かねこしゅうへい

小説やら、スポーツやら、ラップやら色々と書いています。 2019年2月にはAmazon…

かねこしゅうへい

小説やら、スポーツやら、ラップやら色々と書いています。 2019年2月にはAmazonKindleで短編集「とても小さな世界」を出版。以後、7冊出版。

マガジン

  • 第101回箱根駅伝追っかけ

  • 箱根駅伝2024-25「負ける気がしねぇ」シリーズ

    2021-22は「男になるのはお前だよ」、2022-23は「パワフルパワー」、2023-24は「前人未踏」シリーズでした。 箱根駅伝2024-25「負ける気がしねぇ」シリーズで行こうと思います。

  • KOKとかラップについて語るコラム

    ラップバトルがただ好きな人間がただひたすらにKOKを紹介していたところから、ラップについても語るコラム。

  • 第100回箱根駅伝追っかけ

    向かうとこは前人未踏 後ろ見ずに前進しろ 辿り着いた前人未踏 そこに立てるぜ金字塔

最近の記事

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過去作一覧

ということで、過去作の書庫をこちらに置いておきます。

    • 箱根駅伝2024-25春22「東京農業大学」

      10年ぶりの箱根駅伝出場となった前回大会はチームとして1つの集大成とすべき大会でもあった。とはいえ、この結果は1つの結果としてチームとして次はどこへと進んでいくか? 東農大としての「これから」が大事となる、極めて重要な1年だ。 2023-24シーズン出雲駅伝 出場無し 全日本大学駅伝 13位 箱根駅伝 22位 1年生で鮮烈な大学デビューとなったエースの前田くんを擁しながらも、強豪校とのレースではやや勢いに飲まれてしまう結果となった。箱根では起用したい区間で起用することも

      • 箱根駅伝2024-25春21「神奈川大学」

        「駅伝の生き字引的存在」だった前監督、大後栄治さんが勇退して新たなスタートを切る神大。文字通りの「新時代」となるわけだが、果たしてこの1年はどうなるのか。 というか、本当に大丈夫なのか。新監督と併せて紹介する。 2023-24シーズン出雲駅伝 出場無し 全日本大学駅伝 出場無し 箱根駅伝 21位 絶対的エースの小林篤貴選手を擁し、実績ある選手たちをそろえた昨シーズンも最後まで波に乗り切れないまま21位でゴール。大後前監督も近年の駅伝の難しさを語っていた通りの結果となって

        • 箱根駅伝2024-25春20「明治大学」

          「良い選手はいるんだけど」という枕詞を必ず聞いてしまう近年の明治大学。4年前は優勝候補にも名が挙がるくらいの強さを誇っていた伝統校は、気が付くとチームがガタガタになってしまっている。これは一体どういうことなのか。 2023-24シーズン出雲駅伝 出場無し 全日本大学駅伝 出場無し 箱根駅伝 20位 「監督解任ブースト」は一切かからないまま、終始下位に沈んで箱根路が終わってしまった。もちろん意地を見せた選手たちもいないわけではなかったが、感じたのは選手たちも序盤から迷ったま

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        • 第101回箱根駅伝追っかけ
          20本
        • 箱根駅伝2024-25「負ける気がしねぇ」シリーズ
          239本
        • kok2024
          2本
        • KOKとかラップについて語るコラム
          46本
        • 第100回箱根駅伝追っかけ
          74本
        • 99回箱根駅伝特集
          63本

        記事

          箱根駅伝2024-25春19「中央学院大学」

          絶対的エース・吉田くんを擁して臨んだ昨シーズン。その吉田くんは2区区間14位と振るわずチームも19位に終わってしまった。今シーズンはその絶対的エース吉田くん擁するラストシーズン。 「もう一人のエース」が出てくるかどうかがいよいよカギとなりそうだ。 2023-24シーズン出雲駅伝 出場無し 全日本大学駅伝 出場無し 箱根駅伝 19位 0からスタートとなった昨シーズン。箱根駅伝こそ復活したものの上位校との差は激しく19位という結果になった。とはいっても、戦力的には他校より劣

          箱根駅伝2024-25春19「中央学院大学」

          箱根駅伝2024-25春18「駿河台大学」

          初めての箱根は襷をつなぎ切る「守りの駅伝」で襷をつなぎ切ると、2度目の箱根は序盤から攻める駅伝で結果こそ繰り上げスタートにはなったものの序盤から鮮烈な印象を残した。 「異端児」徳本監督が率いる駿河台大学が狙う3度目の箱根。おそらく狙っているのはシード権だろう。 2023-24シーズン出雲駅伝 出場無し 全日本大学駅伝 出場無し 箱根駅伝 18位 前回大会では序盤から攻めて、結果として繰り上げスタートとなったものの決して「戦えない」わけではないことをここで明らかにして見せ

          箱根駅伝2024-25春18「駿河台大学」

          箱根駅伝2024-25春17「順天堂大学」

          絶対的エース・三浦龍司選手を擁しながらもまさかの17位という結果に終わった名門の順天堂大学。背景には三浦選手を始めとして「駅伝に強い選手」が育ち切らなかったことにある。 もちろん学生スポーツでかつトラック競技などが多い競技において駅伝に強いという理由だけで採用・強化をするというのが正しいわけではない。だが、だからこそここからの復活を期待もしたい。 それくらいの選手層と力を秘めているのだ。 2023-24シーズン出雲駅伝 9位 全日本大学駅伝 11位 箱根駅伝 17位

          箱根駅伝2024-25春17「順天堂大学」

          箱根駅伝2024-25春16「日本体育大学」

          苦しむ箱根の伝統校は、前回大会でも苦しみ続けた。玉城監督もできる限りのかじ取りを行っているのだろうが、いかんせんどうしたらいいかというのが実情だろう。 こうした状況の中で重要なのは、やはり結果だ。結果がすべてを変えてくれるはず。「77回目の正月」こそ、伝統校の復活を高らかに叫びたいところだ。ライトグリーンも桜色の伝統校も。今まさしくその光明をつかもうとしているのだから。 2023-24シーズン出雲駅伝 出場せず 全日本大学駅伝 出場せず 箱根駅伝 16位 突き抜けたエー

          箱根駅伝2024-25春16「日本体育大学」

          箱根駅伝2024-25春15「日本大学」

          4年ぶりの復活を果たした「桜色の襷」。 前回大会では久々の出場にもかかわらず繰り上げスタート無く見事に全員でタスキをつなぎ切った。今年はその桜の名門を復活させるべく、さらに上を目指す。 2023-24シーズン出雲駅伝 出場無し 全日本大学駅伝 出場無し 箱根駅伝 15位 前述のように全日本での出場さえなく予選会一本で攻めてきた前回大会は、かつて駅伝の名門でもある倉敷高校を作り上げてきた新(旧姓・勝又)雅弘さんを招聘。 留学生のキップケメイくんこそ2区区間10位だったが3

          箱根駅伝2024-25春15「日本大学」

          箱根駅伝2024-25春13「中央大学」

          優勝候補と誰もが信じて疑わなかった前回大会、主力陣の体調不良に見舞われてまさかの13位でシード権すら死守できなかった。右肩上がりで復権してきた中央大学にとってまさかの落とし穴。 しかし、それをもって全体を見た時昨シーズンは決して「優勝候補」と名乗るにはいささか安定感を欠いていたことは事実。今シーズン藤原正和監督が迎えるのは厳しくも険しいかじ取りになるだろう。 2023-24シーズン出雲駅伝 6位 全日本大学駅伝 4位 箱根駅伝 13位 前回大会で出雲駅伝で3位に入り、コ

          箱根駅伝2024-25春13「中央大学」

          箱根駅伝2024-25春14「立教大学」

          予選会直前で前監督の上野裕一郎さんが解任され、しばらく監督不在のまま戦わざるを得なかった立教大学。しかし、その中でも前回は14位と順位を上げる躍進を遂げた。今シーズンは新監督が就任し、気持ち新たに再スタートを切る。 その中でも関東インカレでは素晴らしい兆しも見えている。 2023-24シーズン出雲駅伝 出場無し 全日本大学駅伝 出場無し 箱根駅伝 14位 前監督の上野さんが解任し「監督不在」で臨んだ箱根駅伝は蓋を開けてみると前回大会よりも14位とゴール。はるかに成績を向

          箱根駅伝2024-25春14「立教大学」

          箱根駅伝2024-25春12「国士舘大学」

          前回大会、最も周囲を驚かせたと言ってもいい躍進を遂げたのは国士舘大学だった。ここ数年「シードを目標に」が合言葉だったチームには徐々に「可能性」が見えてきている。 しかし、山本雷我くん世代が卒業した今シーズンは果たしてどうなるだろうか? 2023-24シーズン出雲駅伝 出場無し 全日本大学駅伝 15位 箱根駅伝 12位 感動的なレースだった。留学生のカマウくんが2区区間17位と苦戦する中、徐々に他区間で巻き返して総合12位に。チームとしての総合力が付いてきていることが証明

          箱根駅伝2024-25春12「国士舘大学」

          箱根駅伝2024-25春11「東海大学」

          あれほどの強さを誇り、佐久長聖監督時代には一時代を築いてきた名監督・両角速のチームがここまでもろくなってしまうとは…。言葉を選ばずに言うなら「惨状」から早くも1年、チームは確実に形を取り戻しつつある。 しかしまだまだあの強かった東海大学には程遠い状態が続く。こんなものではないはずだ。 2023-24シーズン出雲駅伝 出場無し 全日本大学駅伝 9位 箱根駅伝 11位 総合成績では「割と健闘した」と言える順位ではあるがほとんどの区間で区間2ケタに終わった点からも分かるように

          箱根駅伝2024-25春11「東海大学」

          箱根駅伝2024-25春10「大東文化大学」

          2010年代に箱根駅伝の歴史を変えてきたのが青山学院大学や國學院大學だったとするならば、2020年代はライトグリーンの古豪が大きくムーブメントを起こす。そんな気配さえ漂い始めている。 とはいえ、まだまだ序章でもある彼らの今シーズンは果たしてどうなるだろうか。 2023-24シーズン出雲駅伝 出場無し 全日本大学駅伝 7位 箱根駅伝 10位 大学三大駅伝では初の3冠達成校となってから早くも30年、大東文化大学はここ10年でシード権2回という寂しい結果に終わっていた。特に2

          箱根駅伝2024-25春10「大東文化大学」

          箱根駅伝2024-25春9「帝京大学」

          「育成の帝京」という異名の通り、ピークを箱根駅伝に持っていく中野監督の確かな手腕と骨太の選手たちが育ってきた。世界一諦めの悪い集団は駅伝シーズンに向けて、きっちりと今シーズンはどのようなチームに仕上がるのだろうか。 2023-24シーズン出雲駅伝- 全日本大学駅伝12位 箱根駅伝9位 距離が伸びてくればチームとしては持ち前のタフさを存分に発揮してきた。特にエースの小野くんが7区で区間2位を記録し、前回大会からの13位から巻き返してシード権を獲得。 最上級生の小野くんは「

          箱根駅伝2024-25春9「帝京大学」

          麻酔-痛み

          ↑の子を初めて見た時、痛みをテーマにしたものを書きたくなりました。そういうわけなので、何卒。 本編①  求めても逃げられ、そのあとに残った痛みを癒す方法をぼくは知らない。あれはいつの頃だっただろうか。おぼろげなのは手作りの看板と張りぼてだらけの校舎、そして制服を来崩しても怒られない空気。  あの時ぼくは野球場かどこかで買った千葉ロッテのTシャツを着ていて、遊びに来ていた錨のロゴが印象的な制服のあの子はぼくを見るなり全速力で駆けだしていく。呆然と立ち尽くしたぼくはいくら求め