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二年目

121
2020年の詩まとめ
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#空

あおい

あおい

空、青い 空っぽ 透き通って掴めない 落ちてくる 見透かされ
海、青い 暗い 潮のにおい 生き物の死んだ腐ったにおい 絡まって溺れて泡になって
青はわたしを消してくれるどんなにのみ込んでも歪むことなく濁ることなくまた誰かを誘って自分だけが青を知っていると錯覚させるこの世でいちばん美しくて醜い色

ぐにゃ

君がみた景色、みてみたくて命日に遺品の眼鏡かけて視界ぼかして青空仰いだ
歪んだそこは君の世界にワープできる気がして手を伸ばす

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横断歩道、縞々の白を踏んでいたのに天国にいけなかった、屋上は天国に近いってあの子は笑っていたのにいちばん遠い場所なんだって気づいてしまった、桜の花びらは掴めなくて、春の空気を細胞に染み込ませただけ、脈がすこしだけ早くなる、治まってほしくて上履ききゅっと鳴らして青空に別れを、さようなら

世界が終わるとき、見上げれば雲ひとつ無い青空がおちてくる、
綺麗だと言っていたものが僕らを殺す、一眼レフにはたくさんの爆弾、この世の記録