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実録 小説家のなりかた 17日目

7:50
まるで出社するかのようにデニーズに来ている。窓の外は雨だ。小学生が列を作って歩いている。今日も2000字書いていきたい。
もししんどいなら、今日は休んでもいいかなと思っている。"休職期間"だから、ちゃんと休まないとね。無理せず、ゆっくりやろう。

予想通り寒い。店員を呼ぶチャイムを返事が聞こえるまで押すやつがいる。僕の位置からは見えない。耳栓をして作業を続ける。

9:11
今のところ500文字をちょっと超えたくらいだ。やはり連日の疲れが出て、筆がのらない。雨の日は憂鬱な気分になる。

10:48

執筆状況

何度も帰ろうと思ったが、自分が書きだすのを待って、なんとか1500字を超えることができた。もうほとんど完成しそうだが、これがミステリなのか、純文学なのか、大衆小説なのか、なんなのか自分で書いていてよくわからない。スリラーがいちばん近いような気もするが、読む人によって後読感はまったく違うものになる気がする。店員を呼ぶチャイムが何度も鳴っている。疲れて神経が敏感になっているのか、ちょっとしたことでイラつく。そろそろ限界のようだ。今日の執筆はもう終わりにしたい。お疲れさまでした。

100円でお題にそったショートショートを書きます。