【詩】REFLECT

REFLECT

夜の自由 淋しさと勘違いしては
独り言呟き 演じていた

嘘で折り畳んだシワだらけのTシャツ
干しっぱなしの洗濯物が僕を睨む

読まずに積み重ねた本に答えがあるのなら
だらしない僕は挟んだままの栞だ

君の言葉を探すよ
海に放り出されたそれに僕は涙する


月に反射 投げては返した悩み
書いた言葉 僕と僕以外のもの
理想を美化した嘘で僕は重ね着した

綺麗な切り抜きばかりをしていたから
作為的な純粋はノートの隅に置き去り

君の言葉を探すよ
海に飲み込まれたそれに僕は涙する


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?