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パンみみ日記「古本祭りと本のガチャガチャ」

日々のできごとをかき集めました。パン屋に置いてある、パンの耳の袋のように。日常のきれはしを、まとめてどうぞ。5個くらいたまったら店頭に置きます。


10月30日(月)
有休。コンタクトを買い足すために、処方箋をもらいに。こっちに引越をしてから、初めての眼科。ひと通り検査をした後に、先生の問診へ。

診察室に入る。「どうぞ」と席に促される。機械に顎をのせる。「はい、お疲れ様でした」。

この間、15秒。え?コンタクトの問診ってやることそんなないけど、こんな一瞬?なんか「目の調子どうですか?」とかないのかな。いや、調子いいんだけどさ。

東北に住んでいた頃、コンタクトの処方でおじさん眼科医に長い雑談をされたことを思い出した。

「君はなぜ目が悪くなったか、考えたことはあるかい?」という問いかけから始まり、「漫画やアニメでメガネは博識キャラとされているけど、あれは欧米も同じ」と雑学を披露され、「君、澄んだ目をしているね」と人生で一度言われるか言われないかのセリフで問診が終わったことがある。

いろんな眼科医さんがいるもんだ。

11月2日(木)
ふるさと納税の返礼品として、佐賀県からお米が20キロ届いた。一人暮らしで抱える在庫ではない。そんな最中、母からLINEが届いた。

「地元産のお米もらったから、今度持っていくね〜」

嬉しい。けど、今ではない。米を素直に喜べないことが、人生にはあるのか。

1人あたりの米所有量がすごいことになる。米騒動が起きたら、序盤にターゲットにされる。どうしよう。

11月3日(金)
祝日。神田古本まつりへ。

はじめて来た

そもそも神保町にはじめて降り立った。本の街というだけあって、古本屋がいたるところに。古本の出店も賑わっていた。

ここにいる人みんな読書家という事実

古本から掘り出し物を見極めるほどの審美眼がないので、とりあえず雰囲気を楽しんだ。「みんな読書レベル高いなあ」と畏敬の念を振りまいてうろうろ。

一度来てみたかったホテルへ到着。今日はイベントということで、宿泊でなくとも立ち寄れる雰囲気だった。

BOOK HOTEL 神保町

ランダムで本が当たるガチャガチャがあった。じーっと見ていると、店員さんが「やってみませんか?」と声をかけてくれた。「やります〜」と言ったらすごい喜んでくれた。平和な世界。

わくわく

ダークミステリーが当たった。店員さんから本を手渡される。作品は「八日目の蝉」。「あっ、読んだことありますぅ…」と言うと、慌てて本を取り替えてくれた。優しい世界。

これで500円って素晴らしい

「グラスホッパー」は名作と名高いのに、読んだことなかった!よき読書きっかけを与えてもらった。店員さんもみんないい雰囲気で、やっぱり泊まりたいと思った。ご褒美に来よう。

神保町を後にする。あまり滞在できなかったので、今度またゆっくり来たいな。

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11月4日(土)
ランチにマックへ。新人と思われる、若い女の子がレジで対応してくれた。緊張しつつもハキハキしているところがいい。がんばってほしい。会計が終わると、

「こちらポテト無料券です!」と笑顔でチケットを手渡された。嬉しい。

席について見てみると、ポテト無料券じゃなかった。「マッククルー募集カード」だった。間違えちゃったのかな。

いや、あの子を信じるんだ。「マックで働けばまかないでポテトが食べられるから、無料になりますよ」という解釈もできなくはない。将来的なポテト無料券なのではないか。

ここで働こう。


11月5日(日)
「メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅲ種」の試験へ。「よさこいを引退して持て余した時間で、資格でも取ってみるか」とノリで勉強していた。

大学のキャンパスが会場。受験票の番号を頼りに、教室を探す。自分の席を見つける。周りの人は、参考書を手に最後の勉強に励んでいた。

「ザ・試験」みたいのを受けるのは何年ぶりだろう。なんかワクワクする。このほどよい緊張感、いいね。

無事に試験は終了。会場を出て、あたりを散策。「松陰神社」という吉田松陰を祀った神社があった。足を踏み入れてみる。

御朱印帳持ってくればよかった

松下村塾(模造)もあった。「伊藤博文ぐらい頭よくしてください…!」と無茶なお願いをしてみる。

師匠がほしい

帰宅して、肉じゃがを作った。最近、自炊を再開したはいいものの、じゃがいも、にんじん、玉ねぎで「カレー」⇄「肉じゃが」の無限ループを起こしている。

レパートリーが少なすぎる。なのに上の3つの野菜が欠けてしまうと、同じのを買い足してしまう。

やっぱり頭をよくしないで、料理のレパートリーを増やしてください。


11月6日(月)
仕事終わりに図書館へ。しかし、今日は休館だった。やっちまった。ちゃんと返却する本を持ってきたのに!

返却BOXに入れればいいのだけど、あえて持ち帰った。最近、どうにか司書さんと仲良くなれないか作戦を考えている。本を返すという貴重な接点をふいにしてはならないのだ。

不完全燃焼だったので、本屋へ寄った。店内を物色していると、ある本が目に留まった。

「くもをさがす」(西加奈子)。先日参加した読書イベントで、隣の席になった人がゴリ押ししていたのだ。読みたい。でも図書館でもいっか。いや、17人予約待ちとかなってた。それとも、文庫になるのを待とうか。いや、いつになるんだそれ。

結局買った

読まなきゃいけない本が多すぎる。

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