【第一の人生】31の章:理解するには体験するのが一番
*登場人物*
・萬里←昼間ゲーム屋さんで働いている(少し何かが居ると分かるようになってる)
・ダーリン←っちゅー呼び方はしたことないが彼氏(萬里の不調に対してウンザリしてる)
・村さん←鹿児島の能力者(本物・正義の味方)最近お世話になっている
昼間の人間になって
一番キツかったのは
朝起きて夜寝る生活に戻す事
土曜まで働いて、
日曜が休み
普通の人の生活
早寝早起きは苦手だけど
これがとても新鮮で嬉しく感じる生活
今までなら
日曜は寝ていたいと
思うとこだけど
普通の人達のように
ここぞとばかりに
遊びに行く
ダーリンと出かけ
昼食に
「お好み焼きを食べに行こう!」
という話になった
お店が立ち並ぶ
バイパス沿いの
とあるお好み焼き屋
向かう途中
信号待ちで突然
ダーリンがハンドルへ
頭をもたれ
前のめりにうなだれた
ダーリンは運転している
萬里「なに!?危ないよ!!」
ダーリン「気分が悪い・・・
ダルい・・・
ムカムカする・・・
体が動かん・・・
頭が痛い・・・
運転できん」
萬里「え!?なに急に?!
どうしたん?
危ないけん
ひとまず運転交代しようか?
端に車停めて!」
運転交代して
萬里の運転で
とりあえず目的地
お好み焼き屋へ向かって
駐車場に車を停めた
萬里「家に帰ろうか?
そんな状態でご飯どころじゃ
ないやろ!?」
ダーリンはシートを倒し
顔からは血の気が引き
動かなくなった。
ダーリン「少し横にならして。
そしたら大丈夫やと思うけん。
けど、ねぇ、なんこれ?
俺、何が起こっとると?」
ダーリン
か細い声
萬里は密かに心の中で
「( ̄ー ̄)ニヤリ」とした
萬里が感じたこと、
その正体まではわからないが
重い空気
ダーリンが霞むくらいの
暗い影?
萬里の目には
ダーリンの身体の線が
ボンヤリとしてるように映る
絶対これはダーリンに
何かが憑いてるぞ
これだけグッタリ
具合が悪いとは
よほどのヤツだろな~
でも、今まで萬里のキツさを
理解してもらえなかったからな〜
体験したら少しは理解できるかな〜
よし!しばらく放置しよう♪
腹黒萬里登場
20~30分くらい
放置しただろうか
ダーリン我慢できず
ダー「どうにかして!
なんとかして!
耐えられんキツい!!!」
萬里「病院行く?」
ダー「いや、フツーこんな急に
身体動かんようにならんやろ?!
お願いやけん、
村さんに電話して!」
萬里「あ、そっち系だと思った?」
ダー「お前も気づいとるんやろ?!
それじゃないと?!」
萬里「ん〜、だと思う。」
ダー「じゃ、早くどうにかしてよ!!」
と
だいぶ弱気になったところで
村さんに電話
村さん「あらぁ~
きつかったでしょう!?
すぐ大丈夫になりますからね
しばらくそのままお待ちください。」
受話器の向こうが
静かになる・・・
数分後
村さん「どうですか?」
ダー「あれ?起き上がれる!
気分も悪くない!」
萬里「村さん・・・
もう大丈夫みたいです(^_^;)」
ダー「村さんすいません突然
ありがとうございました!」
村さん「はい、よかったですねぇ。
また何かあれば連絡ください。」
スゴイ!!!
この時初めて
「遠隔」というスゴ技を
知ることとなった。
ダー「一体何やったと?」
萬里「知らん!
村さんはいつも
知る必要のないことは
教えてくれんけんね!」
『知る必要のないことは
教える必要がない』
今はこの言葉の意味がよく分かる
これが
今となってはしっかり
萬里の言葉になっている
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