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十干と十二支1

十干(じっかん)、十二支(じゅうにし)というのは、
「時間」と「空間」の理論から生まれています。
人間や他の全ての生物は時間と空間の中で過ごしていて、
時間と空間の接点が現在ということになり、
その時間と空間を表したものが「十干」と「十二支」です。

【十干】空間分類/十種類
「陰陽五行」の理論そのものから出てきています。
※干支(かんし)は「えと」とも読み、兄(え)弟(と)の関係を表しています

陽の木性→甲(こう、きのえ)、甲木(こうぼく)→樹木
陰の木性→乙(おつ、きのと)、乙木(おつぼく)→草木
陽の火性→丙(へい、ひのえ)、丙火(へいか)→太陽
陰の火性→丁(てい、ひのと)、丁火(ていか)→灯火
陽の土性→戊(ぼ、つちのえ)、戊土(ぼど)→山岳
陰の土性→己(き、つちのと)、己土(きど)→田園
陽の金性→庚(こう、かのえ)、庚金(こうきん)→鉄鋼石
陰の金性→辛(しん、かのと)、辛金(しんきん)→宝石
陽の水性→壬(じん、みずのえ)、壬水(じんすい)→海・大河
陰の水性→癸(き、みずのと)、癸水(きすい)→雨・露

【十二支】時間分類/十二種類
木星が十二年で太陽の周りを一周することを発見し、
木星の公転周期が地球での時間を知るのにとても便利であったため、
この木星のことを「歳星(さいせい)」と呼ぶようになった。
※地球の一年が十二区分された

そして古代中国では狩猟民族や農耕民族に時間を分かりやすく教えるため、
この十二区分に動物の名前を付けた。

陽→子(ね)
陰→丑(うし)
陽→寅(とら)
陰→卯(う)
陽→辰(たつ)
陰→巳(み)
陽→午(うま)
陰→未(ひつじ)
陽→申(さる)
陰→酉(とり)
陽→戌(いぬ)
陰→亥(い)

ここまでで、十干と十二支について説明をしましたが、
この段階では時間と空間というものを別々に説明しています。
しかし十干と十二支が一体となって「干支」というものが出来上がり、
さまざまな意味合いを盛りこみ壮大な意味を持つようになります。

それには季節、方向、本能、色彩等の他、たくさんの分類があり、
その中でも特に重要なものは季節と方向と本能です。

十干、十二支の世界(時間と空間)は広大な宇宙の法則を、
地上へ下ろしてきたもので人間の生存範囲もこれらの世界にあると言える。
そして人間も自然の一部であることから、宇宙の法則の中で生き、
また、人間一個人そのものも、「宇宙」であると考えからきています。
※宇宙の中に生きているので、少なからず宇宙から様々な影響を受けている

算命学では「宇宙に存在、生存できるものは、その構造、仕組みの中に
宇宙の仕組みと同じものを持つ故に、宇宙間の生存が可能である」
と考えました。

宇宙(十干、十二支)ー地球ー人間


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