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「伝え方の本質」とは?Part2~実践!成功曲線を描こう!⑺

※「実践!成功曲線を描こう!」シリーズは、石原明著「『成功曲線』を描こう。夢をかなえる仕事のヒント(以下、成功曲線本)」を引用しつつ、その実践例としてのいちごる自身の経験や本と共に考えたことを紹介するものです。自分の好きなことを副業で始めてみたい!という人をはじめ、一人でも多くの方に参考になれば幸いです。

※実践!成功曲線を描こうシリーズ~マガジンへのリンク~
以下のリンクに、関連記事を順番にまとめています。
https://note.com/yoshi_1golf/m/madb021ee1485


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「実践!成功曲線を描こう!」シリーズ7回目。
前回に引き続き、参照するのは「序章 成功への決意」。

以前紹介した通り、この成功曲線本は、成功を手にするために必要なことが語られてあると同時に、「部下に仕事を通じて自己実現してもらいたい」をはじめとした「人を導く立場の人」が、どのようにそれを実現していけばよいか、についても語られている。

それらは「人を導く黄金律」として、各章の最後にまとめられている。

「序章 成功への決意」に添えられている「黄金律0」とは。

そしてその意味するところをいちゴルの実践例とともに紹介する。

―人を導く黄金律0の紹介~伝え方の本質―

序章で記載されている人を導く黄金律は以下である。

人を導く黄金律0 成功のためのセオリーとその正しい手順を 、互いが共有すること

成功曲線を描こう。夢をかなえる仕事のヒント(石原明)-p26


このタイトルから始まる黄金律0にまとめられていることの内容は実に奥が深く、「伝え方の本質」ともいうべきものが凝縮されている。

タイトルから一見すると、「なんだ?当たり前のことじゃん?」と思われるかもしれないけれど、これがいかに難しいことか。

そして、これを実際に実践できている場合と、そうでない場合は、天と地ほどの差が生じると考えている。

以下が本文の引用である。

 身近な人にものを教えようと思った時、ひとまとりのノウハウを、しかも流れを正しく教えることが重要です。そのことを、教える側はもちろん、教わる側に理解してもらう必要があります。
 「こういう順番で目標が達成される」ことがわかれば、相手が現在どの位置にいて、どこからその人を導いたらよいのかがわかります。

成功曲線を描こう。夢をかなえる仕事のヒント(石原明)-p28

―ひとまとまりの情報を順序良く―

この、「ひとまとまりの情報を順序良く」伝えていくことは、「伝え方の本質」に関わる重要なコトだと思っている。

仕事でも、家事でも、スポーツでもなんでも、それをまだ会得していない人には、断片的な情報を行き当たりばったりに教えたり、指示したりしても、本人が自律的に行動、習得、上達できるようにはならない。

そして、「ひとまとまりの情報」というときに、まとめられるべき情報は、あくまでも「基礎」的な部分についてである。

情報をいろいろと詰め込んでしまい、その中に本質的ではない、枝葉末節な情報が入っていたり、本来は基礎が身について入れば、自ずから実践できるようになる応用部分まで含めたものになってしまっている場合、これは「ひとまとまり」の情報とは言えない。

それは、あたかも整理されずにごちゃごちゃとい入れられたおもちゃ箱のようなもの。

必要な時に、必要なものがどこにあるのか分からない状態で情報を初学者に与えると、初学者は混乱してしまい、何かを身につけることは出来ない。

そして出来ない状態が続くと、初学者は「自分は苦手かもしれない。。。」や「私にはセンスがないのかな。。。」というマインドを持ってしまう。

また、仕事、家事、スポーツなどの「スキル」は、身につけるべき基礎的な項目の中でも、順序というものがあるはず。

中高生が「数学」を勉強する前提には、算数があるし、通常は足し算や掛け算などの四則演算を最初に教えるのと同じである。(いきなり鶴亀算は解けないし、ましてや方程式にチャレンジすることもできない)

さらに言うならば、いちゴルの経験上、ひとまとまりの情報の「順序」が大切なコトに加えて、それぞれの項目間の「関連性」もまた重要だと思っている。

それぞれがバラバラな知識として伝えるのではなく、あるところで出てきた知識は、別のところでは、また違った観点から光を当てて、その意味するところを深く理解してもらえるように出来ると、基礎が基礎に終わらず、より応用力/実践力をもったものとして体得できるようになる。

―いちゴル的実践例―

以上の内容を、いちゴル的実践例として紹介しよう。

まず、「ひとまとまりの情報」という点においては、私設ウェブサイト「ゴルフ上達マップ」がそれに該当する。名前に「マップ」と入れたのは、「全体像」や「居場所を指し示す」意味を込めたためだ。

これは、2021年春から徐々に更新をはじめ、ゴルフ上達のための「ひとまとまりの情報」として、全35回にわたり紹介している。

投稿の順番も、本質的な部分から始まって、それに付随するポイントを説明しており、「正しい順序」を意識して発信してきた。

一方で、投稿は投稿日が最新のものが上にくるように表示されるため、最初から順を追って読んでもらえるように、ブログのトップに「★ゴルフ上達マップの見方★」という投稿を順番に並べた目次のような記事を固定表示しているのも、「伝え方の本質」を意識しているから。

Webサイト:いちゴル上達マップより


さらに、投稿された内容の中には、いくつか関連する投稿があるため、それらは出来る限りLINKで相互参照するようにして、情報間の「関連付け」にも配慮している。

これらの情報は、レッスンの受講生がレッスンを卒業しても折に触れて基礎に立ち返るための復習用としても、遠方でレッスンを受けられない方が出来る限り独学で上達できるようにとの想いを込めている。

ぜひゴルフをされる方は「ゴルフ上達マップ」を引き続きご愛顧いただきたく。

―おわりに―

というわけで、自らのWebページの宣伝ではないかと、疑われかねない内容ではあったものの、誤解なきようポイントを以下にまとめておこう。

《成功曲線本から学べる「伝え方の本質」》
人にスキルを伝えていくためには、

  • ひとまとまりの情報を

  • 順序良く

  • 関連付けて(←これはいちゴルの見解を加味)

伝えていくことが大切。

そうすれば、一言では言い表されないながらも、多くても本1冊に収まる程度の内容になるのではないか。

そして、それが表現できたと思えるのであれば、おそらく本質に辿り着いたか、そうでなくともかなり近いところに到達している、といえるのではないだろうか。

また、僕自身が本質にかなり近いところに辿り着いたと思えるのは、目の前にいたレッスン受講生たちの存在が大きい。

この点について、成功曲線本の、印象的な一文を紹介して今回の投稿を締めくくりたい。

「人を成功に導く」というのは、ある一定期間、その人と向き合って一緒になって学んでいくことです。

成功曲線を描こう。夢をかなえる仕事のヒント(石原明)-p28

そう。受講生の方々とともに悩み、「出来る」を体験するためにともに学び続けてきた結果、僕はゴルフ上達のために大切なことを見つけられたのだと思う。

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なお、副業ゴルフレッスンで伝えている内容(ゴルフスキルに関するハウツー)については、私設ウェブサイトにて紹介しております。ゴルフ自体にご興味のある方はそちらをご覧ください!☞Web版いちごる!(LINK)

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