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デザインの通信教育を4ヶ月間200時間続けてみて

今日はめずらしく対面で授業でした。デザイナーとして働くためのお仕事サイトをWEBで作るというテーマで、僕はシンシア内のバックオフィスデザインという架空の事業を立ち上げた体で制作しました。

トップ画像はそのサイト用で、企画趣旨を会社のメンバーに伝え撮ってもらったものです。法人の仕事を受けるための誠実さが伝わり、堅くもなり過ぎない良い写真だと満足しています。今日の講義での作品レビューでは、この写真が良いですねとだけ褒められました。サイトのレイアウトや技術は!?と思いましたが、まあいいです。

センスよくなりたいという動機

「10代のころのコンプレックスを解消するための人生」って表現を何かで見て、なるほどと思ったことがあります。僕の場合は「センスよくなりたい」です。中学校のころ好きだった娘、小学校のころは結構話す関係だったんですがどんどんあか抜けていき声かけられなくなりました。高校生のころ付き合った娘には「成長がない」という理由でふられました。彼女はアート系でした。ファッションについても、自信の格好で歩けたことがないです。

この通信教育を始めた理由も、表向きには仕事に活きそうとか楽しそうとかあるんですが、心の底では「センスある自分になりたい」というものがありました。4ヶ月経ってまあまあ頑張れていて確信しました。20代のころの会計や経営の学校ほど仕事に活きる、評価される目処もないのに続けられているのは、格好良くなりたいという本能的な部分の動機だからだと思います。

身についたもの

わかりやすい使用ソフトでいうと、イラストレーター、フォトショップ、プログラミングソフト(HTML、CSS)は一通り触りました。これはまあ使えるようになったというよりは経験として知れたくらいのレベルですが、社内のデザイナーやプログラマーと直接やりとりする仕事をする上で役立ちます。

それ以上に、デザインの考え方を持つようになったことが大きいです。少しややこしいのですが、経営の世界でも流行っている「デザイン思考」とはまた違うものだと思っています。クリエイターのように顧客インサイトに耳を傾けラピッドプロトタイピングをしてって結構耳にすることがありました。それはそれで経営の役に立つのですが、あくまで文系がわかるレベルに応用されたものだと思っています。タイポグラフィの手書きとか、デザイン史の年表を作るとか、ある意味泥臭い作業を通して学んだものは多いです。カッターナイフとか三角定規とか久しぶりに使いました。書体や色彩の歴史って古く、関係領域は政治・宗教・権力など広いので、学びは周辺にまで及びます。そして、普段目にする字や絵を見る目が変わりました。

どうやってやりくりしているか

授業の合間や前後には受講生たちで、どうやって仕事や家庭もあるところ時間のやりくりして課題やっているかという話になりました。睡眠時間を削ってとか、仕事の合間にとかいろいろ苦労もあります。僕が一番工夫しているのは、普段仕事で使っているチャットワークというツールに課題を入れておき、通勤や合間の時間に見れるようにしておくことです。デザインって、ソフトを用いた制作自体はPCと向き合ってしますが、PC開く前にどれだけ考えられているかが大事という面もあります。そのきっかけがスケッチだったり会話だったりあると思いますが、僕の場合はスマホで開くチャットワークが最もしっくりきています。クリエイティブな環境・ツールだけが制作の相棒でなく、日常的・事務的なツールが意外と良いという考えです。

これから

僕がデザインをビジネスで活かすのは、そのまま社外向けのアウトプットというわけではないと考えています。それらは高い品質が必要だし、ベテランのデザイナーやエンジニアにこれからもやってもらいたいところです。社内向けのデザインをやりたいと思っています。いまバックオフィス領域をメインに会社が円滑にまわるサポートを仕事としており、ヒト・カネ・モノなどの情報のスムーズなやりとりが課題になることは多くあります。仕組みだったり、見える化だったり。前職で培ったコミュニケーション・ロジックのスキルに、デザインのスキルが加わったら、表現まで含めてできることが増えると考えています。社内のシステムや、指示書、情報共有体系など情報デザインと呼べる分野は広いです。それが事業になったら、架空でサイトを作ったバックオフィス・デザインもまんざらないサービスでもなくなります。

まとめ

4ヶ月の200時間は勉強だけでの時間ですが、これからは仕事でも情報デザインに時間を使っていきます。通信教育も続け、加速度的に技術高めながら仕事の成果に繋げていきます。




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