日記 2024/4/15~『浜へいく』『ジヴェルニーの食卓』『モネのあしあと(再読)』
2024/4/15(月) 夕方、Yさんから「たまねぎ」とダンボールに書かれた荷物がおくられてくる。うれしくてすぐ開けたら新玉ねぎがごろごろと、にんじんとスナップエンドウも入っていた。てと(猫)が寄ってきて匂いを嗅いでいる。新玉ねぎの匂い、野菜の匂い、遠いところからの送り物の匂い、もしかしたら、猫ちゃんたちの匂いも嗅ぎとっているのかしら。Yさんにお礼のメッセージを送る。
早速今晩の料理に使わせていただく。メニューは、キーマカレー、新玉ねぎとスナップエンドウのサラダ、まるごとオニオンスープ。新玉ねぎづくし。なんて贅沢な晩ご飯なんだろ。家族皆口々に「甘い!」「全然辛くないね!」「おいしい!」といつになく賑やかな食卓となった。たくさんいただいたので今週使う分とそう出ない分にわけてパントリーと冷蔵庫にしまう。幸せのおすそ分けほんとうにありがとう。
2024/4/16(火) 今日の夕方、幼稚園の面談があるのを忘れていた。母に早めに帰ってきてもらい、息子を見ててもらうようお願いしていたのだった。朝に、唐揚げの下味付けと、サラダの下処理、簡単ココアケーキを作る。
母は、妹に子どもが産まれてから、晩ご飯の支度やお風呂介助の手伝いに、仕事終わりに行くようになっていて、今日は元々行かない日だったのだけど、妹の旦那さんがコロナになってしまい、わたしが面談から帰ってきてから急遽行くことになった。旦那さんの熱は下がったようだが、大丈夫だろうか。妹と甥っ子が心配。母に昨日多めに作ったキーマカレーを持たせる。
面談は無事終わった。言いたいことも聞きたいこもちゃんと聞けた。大丈夫。
晩ご飯は、鶏の唐揚げ、焼き新玉ねぎ、新玉ねぎとキャベツとダイコンのサラダ、くきたちのおひたし。
2024/4/17(水)ルンバのマッピングが上手くいかない。毎日の椅子などの上げ下げもめんどくさい。もはや自分で掃除機をかけた方が早いのでは、と思えてくる。せっかちだからか、昔の人間だからか、ロボット掃除機をまだ信用しきれていない。だって同じところを何回も掃除して、その度に助けてやらればいけないんだもの。じれったい。
本屋さんに在庫の確認と取り置きをお願いする。
DIYの続き。トミカの棚を作りたいので材料を買いに行く。息子はパウパトロールにハマっていて、そのシールを買わされてしまった。おやつ買ったからおもちゃ等は買わないよと約束をしたのに。わたしがあまい。
2024/4/18(木) 息子、幼稚園が終わり、バスで帰ってきたが熱があったらしい。着替えて熱を測ると38.1。少しぐったりしてきた。幼稚園では気を張っていたのだろう。とりあえず水分は取れるので、今日は座薬で様子を見ることにして、クリニックの予約を取ることにする。0:00きっかりじゃないと予約できないシステム。そして秒で埋まるので、いつも23:59にアラームかけて、スタンバって画面凝視して予約取らねばならない。地味にストレス。急いで晩ご飯の支度。今日に限って母もわたしもベットのシーツ交換をしたりしたので洗濯物が多すぎて回らない。取り込んだり畳んだりも忙しい。洗濯機も一日中フル稼働。
晩ご飯は、ニラと新玉ねぎのチヂミ、くちたちのおひたし、生わかめの甘辛炒め。
息子は遊びながらわたしの膝の上で寝てしまい、わたしはその状態でご飯をかきこみ、すっと抜けて洗い物を済ませる。
寝室に行くのに起こして、座薬を入れる。二回も熱性けいれんを起こして救急車で運ばれているので。調べたら近年ジアゼパムとい成分が入っている座薬は熱性けいれん予防になるのだそう。37.5~38℃で使える。息子に使っている座薬はアンヒバだから違うのか。分からない。今度薬剤師さんに聞いてみる。
少し寝てスッキリしたのか、お腹が減ったようご飯を食べるとのこと。寝室に運んで、三人で「虎に翼」(朝ドラ)を最初から観ながら食べる。朝ドラおばさんなので毎回チェックしてるが、今回のはほんとおもしろい。虎ちゃんの表情の豊かさに何度も観ても飽きないしおもしろい。そして、よねさんがだんだんかっこよく見えてきている。きゅんの感じけっこう久々。毒まんじゅうを作って検証するシーンで、「はて?」といってよねさんを見た虎ちゃんに、小声で「こっちみんな...」と言ったシーンが良すぎた。かっこよすぎた、惚れた。結局アイスまで食べて、夜中にこれを書いてる。変なテンション。
ちなみに予約は取れました。9:30~10:00。
2024/4/19(金) 息子は溶連菌でした。流行ってるみたい。熱はまだ少しあるけど元気。
2024/4/20(土) Yさんに荷物が届いたと連絡がくる。安心した。予定よりも遅かったので、どこか知らないところに届いてしまったのではないかと少しひやひやしていた。
息子はすっかりよくなって元気いっぱい。今日は人の出入りがたくさんあるので少しテンション高め。
水稲種子の種まきの日。二軒での共同作業。トラブルもなく15:00に終了。
家族でもない人たちと毎年この時期に顔を合わせて作業するというのは、なんだか不思議な気分だなとつくづく思う。家族でもない、親戚でもない、または、職場の人達でもない、どこにも当てはまらない人達。(父からしたら、仕事の延長上の人たちになるのだろうけど。) 知り合いよりも少し近く、親戚よりは少し遠い、その中間あたりにいる関係性。もちろん子どもたちの成長は毎年見ていて、下の子はもう高校生で、上の子は大学に通っている。毎年会っているのに毎年歳を聞いているわたしは、毎年同じリアクションをしているのだろうなあと、自分でも聞いていて飽き飽きしてくるし、相手も内心では「またか」という感じて思っているのだろう。趣味の合わない、特に年下との会話はほんと苦手で、会話がたどたどしくなってしまう。わたしが年上だから話をふらないとと思いすぎているからだと思う。むしろ黙っている方が良かっただろうか。そういう時に限って喋りすぎてしまう、変な気の使い方。妹ならもっとうまく会話できていただろうなあと、この場にいない相手に想いをはせる。
子どもたちの成長を感じるのと同時に、大人たちに感じる老い。去年まではあんなに元気だったのにと、祖父の代からお世話になっているその人は(その高校生の祖父) 一目見ても分かってしまうほど、細く、力がなくなってるように見えた。胸が苦しくなる。その人がいなければわたしの父だって種子農家をすることができなかった。とにかく元気でいてほしい、笑顔でいてほしいと。その言葉は直接は伝えなかったけど、(直接言うにはその人にとっては強すぎる言葉だと思ったからだ。)何度も心の中で思いながら作業をした。
他人の家族を見て、成長や老いやその関係性の変化を感じるのと同時に、私たち家族も同じように見られているのだろうということを改めて感じて、少し気を引き締める。
夜ご飯は、家でお疲れ様会の焼肉。食欲も戻った息子は「おいしい、おいしい!」と言いながらお肉をたくさん食べていた。寝る前にも「今日焼肉たのしかった~!」と、思いにふけるように話してくれた。
2024/4/21(日)
午後から一人時間をもらう。
息子と旦那くんがサブリビングでゲームをしはじめる。おもしろく見ているのだろう、おとなしい。時々やらせてもらってるようだった。ゲームに目覚めてきている。こういう小さな当たり前のことで成長を感じる。
読書記録/相変わらず『浜へいく』蟹の親子(著)を読んでいる。『水筒』をまだ入手していないので読み切りたくない気持。『水筒』は本屋さんに取り寄せしてもらっているところ。モネ展に行くので、『ジヴェルニーの食卓』と『モネのあしあと』(再読)を読む。
季節の変わり目でその都度選書はしているのだけど、すぐ気分で読んでしまうのでなんかなあ~とも思う。えいやっ!という気持ちがまだ足りてない気もする。何かを恐れている。本を読むことによっていい意味でも悪い意味でも、すぐにその本に影響される自分や、感想を書かないといけない脅迫概念にかられることや...。と言っても感想はすぐ書かない。自分はすぐ書かない方がいいんだ、ということを最近わかった。言葉を、物語を、消化する時間が必要らしい。