ピラミッド型からホラーキー(入れ子)型へ:発達段階の見方の変化に伴って教師と学校の役割も変わる
これまで発達段階については、多くの場合、青年期までの発達過程で見られる特性が対応する年齢層とともに示され、ピラミッドのように上に積み重なっていって一番上で完成する形でイメージされてきました。
このイメージに基づいて教育について考えると、発達のピラミッドの頂点に立つ完成した存在である教師が未熟で能力の低い子どもたちを教え、導く形になります。教師が教え導く知識や技能をそのごとくに習得できる子どもたちは、より上の階層へと進んでいきますが、下の階層に取り残される子どもたちも多く生ま