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箱根駅伝2024-25春20「明治大学」

「良い選手はいるんだけど」という枕詞を必ず聞いてしまう近年の明治大学。4年前は優勝候補にも名が挙がるくらいの強さを誇っていた伝統校は、気が付くとチームがガタガタになってしまっている。これは一体どういうことなのか。

2023-24シーズン

出雲駅伝 出場無し
全日本大学駅伝 出場無し
箱根駅伝 20位

「監督解任ブースト」は一切かからないまま、終始下位に沈んで箱根路が終わってしまった。もちろん意地を見せた選手たちもいないわけではなかったが、感じたのは選手たちも序盤から迷ったままだったということだ。

序盤から戦える、攻めていける。それは一朝一夕で身に付くものではないことも分かっている。だが「今」変わらないことに明治の駅伝に未来はないこともまた、選手たちも分かっているはずだ。

問題なのは、大学関係者がどれだけ理解されているかだが……。

関東インカレ


1500

・新井 晴文 3'48"56 10位

3000SC

1組
・小林周太郎 9'11"16 11着
2組
・窪田悠人 9'39"73 17着

5000

・東原 豪輝 13'55"14 9位
・成合 洸琉 14'18"12 30位
・室田 安寿 14'25"13 35位

10000

・尾﨑健斗 29'31"88 28位
・堀颯介 30'26"52 35位
・甲斐涼介 30'38"19 36位

ハーフ

・吉川 響 1:04'31 9位
・溝上 稜斗 1:06'09 18位
・古井 康介 1:07'08 28位

監督

前監督の山本さんと現監督の山本さんのこの交代劇でそろそろ明治のオールドファンにも気が付いていただきたいのだが、監督の首がすげ変わっただけで良くなることはないということだ。

このチームに根本的に欠けているのは優秀な指導者でもないということを、そろそろ大学関係者が気が付かないといけないのだと思う。

山本豪

昨年7月に就任しチームを箱根駅伝まで導くも結果は20位という結果に終わる。ここからわかるに、山本監督の手腕以前に明治大学には他大学と比較してもチームをサポートする力がいささか欠けている気がする。

それらに対して、やはり外部の人物だといささか強く意見が言えない。そういったところの弊害が出ているのではないだろうか。これは前任の山本さんもそうだったし、現監督の山本さんにも言えることだ。

だが、生え抜きの指揮官ともなると難しいのも事実。それを変えるためにはやはり結果を出すこと。それしかない。

負けてたまるかプレイヤー

明治の今を変えるためにはチームから「今」強い選手が出てくることが大事だ。山本さんも西さんも。そういった強い選手たちが出てくることを心から待っていることだろう。彼には奮起してもらわないと困るのだ。

吉川響

昨年は山登り区間を担当するも区間では下位に沈んでしまった。しかし、本来持っている力は決して低くはない。チーム内トップのハーフマラソンのタイムに関東インカレでもハーフマラソンで9位と気を吐く。

チーム随一の実力を持つ彼が先頭に立ち、山を駆けあがるゲームチェンジャーとなったとき。明治は再びシード権を賭けて戦える土俵に立てると思っている。

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