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箱根駅伝2024-25春7「早稲田大学」

全日本ではまさかのシード落ちを経験し、今もなお再生途上にある臙脂の名門はその中でもまたきらりと光る選手たちが出てきた。
新入生に力のある選手が揃った今シーズンの早稲田大学は「1=1」の思考でどこまで再躍進することができるだろうか。


2023-24シーズン

出雲駅伝5位
全日本大学駅伝10位
箱根駅伝7位

最低限箱根駅伝のシードを獲得することができたことで面目を保った昨シーズンだったが、「数年後早稲田は優勝争いをしているかもしれない」という潜在能力とは打って変わってチームとしては「停滞」した1年だったかもしれない。

しかし、3年生エースとなる山口智規くんが日本選手権クロスカントリーで優勝するなど力を付けており、8区5位の伊福陽太くんは延岡西日本マラソンでサブテン切りかつ優勝と力を付けてきている。

花田監督が掲げる「1=1」の精神とともにチームが力を付けてきていることは事実で、今シーズンはさらなる飛躍を期待してもいいだろう。

関東インカレ

各競技で選手たちが上位に安定感を誇り、チームとして力があることを示して見せた。個々の能力は確実に付けてきているだけにあとは駅伝力だろう。上武大学時代から選手の才能を見出し磨く力を花田監督は持っているだけに、これらをいかに駅伝に結び付けていけるか。そこが課題となっている。

1500

岩下和史(2)3分46秒80(4位)★自己新記録★
立迫大徳(1)3分47秒34(5位)★自己新記録★
吉倉ナヤブ直希(1)3分48秒11(7位)"

3000SC

草野洸正(4)8分56秒12(6位)★自己新記録★

5000

山口智規(3)13分50秒12(4位)
石塚陽士(4)13分58秒82(13位)
山口竣平(1)14分03秒71(15位)

10000

伊藤大志(4)28分45秒23(11位)
工藤慎作(2)28分53秒41(13位)
間瀬田純平(3)29分28秒56(27位)

ハーフ

伊福陽太(4)1時間03分54秒(5位)
菅野雄太(4)1時間04分35秒(10位)
宮岡凜太(3)1時間04分39秒(11位)

監督

強い早稲田を現役から知り、強い早稲田を監督として知り、そして今強い早稲田を作り上げようとしている。指導経験も含めてきわめて豊富な名伯楽も早くも3年目。飛躍の1年とできるだろうか。

花田勝彦

指導者として上武大学の駅伝を箱根駅伝の常連校に育て上げ、実業団のGMOはニューイヤー駅伝の常連チームにまで育て上げた名伯楽。シード落ちし苦境にあえいでいた母校を再びシード常連校にしここ2年は連続シードを獲得している。

今期は個々の力も育ってきているだけにより攻めていけるシーズンとなるはずだ。花田監督はどういう形でそれを体現してくれるのかも楽しみだ。

負けてたまるかプレイヤー

「山の名探偵」と異名がつけられた彼は駅伝においても重要な力を発揮してくれるはず。特殊区間だけでない彼の活躍は間違いなくプラスに働くことが多いはずだ。

工藤慎作

1年生ながら山登りを任された前回大会は区間6位と及第点の活躍。関東インカレでも10000メートルで13位と奮闘。3大駅伝すべてに昨シーズンは出場して経験豊富な彼は、山口くんや伊福くんを支えるだけでなく「妖精」卒業後どのような「解決」に導けるのか。

主役をかっさらう活躍に期待だ。

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