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人に頼む技術 徹底的に相手の立場に立って考えることが重要

人に何かをお願いすることって得意ですか?

僕は苦手です。

相手の迷惑にならないかな?

もし無下に断られてしまったらショックだな・・・

そう思うと頼みづらく感じてしまいます。

そこで、ハイディ・グラント著「人に頼む技術コロンビア大学の嫌な顔されずに人を動かす科学」を読みました。

読もうと思ったきっかけは実際の職場で同僚や協力業者さんに仕事を頼むことがあり何か役に立つ知識はないか?

頼む時に相手に気持ち良く引き受けてもらうにはどうしたらいいか?

いい方法があるかを知りたくて読み始めました。

結論から書きます。

◆人は思っている2倍誰かを助けたがっている

◆人はコントロールされることを嫌う。

◆頼み方のダメなパターン 3選(全7つから抜粋)
 やたらと謝る
 メリットを強調する
 頼み事は些細なものだとアピールする

◆正しい頼み方 3選
 「内集団」の仲間意識を用いる
 「自尊心」助けることでポジティブな感覚を得る
 助ける側が「有効性」を把握出来るようにする

人は思っている2倍誰かを助けたがっている。

今まで人を助けてお礼を言われると良い気分になったことはないですか?

前を歩いていた人が落とし物をして拾ってあげた。

ドアを開けて待っていてあげたり。

些細なことでも助けて相手が喜んでいるとほっこりした気持ちになって気分が良くなりますよね。

助けてあげた側は助けを求めてきた人に好意を抱くという研究結果も出ています。

一転して、いざ自分が助けを求める立場になった時は色々と考えてしまい二の足を踏んでしまいます。

自分なりに分析してみると、誰かに助けを求めるときって余裕がない場合が多いですよね。

なので、いざそういう状況になった時は自分のことしか考えられていないので、相手の立場になって考えることが出来なくってしまっている。そして見当違いな相手のイメージを膨らませてしまっています。

これの対策方法として、助けが欲しいときには一度立ち止まり、自分が助ける側の立場だったらと考える必要があります。

自分が助けを求められる立場だったら無下に断るでしょうか?

断りづらいし出来たら助けて上げたいと思うのではないでしょうか?

・・・え?それは相手による?

そうですよね。相手によります。

その相手とはどんな人でしょうか?

助けたいと思ってもらえるにはどうすればよいでしょうか?

人はコントロールされることを嫌う

助けることは気分の良いもの。

とはいえ、誰かを助けていい気分になるときとならない時っていうのがありますよね。

いい気分になる時の共通点は、自ら望んで支援の手を差し伸べているということ。

助ける側が望んでというのが重要になりそうですね。

人はコントロールされることを嫌います

僕はこの本で一番言いたいところはここなんじゃないかと思いました。

頼み事をするときは相手の立場になってとことん考えて、自分の意思でこの人を助けてあげるんだ!と主体的に助ける。

そうしてもらうには、どのような言い方や言い回しで頼むかに本質があります。

具体的にダメな頼み方といい頼み方も書いてありましたので共有します。

頼み方のダメなパターン 3選(全7つから抜粋)

自分がやりがちだったり、頼まれて嫌な気持ちになったことがあるものを3つ抜粋しました。

・やたらと謝る

すみません、これお願い出来ますか?本当に忙しい時に申し訳ありません。

みたいな感じでどんだけあやまんねん!不倫の記者会見か!

みたいな感じで相手に悪いなという気持ちが出すぎてしまい過剰に謝ることがあります。

後で考えるとなんであんな頼み方したのかな?と思いますが根が小心者なのかついつい謝っちゃうんですよね。

これは本当に直さないといけないところだなと読んでいて反省しました。

・メリットを強調する

これはあなたのためになる仕事だからお願い。

のように、逆に感謝しろよ的な頼まれ方されたことありませんか?

引き受けた後であれ?俺何かいいように扱われてね?と

なんだかモヤモヤした気持ちになりなんだかなぁと思う事がありました。

これは、相手にコントロールされていると後になって気づいたからモヤモヤした気分になっているんですね。

本書を読んで原因がわかりました。

・頼み事は些細なものだとアピールする

簡単な作業だからちゃちゃっとやっといて。

と言われていざ手を付けたら全然簡単じゃないやん!

どっちか言うと大変な部類やん!

と憤慨したことありませんか?

もう2度とその人の頼み事は聞かないでおこう・・・となっちゃいますよね。

頼んできた本人にとっては容易いものだったのか、大変だとわかっていて言わなかったのかわかりませんが、どちらにしてもいい印象はありませんし次はありません。

言い頼み方 3選

ここに気を付けて頼めばいいよと本書内で書かれていることです。

・「内集団」の仲間意識を用いる

内集団とは自分の所属する集団の事です。

例えば、会社だったり同じクラス、家族も内集団になりますね。

共通の目標を作ったり、一緒にやろうと言ったり。

外集団(他社や他学校等)に共通の敵を作ったり。

というように相手を巻き込んで仲間として一緒に協力して欲しいという頼み方をする。

・「自尊心」助けることでポジティブな感覚を得る

いかにして頼まれる側がコントロールされていると思わないか。

自分の意思で決定していると思うかが重要です。

それには、相手の得意とすること等で

「自分にしか助けることが出来ないんだ」と思わせると自尊心は高まります。

相手独自のいいところを見つけて褒めてあげるのが重要です。

・助ける側が「有効性」を把握出来るようにする

助けたときにどれだけの手応えがあったかどうかということがわかってもらえると効果的です。

相手を助けたときに自分がどのくらいの影響力をもたらしているかがわかりやすいと助けたくなります。

なので、頼むときには助けてもらうことでこんないい結果にしたいというように具体的に最終地点を説明してあげる。

そして、助けてもらった後で結果こうなったというところまで報告して感謝出来るとさらにいいですよね。

まとめ

人に頼む時は、相手をコントロールしようとするのではなく、相手の立場に立ってどうしたら気持ちよく手助けしてくれるだろうかと考えてから頼む。

当たり前のことですが、いざ頼み事をしようとすると自分のことしか考えられなくなって当たり前のことがどっかに行っちゃいます。

一度立ち止まってよく考えることが重要ですね。

この記事にスキやコメントを残してもらえると僕のモチベーションが爆上がりして記事の更新が速くなり色々な本が濾過出来ます。




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