いつまでもあると思うな既得権益と甘い蜜
芸能事務所がどんどん潰れていきますね。ジャ◯ーズも実質破綻（意味は違いますが）、小規模の事務所はかなりの数が閉めたり、規模をさらに縮小させたり、違う事業に道を変えたり、元々、芸能事務所というのは、柔軟にできているわけではありません。芸能人の肖像権の管理やマネジメント、それほど業務の幅は広くないのです。タレントが売れてくれないと、正直、厳しいのが事務所です。だから、事務所には必ずクライアントやテレビ、代理店向けのホステス的な娘たちも養成しています。そういった若手は系列事務所に所属し、研究生やスクール生としてデビューの可能性だけをチラつかせ、レッスン料（２万円前後）を納めさせるのです。多いと100人以上在籍し、在籍だけはしているので、ホームページに載せたりしていますが、営業されることはありませんので芽が出るわけがありません。スクール生100人くらい抱えれば、年2000万くらいの収益が見込めます。そうやって成り立ってきたのが芸能プロダクションです。
もちろん、売れる人もいます。成功例としてわかりやすいのは「ホリプロスカウトキャラバン」とか「東宝シンデレラ」などの大規模オーディション。そして、成功しているアーティストや俳優さんが所属している中規模事務所に直接売り込む。最後にスカウト。養成所から入るのはほぼ無理です。
売れる人は「才能」があるからです。
まず、成功している人は「努力」の天才です。人何倍も努力できる人です。勉強ができる人もスポーツができる人もその辺は同じ。同じことを何度も何度も飽きずに続けられるのかどうか。そういうところです。その中には「努力」を「努力」と感じない人もいます。その事自体が好きな人です。地味な研究を延々とやっていられる人もいます。そういう人も成功しやすい人と言えるでしょう。単純に「特殊能力」を有していることが条件になります。
お金儲けが第１では続かない時代が来る
芸能プロダクションを取り巻く環境には、タレントを必要とする「放送メディア」と「広告代理店」の存在あります。この中で芸能プロダクションは最も受け身です。仕事をオファーされる立場ですから。この次に「放送メディア」が立場的に弱い。「広告代理店」は仕掛ける立場ですから強いです。「クライアント」はお金を持っている立場なので最強です。しかしながら、クライアントが持つ宣伝費の使い方に変化が出てきています。この関係性が崩れてきていることで、芸能プロダクションはこれからやっていけない時代に突入していくのです。
放送事業は危機に瀕しています。
こちらの記事で書いた通りです。インターネットの登場とSNSが一般的になったことにより、誰もが気軽に発信者となることができるようになりました。これまで発信者となれるのは既存メディアと取引のある芸能事務所や既存メディア自体と契約のある人たちだけでした。しかし、そういったメディアと契約のない素人さんたちが勝手に自由に発信し始めると、当然、ネタが新鮮であり身近なので、若い世代を中心に既存メディアより影響力を持つものが増え始めました。よって、事務所に入っていようがいまいが、コスパだけ考えれば、マネジメント料が入っていない個人事務所の方が良いよね。ということになってしまいます。どうせネットで広めるので。
という時代の流れによって、放送メディアや広告代理店の需要がどんどん減っているというのが現状です。売り上げが減っているそれらと連結してしまっているため、タレント需要が低下し、今後、大手も含めて、放送メディア、広告代理店、芸能事務所は倒産していくことが考えられます。その前触れがこの記事だと思って良いでしょうね。
業界人の・・・
現在60歳以上の皆さん、逃げ切りおめでとうございます。
現在50代の社員の皆さん、ギリギリアウトです。退職金が危ういです。
現在40代の社員の皆さん、転職も難しい。人生諦めましょう。
現在30代以下の皆さん、転職をお勧めします。
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