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“黒アメをえらび続けた”幼稚園の時のぼくとおばあちゃん。

家から幼稚園までに続く長い道。

僕はおばあちゃんと2人でよく、手を繋いで通っていた。

幼稚園までの距離は1キロ弱はあり、
今思うと園児ながら毎日よく通っていたと思う。

そんな僕とおぼあちゃんの楽しみは、
朝の出発の直前、みんなでご飯をたべる机の上に置いてある、プラスチックの箱に入った、

沢山の黒あめか、レモンスカッシュの飴のどちらかを選び、なめながら家を出ることだった。


おばあちゃんはいつも黒飴を選んで口に入れていて、

正直にいえば、僕はレモンスカッシュの飴の方が好きだったけど、


僕もいつも、黒飴を選んで家を出発していた。


おばあちゃんの前で、
ちょっとでも大人ぶりたかったのか。


黒飴を選んだ方がおばあちゃんが喜んでくれるんじゃないかと、
子供ながらに想っていたのか。


どちらの理由にせよ、大好きなおばあちゃんと2人で手を繋いで歩いた幼稚園への道は、

今でも想い出せるほど、僕にとって大切なものだった。


あのときのおばあちゃんはいつも黒飴を選ぶぼくを、 

どう想ってくれていたんだろう。

もしかすると余裕で、その理由がバレていたのかもしれない。笑


それでもあのときの僕なりに真剣に考えた想いが、

少しでも伝わっていたのなら、
心の中でちょっと笑えて、温かい気持ちになった気がします。


最後まで読んで下さり、ありがとうございます。

今後も色々な話を書いていきますので、
良ければスキ、コメント、登録などをして下さると嬉しいです。

それでは、明日も素敵な一日をお過ごしください😊✨

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