かねこしゅうへい

小説やら、スポーツやら、ラップやら色々と書いています。 2019年2月にはAmazon…

かねこしゅうへい

小説やら、スポーツやら、ラップやら色々と書いています。 2019年2月にはAmazonKindleで短編集「とても小さな世界」を出版。以後、7冊出版。

マガジン

  • KOKとかラップについて語るコラム

    ラップバトルがただ好きな人間がただひたすらにKOKを紹介していたところから、ラップについても語るコラム。

  • 第100回箱根駅伝追っかけ

    向かうとこは前人未踏 後ろ見ずに前進しろ 辿り着いた前人未踏 そこに立てるぜ金字塔

  • 箱根駅伝2023-24「前人未踏」シリーズ

    2021-22は「男になるのはお前だよ」、2022-23は「パワフルパワー」シリーズでした。 2023-24は「前人未踏」シリーズで行こうと思います。

  • 99回箱根駅伝特集

    パワーーーーーーーーー

  • 毒の付いた鎖

    slumberland

最近の記事

  • 固定された記事

過去作一覧

ということで、過去作の書庫をこちらに置いておきます。

    • KOK2024勝手に応援企画(1)「凱旋MC Battle代表 S-Kaine」

      さて、MOL53さんの優勝の熱狂がまだ冷めやまないこのシーンだが、早くも2024年のシーンは動き出している。その先陣を切ったのが、昨年度より参加大会として参画していた凱旋MC Battle。 いつKOKの協力大会になるかと待ちわびていたMCバトルの「お祭り」。大会の特色と優勝者をさっそく見て行こう。 凱旋MC BATTLE「若手」が作り出した「全年代」楽しめるバトルのお祭り 自らもラッパーであった主催の怨念JAPさんはもとより古くからある大きな大会……KOKの協力大会で

      • 相手にされないからあがく

        はい。ということで会社の先輩からめっちゃ勧められた映画を見に行ってきました。本人曰く「制作費やすいのに熱量あって良い」とのこと、見に行った映画がこれである。 笑いも涙もある、業界人だからこそ描ける映画で面白かったです。 欠点は多くあれどその欠点を覆い隠すほどのスタッフさん、役者さんの熱量をまっすぐ受け止めることができた作品でした。以下感想です。 ※できる限りネタバレは避けています。それが嫌な方は一度劇場に足を運んでみてください。 出港したはいいけど夢を一度あきらめたワン

        • だからJFAは森保さんを首にできないんだと思う

          はい。久々にサッカーのことでも書こうかと思います。 アジアカップ準々決勝にてイランと対戦し押し込まれて敗退。結果としてアジアカップを取り逃がす結果となってしまった。 個の力は歴代トップクラスにありながらも、イランに敗れ去る結果となった日本代表。現在ネット上などでは「森保監督を解任すべき」という声が聴かれているが、おそらくJFAの中では彼を解任するという選択を取ることはないでしょう。 それはなぜなのか? 解任基準を見ていこうJリーグができて以降、日本代表監督を解任された監

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        マガジン

        • KOKとかラップについて語るコラム
          45本
        • 第100回箱根駅伝追っかけ
          74本
        • 箱根駅伝2023-24「前人未踏」シリーズ
          219本
        • 99回箱根駅伝特集
          63本
        • 毒の付いた鎖
          7本
        • Tips.
          6本

        記事

          佐藤圭汰にまだ残っている「伸びしろ」とは

          衝撃的な記録だった。 1月26日にボストンで行われた室内競技の5000メートル走の記録会において、駒澤大学に所属する佐藤圭汰くんがこれまでの自身のベスト13分22秒91を大きく更新する13分09秒45をマーク。 室内外と合わせて日本歴代2位の好記録を見せつけた。しかし、室内だからこそまだまだ物足りない部分があるのもまた事実だ。それは、室内競技の特性に秘められている。 屋外に比べて走りやすいようにコースが作られている屋外の陸上トラックは400メートルでそこを12.5周する

          佐藤圭汰にまだ残っている「伸びしろ」とは

          駒澤と青学の違いを楽しむ

          すでに駅伝好きの方々であれば気が付かれている方も多いことだろうが、駒澤大学と青山学院大学は駅伝の強い学校であるが、そのベクトルは明らかに違う。 それは「未来」か「今」か。この二つの違いが、だ。選手たちにとってどちらも重要となるこの2つの選択肢の中で、選手としてどうありたいのか。私が今言えるのは「どちらも正しい」ということだ。 「未来」を見据える駒澤大学箱根から世界へ。それをマインドとして誰よりも意識しているのが駒澤だ。学生三大駅伝で最多となる29勝を達成し、平成最初の4連

          駒澤と青学の違いを楽しむ

          金栗四三杯は妥当だったのかどうか

          本当に三週間前にやっていたとは思えないほど時間がたってしまったが、今回の箱根駅伝は「青学の圧勝」だった。ただこれは、原監督が大勝負として2区の黒田くんと3区の太田くんで仕掛けるという「賭け」に成功したと言ってもいい。 何より3区の太田くんは日本人記録を大幅に更新する激走を見せて青学を優勝に導いた(もちろんどの区間の選手たちも素晴らしい走りをしていたことはここに付け加えたい)。 さて、その中で少しだけ話題になったのは箱根駅伝のMVPである金栗四三杯の受賞者について、今日は少

          金栗四三杯は妥当だったのかどうか

          KOK2023感想「格好いいって何だろう」

          ということで、昨日は配信でKOK2023を見ていました。結論から言えば「めっちゃぶちあがる最高の大会」だったことは言うまでもありません。それぞれがそれぞれの正義をぶつけ合い、時には笑うこともその真剣さに思わずピリピリとすることも。 9回の大会を重ねるごとに「KOKならでは」の大会のクオリティになっていると思う。では実際に、大会として何が良かったか、個人的な感想を交えて話していきたい。 全員が全員「ラップ」に貪欲だった開幕戦第1試合からSAMさんが敗戦したことを本気で悔しが

          KOK2023感想「格好いいって何だろう」

          KOK2023勝手に応援企画(16)「MAKA」

          最近ではレゲエDeejayがMCバトルも席巻しステージ上で新たな刺激を与え続けている。CHEHONさんにPOWER WAVEさんと席巻している中で、一人。 KOK最後のイスを手にしかMAKAさんはレゲエとHIPHOP、2つにルーツを持った「聞かせる男」だ。 にじみ出る人の良さラガを感じさせる心地よいフロウに乗せたラップスタイルが特徴の彼はストレートでポジティブなリリックにも定評がある。基本笑みを絶やさず周囲と接する彼の人柄がそのままスタイルになっているようにも感じられる。

          KOK2023勝手に応援企画(16)「MAKA」

          KOK2023勝手に応援企画(15)「呂布カルマ」

          彼のことはMCバトル界の覇王だ。私は以前そのように書いた。その考え、スタンスに一つも変化はない。むしろずっと変わらないくらいだ。ということで、MCバトル界の覇王・呂布カルマについて今回は語って行きましょう。 意外とCIYは取っているけど、UMB本戦取っていないんですよね。 呂布さん自身は一つも変わっていない呂布さんがまず強い理由は めっぽう口げんかが強い ビートキープ力がめちゃくちゃ高い 誰も踏まないような韻を踏んでくるし、意外と硬い この3つが挙げられる。しかも

          KOK2023勝手に応援企画(15)「呂布カルマ」

          KOK2023勝手に応援企画(14)「GOTIT」

          ラップにおいて自然体でパフォーマンスを発揮することは常に難しい。いざとなったらゾーンに入るような、そういう感覚のモノ。しかし、日常から自然体でラップする男こそがGOTITさんだ。 2023年のUMBを制覇した北関東の雄は、これまでも何度も何度も壁に跳ね返されてきた。Mr.UMBがたどり着いたこの日本一の称号は、何よりもカタルシスを感じる心地いいものだ。 UMB参戦は2008年から今のようなバトルブームになる前からUMBに参戦している彼の記録を辿るとなんと2008年から参加

          KOK2023勝手に応援企画(14)「GOTIT」

          KOK2023勝手に応援企画(13)「NAIKA MC」

          ラップに重要なことは「韻を踏むこと」。しかし、あえて韻を必要以上に踏むことなく熱量一本やりでかつてチャンピオンにまで成り上がった男を、あなたはご存じだろうか。 それこそがNAIKA MCである。一見するとただシャウトしているだけに聞こえるが、面白いことができてテクニックもあってそれでいて胸を打つラップができる。決してミメイや百足さんとは違ったビジュアル的に優れているわけでも、フロウでも見せるわけでもない。 暑苦しく、熱のこもったラップ一本で彼はチャンピオンにまで上り詰めた

          KOK2023勝手に応援企画(13)「NAIKA MC」

          KOK2023勝手に応援企画(12)「句潤」

          ラッパーにも様々なタイプがいる。輪入道さんみたいに真正面で立ち向かうMCにCORGI WHITEさんのようにメロディーに乗ったフロウ。MOL53さんのようにありのままをリリックにするスタイル。 その中でも句潤さんは音楽センス高く、そして独自のスタイルを今も貫きながらストリートにてかまし続けている。 レペゼン045の「横浜の異端児」抑揚のきいたメロディアスなフローと独特の音楽センスを持つ句潤は、まさにHIPHOPシーンの中でも唯一無二の存在。バースを聞けば自然と首を振ってし

          KOK2023勝手に応援企画(12)「句潤」

          KOK2023勝手に応援企画(11)「Authority」

          2018年、停滞していたバトルシーンに現れた超新星が現れた。UMB2018準優勝。輪入道さんに勝利し、2019年のバトルではタイトルを総なめ。準優勝に終わった2018年のUMBの借りを見事に返し、KOK決勝で延長の末破れる。 急激にスターへと上り詰めていった彼は、そのあと一時期停滞する。「青森の実力者」だった彼が名前の知れていった2020年。快進撃がぱたりと止まり、その後バトルから一時期姿を消した。そして、2022年。再び彼は帰ってきた。 朗らかな少年の顔から精悍な男にな

          KOK2023勝手に応援企画(11)「Authority」

          KOK2023勝手に応援企画(10)「CHICO CARLITO」

          沖縄出身のラッパーは近年非常に多い。AwichさんにRude-αさん、D.D.Sさん。本州から遠く離れた場所で米軍基地が多いという風土から、独自のHIPHOPカルチャーが形成されている。 その中でも一人、KOK2023に出場する純度高い沖縄のMC。それがCHICO CARLITOさんだ。フリースタイルダンジョンなどで見せた「島人魂」を見せつけることができるか。 UMB2015王者R-指定さんの3連覇。その伝説に幕を下ろした後の大会がUMB2015。絶対王者不在の中で行われ

          KOK2023勝手に応援企画(10)「CHICO CARLITO」

          KOK2023勝手に応援企画(9)「Shamis」

          これまでにハーフのラッパーというのは多くいた。ACEさんにIDさんを始めとしてLICK-Gさんもそうだ。彼もまた、ブラジルと日本のハーフであり、瞬く間にスターへと駆けあがっていく過程にある。 高校生ラップ選手権王者の彼は「大人の世界」を今まさしく体験している。 岐阜出身で父はサッカー選手だった?神奈川に越して来る前は岐阜に住んでいたという彼。父親はブラジル人でサッカー選手だったという。現在もサッカーコーチをしているようで、ラモス瑠偉さんや闘莉王さんとも親交もある様子。

          KOK2023勝手に応援企画(9)「Shamis」