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Step#333|みんな1人称→2人称→3人称で成長していく。


昨日は国境なき医師団(以下MSF)
アドミニストレーター向け
オンライン説明会
に参加しました。

MSFは1971年にパリで設立された
非営利の医療・人道援助団体。

独立・中立・公平な立場
これまで72の国と地域
活動を展開してきました。

●MSFとは?

MSFのスタッフ(約46,000人)は、
49%が医療スタッフ
51%が非医療スタッフ

このうち8割は現地採用スタッフです。


活動資金の97%は民間からの寄付

MSF全体の総収入 2,515億(2021年)
日本支部の総収入   119億(2021年)

今回説明があったのは、
現地で財務や人事の管理をする
アドミニストレーター

何をするか?どんなスキルが必要か?
気になった方はこちら

●アドミニストレーターとは?

日本からこの職種で派遣された数は
15名(2021)、9名(2022)です。


一連の説明が終わった後、
実際に参加された方が体験を
述べる時間がありました。

●Fさん(60代男性)
3社の日系&外資系企業で
バックオフィス業務に従事。

家族や自分のためにずっと仕事をしてきたが
今後は人のために仕事をしようと考え、
司法試験に何度かチャレンジした後、
MSFのパレスチナのガザプロジェクトに参加。

●Sさん(30代女性)
アメリカの大学を卒業後、
現地の不動産会社に就職。

もともと国際協力に興味があり、
退職して青年海外協力隊に参加。
その後、MSFに加わり、南スーダンや
チュニジア
で活動。


常時、チャットで
質問を受け付けていましたが、
皆さんの気になるポイントは、
語学力、年齢、自分のキャリアが
役に立つか?の3点
に集約されます。

この点について
お二人が述べていたことを記します。

●MSFスタッフに必要なもの
①明るいこと
②ストレス耐性があること
③適応力があること
④自分と違う考え方を受け入れる許容性
⑤リーダーシップ
⑥コミュニケーション力、発言力
⑦英語が流暢に話せること
(流暢に話せるに越したことはないが、
「流暢」で無くても大丈夫)
⑧年齢の上限はない

●海外派遣者になるために
①英語力を高める(Speaking/Listening)
②自身の専門分野において実務能力を高める
③家族全員と派遣についてよく話し合う
④MSF以外に生計を立てる術、または貯金を持つ
⑤MSF憲章をちゃんと理解する

●MSF憲章


最後にMSFスタッフが
強調して述べていた
のは、

①派遣者は有償ボランティアだが、
現地スタッフは生計を立てるために
活動している
点を自覚すること。

②必要な「経験・スキル」として
「新人などへの指導や教育業務の経験」が
必須になっている
こと。(以下参照)

●アドミニストレーターとは?

③使える言語は英語またはフランス語
MSF活動国の半数以上は公用語がフランス語。
フランス語が話せる人は、
大きなアドバンテージになる。

平日夜に2時間かけて開催されましたが、
100名以上の参加、チャットによる多数の質疑
興味関心の高さを窺い知ることができました。

●今日の一歩
成長とは、1人称→2人称→3人称と
物事を俯瞰視できる範囲が広くなること。
無私な行動は、人としてこの上ない喜びになる。

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