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箱根駅伝2024-25春14「立教大学」

予選会直前で前監督の上野裕一郎さんが解任され、しばらく監督不在のまま戦わざるを得なかった立教大学。しかし、その中でも前回は14位と順位を上げる躍進を遂げた。今シーズンは新監督が就任し、気持ち新たに再スタートを切る。

その中でも関東インカレでは素晴らしい兆しも見えている。


2023-24シーズン

出雲駅伝 出場無し
全日本大学駅伝 出場無し
箱根駅伝 14位

前監督の上野さんが解任し「監督不在」で臨んだ箱根駅伝は蓋を開けてみると前回大会よりも14位とゴール。はるかに成績を向上させ世間を驚かせた。4月より駒澤大学でコーチをしていた高林祐介さんが就任。

「現役ランナー監督」だった上野さんからバトンを受けた「青年監督」は駒澤大学やトヨタ自動車で培ってきたものや感じたものをどのように注ぎ込むのだろうか。

関東インカレ

関東インカレでは1部で青木くんが優勝するなど、トラックレースでは中田くんや稲塚くんが相次いで入賞。前任監督から練習メニューは変えてないという形でスピードランナーを育成しつつ「駒澤カラー」も徐々に入れて行けるのか、駅伝にはどのように象られていくか。

今から楽しみだ。

1500

1着 青木龍翔(2年) 3'52"93 ☆優勝
4着 大塚直哉(3年) 3'54"20 ☆入賞

3000SC

5着 中田紫音(4年) 8'54"89 ☆PB ☆全日本インカレA標準突破 ☆入賞

5000

10着 林虎大朗(4年) 14'00"94

10000

14着 馬場賢人(3年) 28'40"67 ☆PB ☆全日本インカレA標準突破
23着 國安広人(3年) 29'16"74

ハーフ

5着 稲塚大祐(4年) 63'48" ☆PB ☆入賞
12着 中西洸貴(4年) 64'58"

監督

「学生主体で作り上げてきたチーム」の中に飛び込んで行く困難には恐怖が伴う。その中で「名門のコーチ」を務めてきた男に白羽の矢が立った。それが高林さんだ。

高林祐介

現役時代は駒澤大学の主将も務め、トヨタ自動車で2016年まで現役を務めた800メートルからフルマラソンまで経験したユーティリティーランナー。

引退後は22年の6月まで出向で駒澤大学のコーチ就任まで社業に専念。コーチ就任後は駅伝で6戦5勝。指導者不在が続いていた立教大学に駒澤大学側からアプローチする形で高林さんを勧め、監督就任が実現した。

前監督の上野さんとアプローチが異なるとはいえ若く親身に寄り添える指導者として目標としているシード権獲得なるか。

負けてたまるかプレイヤー

上野前監督が直接スカウトしてきたというのもありポテンシャル高い走者が多く居る。その中でも関東インカレで一気に表れてきたのが青木くん。U-20の日本代表として1500メートルのランナーとしての経験もある。

青木龍翔

大牟田高3年だったインターハイで800m2位、1500m3位の実績を持つスピードランナー。関東インカレでは青学の宇田川瞬矢くんを差し置いて見事に優勝をもぎ取った。

夏から秋にかけて彼のようなスピードランナーがどこまでの成長を遂げて駅伝メンバーに食い込んでくるのか、楽しみでもある。

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