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ハーバード大学が80年近くにわたり研究し続けている「人は何が幸せか」について

今回は、コミュニティとしての在り方的な部分を、ハーバード大学の80年に渡り研究されてきた”健康で幸福な生活” についての長期研究の結果を参考にしながら、書いていく。

80年続いた研究でわかったこと

原文は英語なのだが、大事な部分を以下に和訳してみた。

人間関係や人間関係の中での幸福度が、健康に強い影響を与える。
自分の体をケアすることは重要だが、人間関係を大切にすることもセルフケアのひとつ。
人が生涯にわたって幸せでいられるのは、お金や名声よりも、親密な人間関係のおかげであること。
これらは人生の不幸から人々を守り、精神的・肉体的な衰えを遅らせるのに役立ち、社会階級やIQ、さらには遺伝子よりも、健康で幸せな人生を過ごせるかどうかの指標に最も適している。
50歳時点での人間関係の満足度は、コレステロール値よりも身体的な健康状態を予測するのに適している。

色々と言及していくとキリがないのだが、ここで言いたいのは良好な人間関係が健康で幸せに長く生きる上で重要であるということだ。

これから日本人が大切にすべきこと

日本人として生まれた以上、多くの人は日本でその一生を過ごすことになるだろう。

少し厳しい現実かもしれないが、かつて世界を席巻した日本は衰退し、他の先進諸国に比べて相対的に経済的に厳しいものなっていくのは間違いない。これは少子高齢化に伴う、人口減少が原因の一端であるが、残念ながら急に人口が増えるわけでもなく、人口統計は統計学の中でも最も正確な統計の一つであると言われているように、変えようのない未来である。

さらには自然災害リスクも存在し、この数十年の内に南海トラフ級の自然災害が発生した場合、インフレ・円安にとなり、社会保障の見直しを迫られることにもなるだろう。今、一生懸命年金を払っていても、もしかしたら従来もらえるはずだった金額の半額程度になる可能性は十分にありえる。

となると結局、国に頼らず、個人(自分自身)を頼って生きていくしかない。個人一人一人の選択がとても重要になってくるのだ。

国には頼らない。でも拠り所は必要。

人間誰しも、一人で生きていくことはできない。生まれてくることそもそも一人では完結しない話ですらある。

日本が経済的に厳しくなってくるのは、そうなのかもしれない。国に頼らず、自分を頼って生きていくこと、自分自身の選択を大事にすることである。それでも人生を幸せに豊かに暮らしていく方法はある。

冒頭でもあげたが、良好な人間関係が健康で幸せに長く生きる上で重要である。

これからの時代、この”良好な人間関係”が作れる環境というものが、コミュニティとして最も求められる要素なのかと思ったりしつつ、経済的にも回せたらなと思う今日この頃。


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