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マイフォトがクリエーターさんに使われて嬉しいのでこちらのノートを作成しました。
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#箱根駅伝

箱根駅伝2024-25春20「明治大学」

「良い選手はいるんだけど」という枕詞を必ず聞いてしまう近年の明治大学。4年前は優勝候補にも名が挙がるくらいの強さを誇っていた伝統校は、気が付くとチームがガタガタになってしまっている。これは一体どういうことなのか。 2023-24シーズン出雲駅伝 出場無し 全日本大学駅伝 出場無し 箱根駅伝 20位 「監督解任ブースト」は一切かからないまま、終始下位に沈んで箱根路が終わってしまった。もちろん意地を見せた選手たちもいないわけではなかったが、感じたのは選手たちも序盤から迷ったま

箱根駅伝2024-25春17「順天堂大学」

絶対的エース・三浦龍司選手を擁しながらもまさかの17位という結果に終わった名門の順天堂大学。背景には三浦選手を始めとして「駅伝に強い選手」が育ち切らなかったことにある。 もちろん学生スポーツでかつトラック競技などが多い競技において駅伝に強いという理由だけで採用・強化をするというのが正しいわけではない。だが、だからこそここからの復活を期待もしたい。 それくらいの選手層と力を秘めているのだ。 2023-24シーズン出雲駅伝 9位 全日本大学駅伝 11位 箱根駅伝 17位

箱根駅伝2024-25春16「日本体育大学」

苦しむ箱根の伝統校は、前回大会でも苦しみ続けた。玉城監督もできる限りのかじ取りを行っているのだろうが、いかんせんどうしたらいいかというのが実情だろう。 こうした状況の中で重要なのは、やはり結果だ。結果がすべてを変えてくれるはず。「77回目の正月」こそ、伝統校の復活を高らかに叫びたいところだ。ライトグリーンも桜色の伝統校も。今まさしくその光明をつかもうとしているのだから。 2023-24シーズン出雲駅伝 出場せず 全日本大学駅伝 出場せず 箱根駅伝 16位 突き抜けたエー

箱根駅伝とマーケティングに関する考察

私が箱根駅伝に興味を持ち始めたのは、三浦しをんさんの小説がきっかけでした。アニメや映画化されたあの物語です。あの物語を通じて、選手たちのひたむきな姿勢や、駅伝そのものの魅力に心を打たれたのです。最近、本屋さんで池井戸潤さんの箱根駅伝に関する小説を見つけて、こちらも読んでみましたが、これもまた感動的でとても面白かったです。 箱根駅伝は、単なる競技を超えて、日本の新年の風物詩として多くの人々に愛されています。その人気の秘密は何なのでしょうか?これを考えるとき、いくつかのポイント

箱根駅伝2024-25春15「日本大学」

4年ぶりの復活を果たした「桜色の襷」。 前回大会では久々の出場にもかかわらず繰り上げスタート無く見事に全員でタスキをつなぎ切った。今年はその桜の名門を復活させるべく、さらに上を目指す。 2023-24シーズン出雲駅伝 出場無し 全日本大学駅伝 出場無し 箱根駅伝 15位 前述のように全日本での出場さえなく予選会一本で攻めてきた前回大会は、かつて駅伝の名門でもある倉敷高校を作り上げてきた新(旧姓・勝又)雅弘さんを招聘。 留学生のキップケメイくんこそ2区区間10位だったが3

箱根駅伝2024-25春13「中央大学」

優勝候補と誰もが信じて疑わなかった前回大会、主力陣の体調不良に見舞われてまさかの13位でシード権すら死守できなかった。右肩上がりで復権してきた中央大学にとってまさかの落とし穴。 しかし、それをもって全体を見た時昨シーズンは決して「優勝候補」と名乗るにはいささか安定感を欠いていたことは事実。今シーズン藤原正和監督が迎えるのは厳しくも険しいかじ取りになるだろう。 2023-24シーズン出雲駅伝 6位 全日本大学駅伝 4位 箱根駅伝 13位 前回大会で出雲駅伝で3位に入り、コ

箱根駅伝2024-25春11「東海大学」

あれほどの強さを誇り、佐久長聖監督時代には一時代を築いてきた名監督・両角速のチームがここまでもろくなってしまうとは…。言葉を選ばずに言うなら「惨状」から早くも1年、チームは確実に形を取り戻しつつある。 しかしまだまだあの強かった東海大学には程遠い状態が続く。こんなものではないはずだ。 2023-24シーズン出雲駅伝 出場無し 全日本大学駅伝 9位 箱根駅伝 11位 総合成績では「割と健闘した」と言える順位ではあるがほとんどの区間で区間2ケタに終わった点からも分かるように

箱根駅伝2024-25春10「大東文化大学」

2010年代に箱根駅伝の歴史を変えてきたのが青山学院大学や國學院大學だったとするならば、2020年代はライトグリーンの古豪が大きくムーブメントを起こす。そんな気配さえ漂い始めている。 とはいえ、まだまだ序章でもある彼らの今シーズンは果たしてどうなるだろうか。 2023-24シーズン出雲駅伝 出場無し 全日本大学駅伝 7位 箱根駅伝 10位 大学三大駅伝では初の3冠達成校となってから早くも30年、大東文化大学はここ10年でシード権2回という寂しい結果に終わっていた。特に2

箱根駅伝2024-25春9「帝京大学」

「育成の帝京」という異名の通り、ピークを箱根駅伝に持っていく中野監督の確かな手腕と骨太の選手たちが育ってきた。世界一諦めの悪い集団は駅伝シーズンに向けて、きっちりと今シーズンはどのようなチームに仕上がるのだろうか。 2023-24シーズン出雲駅伝- 全日本大学駅伝12位 箱根駅伝9位 距離が伸びてくればチームとしては持ち前のタフさを存分に発揮してきた。特にエースの小野くんが7区で区間2位を記録し、前回大会からの13位から巻き返してシード権を獲得。 最上級生の小野くんは「

箱根駅伝2024-25春8「創価大学」

箱根駅伝の長い歴史の中でも前代未聞の事態に多く見舞われたシーズンだった。他大学で活躍していた選手の転入に留学生のドーピング違反……。その中でもシード権を獲得できたのはチームとしても力を付けてきている証。 今シーズンは競技の面でもさらに力を付け、上位を狙うことができるか。 2023-24シーズン出雲駅伝 失格 全日本大学駅伝 6位 箱根駅伝 8位 衝撃的なニュースだった。今年の2月にドーピング違反が発覚して出雲駅伝の記録が取り消され、全日本では1年生留学生のムチーニくんを

箱根駅伝2024-25春7「早稲田大学」

全日本ではまさかのシード落ちを経験し、今もなお再生途上にある臙脂の名門はその中でもまたきらりと光る選手たちが出てきた。 新入生に力のある選手が揃った今シーズンの早稲田大学は「1=1」の思考でどこまで再躍進することができるだろうか。 2023-24シーズン出雲駅伝5位 全日本大学駅伝10位 箱根駅伝7位 最低限箱根駅伝のシードを獲得することができたことで面目を保った昨シーズンだったが、「数年後早稲田は優勝争いをしているかもしれない」という潜在能力とは打って変わってチームとし

箱根駅伝2024-25春6「法政大学」

3年連続シード権および箱根駅伝で10位→7位→6位と徐々に順位を上げている法政大学。選手の入れ替わりが多い学生スポーツにおいて高い安定感を誇っている。 チームメイトの急死から一つになった「オレンジエクスプレス」はチームとしてスイッチが入る瞬間はいつになるのか。この時期、法政大学は少しだけ低迷期に入っている。 2023-24シーズン出雲駅伝 8位 全日本大学駅伝 出場無し 箱根駅伝 6位 2年連続全日本を逃した一方で箱根駅伝では3年連続シード権を獲得。全日本を逃しチーム力

箱根駅伝2024-25春5「國學院大學」

「大八木イズム」とはもう誰も言うまい。15年以上をかけて國學院大學というチームは確実に「前田イズム」と呼ばれるようなところにまで成長してきた。強豪校とは違ってスカウトから苦労していた過去から今、確実に「箱根を取りに行くチーム」へと変貌を遂げようとしている。 その境地にたどり着くまで、もう一歩。 2023-24シーズン出雲駅伝3位 全日本大学駅伝3位 箱根駅伝5位 優勝にこそ届かなかったものの、高い水準でチームが安定していた1年ではあった。一方で、優勝争い的にはまだまだ程

箱根駅伝2024-25春4「東洋大学」

「その1秒を削り出せ」。駅伝ファンならば聞いたことのあるこのキャッチフレーズを今もなお掲げながら研鑽を積んでいるのが東洋大。前回大会は過渡期にあったチーム状況から、箱根では鉄紺が真価を見せて盛り返した。 今シーズン鉄紺はどんな景色を我々に見せてくれるのだろうか。 2023-24シーズン出雲駅伝7位 全日本大学駅伝14位 箱根駅伝4位 昨シーズンの東洋は箱根駅伝もシード落ちをしてしまうのでは? こういう意見も聞かれた。出雲駅伝では7位、全日本大学駅伝もシード権を確保するど