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【休職】仕事を休み続けたら、成長は止まるのだろうか?

近年、書籍や記事、SNSなど、あらゆるところから耳に入ってくる言葉が「学びと成長」だったりします。

スキルアップ、大人の学び、生涯学習、リカレント教育、リスキリング、等々、それぞれ少しずつ意味合いは異なりますが、いずれも「大人になっても一生勉強は必要だよね」という思想ですね。

時代背景としては、終身雇用が完全に過去のものになり、なのに定年の年齢は60歳から65歳に上がることになったこと。
さらに、「人生100年時代」や「老後2000万円問題」とかいうキーワードが巷にあふれていて、セカンドキャリアが重要視されています。

1つの会社で、同じ仕事を続けて引退、という時代は終了。
どの年齢でも、新しいことを学び続け、結果的に成長する、というのが今の時代の共通認識なのだと思います。

そんな時代、仕事をいったん休職して、長期の休みに入ってしまったことで、成長が止まってしまったのか?という疑問について考えます。

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休職で成長は止まったか?

本業の仕事については、知識も技能も停滞、というか退化しているような気はします。

開発の仕事だったので、そもそも常に勉強は必要でした。
技術的な知識というのはもちろん、業界全体の動向だったり、競合他社の製品の情報取得も重要です。

また、得られた情報やデータを集計・分析し、分かりやすく資料化したり、売上や利益率を試算する、といった作業も日常的に行っていました。

休職した現在、医師からも言われたように、「仕事のことは全く考えないようにする」という生活を続けていて、おそらく大幅にスキルダウンしているのだろうな、という自覚はあります。

毎日、仕事でやるからこそスキルは維持され、さらに効率よくするために勉強したり、調べたり、試したり、という行為によってスキルアップできます。
やることを止めてしまうと、退化するのは当然ですね。

長期休暇中の活動次第か

休職に入ってしばらくは、かなりボーッと過ごしていたので、仕事のスキルどころか、人間としての性能が落ちていってたと思います。

あ、家事スキルはほんの少しだけ上がったかもしれませんけど・・。

ただ、noteを書き始めて4ヶ月、少しずつ状況は変わってきている気はしますね。

これは、インプット+アウトプット、さらに、ゆるめのPDCAの繰り返しになっているので。

元の会社では、セキュリティがかなり厳しく、会社内では個人購入したソフトやハードの利用、また個人アカウントによるサービスの利用は、原則禁止されていました。

例えば、生成AIがどんどん出てきた時にも、情報流出を避けるため、社内では自由に試してみることができません。
また、業務に関係しないWebサイト等の閲覧も制限されています。

自宅で試すしかありませんが、帰宅が夜遅くて、毎晩くたくたになっており、そういう気力も残っていませんでした。
言い訳になるかもしれませんが、結果的に時代に取り残されている感はありました。

そういう面では、業務特化のスキルアップはあっても、世の中から遅れを取っていた部分もあり、視野も狭かったかもしれないな、と思います。

note投稿で変わったこと

noteを始めたことで、ChatGPTを使うこともあるし、業務とは関係がない、いろんな分野の情報に触れることが増えました。
なにせ、時間はあるのでね。

そして、毎日文章を書くこと=アウトプットが大事。

思考を外に出す、という行為が(質は別として)かなり頭の体操になっています。

書くためには調べないといけないし、本も読む必要があります。
義務ならしんどいですが、自発的な情報収集なら苦になりません。

note投稿歴4ヶ月で、記事数は120を超えて、トータルの文字数でいうと軽く25万文字は超えています。
これって、本2冊くらいの分量だと思います。

内容・質はさておき(2度目)、投稿を継続している限り、学ぶことと成長は「ある」と言えるのではなかろうか?

書くこともそうですが、会社で仕事をしていた頃は、「かなり視野が狭まっていた」ということに俯瞰的に見て気付いた点も大きいです。

社内だけの価値観で生きていた、というべきか。
売上や成果、評価といった目先のことだけしか見えていなかったですね。

まとめ

仕事のキャリアが中断すると、成長が止まってしまうという焦りや危機感は、考え方次第でどうにでもなる、ってことですね。

仕事から一時的に離れても、かえって物事を広い視野でとらえることもできるし、今までと違う視点を手に入れられます。

何らかの能動的な行動をしている限り、人間は昨日よりも変化しています。

これを「成長」と言っていいかは微妙ですが、そもそも人は「成長→ピーク→退化(老化)」という道筋をたどるのだから、別にどうでもいいんじゃない?って思ったりもします。

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