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【第二の人生】63の章:指導霊とキーポイント術具

*登場人物*

  • 萬里→主婦ですが、別に大事なお役目あります。新事実も出てさらに戸惑い、現在触覚を鍛えられているところです。

  • H氏(おじじ)→リーマン能力者(本物)萬里のサポートをしてるけど、彼にもまだ分からない真実がたくさんありそうです。


指導霊も中国のお方であると
新たな真実を聞かされたけど、
萬里はその方歴史の中でどんなことをした
どんな人なのかよく分からないまま。

H氏の中でも
何か気付きが色々あったようで話は続く、

H氏「それと、少し話は聞いてたんですが。」

萬里「誰から?」

H氏「あ、後ろの方です。
萬里ちゃんが前世で使っていた道具が、
いくつもあったらしく
それを揃え使いこなしていけと。」

萬里「道具?中国の?」

H氏「はい、中国らしい道具ですね。
以前、前世の萬里ちゃんの
おばあさまもすごい能力者で
人望の厚い方だったと言いましたよね?」

萬里「はい、聞きましたよ。」

H氏「そのおばあ様も
使ってらっしゃったのですが
『九節の杖』というものを持ってたんです。
先ほども言いました、
張角さん兄弟や道教の太平道の時にも
話に出てきていますが、
萬里ちゃんのおばあさまが
その道具を、一番最初に使いこなして
らっしゃった方です。
まぁ、その辺は追々話してはいきますが
今、萬里ちゃんはその杖を手に入れろ!
と言われています。

この杖が武器となり、
人々の癒しとなります。
全てにおいてこの杖一つで
解決できると言っても
過言ではありません。」

萬里「え~!?それって
魔法使いみたいじゃないですか!?」

H氏「そうですね~。
これがまた太平清領書に
必要事項が載ってるんですよね~。
九節の杖は頑丈な竹で、
『節』が九つあるものです。
なんという竹かはちょっとわかりませんが、
それが今手元にないですから
探さないといけません。」

萬里「そうなんですね~、
全く想像がつきません。」

H氏「それとですね
今、対応している際にお三方が現れて、
萬里ちゃんの後ろで
萬里ちゃんの対応の様子を
ジッとみておられたんです。
きちんとご挨拶はしておきましたよ。」

萬里「え、いやあの、
挨拶とかは
たしかに必要だと思うんですけど
そんな問題ではなく、
なんでそんな凄そうな方たちが
今後ろに来たんですか?!」

萬里はビビって
何度も後ろを振り返った。

H氏「もう、
帰られたからいませんよ。」

萬里「で、なんで来たんですか?」

H氏「それが、
言葉は何もなかったんですが
先ほど対応している時に
萬里ちゃんの中指が30~40cmくらい
スーっと伸びたんです。
驚きました。
それで、その意味を
しばらく考えてたんです。
どうも、杖が見つかり手元に来るまでは、
この中指を杖の代わりに使え、
という事のようです。」

萬里の指を隅々まで見た
他の指よりも長くなっているか?!
うん、中指は確かに他の指より長い、
いや、だけどそれ以上には
なってないし何の変化も見られない。

萬里「H氏、
見た目全くわかりませんけど?」

Hさん「あ~、いやいや
実際には伸びてませんよ。
厳密にいえばコンマ数ミリくらいは
伸びてるかもしれませんが、
今、私のあの世を視る目で見たら
青竹が天に伸びるかのように
長い中指に見えてます。
ん~、これがいつどのように
そんなタイミングで
伸びたり縮んだりするのかは
ハッキリわかりません。」

萬里「え?収納型?
普段の生活で邪魔になったり
しないんでしょうか?」

H氏「大丈夫です。
おそらくここ一番!の使い時に伸びて
力を発揮するのではないかと思います。」

萬里「ふぅ~ん、
とにかくいいことなんですね?
萬里にひとつ装備が増えたみたいな。」

H氏「はい、ですが
そんなに悠長にしていられない
状況ですよ。」

萬里「なんで?」

H氏「萬里ちゃんの後ろの方から
本物の杖を探せ!と言われています。
探さなければいけません・・・。」

いつも冷静で無表情に近いH氏が、
ずいぶん困った顔をしている。

萬里「なんで、
そんな困った顔してるんですか?」

H氏「いや、あの私が命令されてます
『探せ!』って・・・。」

萬里「誰から?!
もしかして私の後ろから?」

H氏「はい、うしろの・・・。」

とにかく、萬里は見えない武器を
装備したみたい!
これで、少しは楽になるんじゃないかと
またもや淡い期待を抱く。

発達し始めた触覚、
いつものようにお布団に入ると
足先がもぞもぞした。

一度身体を起こし
確認したが何もない。

また横になるとなんか足が冷たい。

『なんだろ?』と思って間もなく
足先から上半身に向かって
萬里の身体を何かが這い上がってくる
『・・・。』
びっくりしたが冷静に様子を
感じ取ってみる。

『あ!これ大きさ的に赤ちゃんだ!』

赤ちゃん=母を求めてる。

そのままジッと這い上がってくるのを待った。

胸元まで来た時、
やさしく抱っこするイメージをした
その後、萬里は気がついたら寝てた。

次の日H氏に出来事を話した、
H氏「はい、間違いなく赤ん坊です。
お乳が欲しかったんですですね。
萬里ちゃんの娘さんもまだ小さいし、
母親として求められることも
多いかと思います。」

萬里「そうですよね、
死んでるのは大人ばかりじゃ
ないですもんね~。
子供や赤ちゃんが思いがけなく
亡くなることもありますもんね~。」

と分かったような事を言っているが、
『感触』って
リアルにイメージが同時に湧き立つ。

ちょっと・・・いや、
かなり抵抗がある
この段階がまだしばらく続くのか・・・。
( ;´Д`)

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