長である!
と言われています。
新たなサービスの提供「コンテンツ」
次世代の通信規格「6G(第6世代移動通信システム)」
双方を見据え、
移動通信&固定電話の融合型を連携させ、
通信基盤の整備を更に強化していくのでしょう。

Beyond5G戦略について

ご存知の方もいらっしゃいますが、
実は総務省が2020年1月21日より
「Beyond 5G推進戦略懇談会」
を開催
しています。
5Gの次の世代=6Gに向けて、
日本国は進んでいるのです。
そして今年の6月30日に、
「Beyond 5G推進戦略 ~6Gへのロードマップ~」
を公表しました。
それが2030年と言われている近未来です。
皆さんは6Gの世界を想像できますか?

Beyond 5Gの性能

5Gがまだ浸透していない中ですので、
6Gイメージがしづらいかもしれませんが…
通信速度においては「5Gの約10倍!」
これって…
今の「4Gの20倍が5Gの性能」ですので、
「4Gの200倍の速度が6G」となるのです。
瞬きですね…
更には5Gの10分の1となる「超低遅延」
「4Gの10分の1の超低遅延が5Gの性能」ですので、
「4Gの100分の1の超々低遅延が6G」です。
4Gが30秒かかっていたら…
5Gで3秒で完了となりますが、
6Gですと0.3秒で完了です。
まだまだあるのが、
5Gの10倍となる「超多数同時接続」
「4Gの10倍の多数同時接続が5Gの性能」ですので、
「4Gの100倍の超々多数同時接続が6G」なのです。

Beyond5G戦略と行動経済まとめ

2030年の未来はすぐにやって来ます。
僅か10年後…
色々あった2020年もあと3ヶ月です。
10年前の2010年って、
ついこの前の気がしますよね?
Beyond5Gになれば…
完全に仮想現実が目の前で起きるでしょう。
新たな価値創造が動き出すと思います。
電力消費において現在の100分の1以下である「超低消費電力」
高度なセキュリティや、
災害発生時の瞬時復旧における「超安全・信頼性」
AI技術などを活用して自律的に連携する「自律性」
衛星通信システムとシームレス接続出来る「拡張性」
様々な可能性が大きく広がります。
しかし!
重要なのはBeyond5G戦略と言う言葉だけではなく、
全ては「人間」が中心であると言う事です。
どれだけ技術が進歩したとしても、
私たちは人間らしく生きて行く必要性を感じます。

人間である以上「感情で行動」します。
経済は感情で動いているのですから。

おまけ

9月27日に書かせて頂いた記事
【思考力と行動経済】の最後の行には、
人類の存在意義について、
以下の文面を書かせて頂きました。
【人間は感情で行動する】からこそ、
心が動く感動へと繋がる
のだと私は思います。
しかし…
AI(人工知能)と人類において、
感動の共有がもしも出来るとすれば…
本当の意味で人類の存在意義を含めて、
世界が変わる事になる
のでしょう。

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