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学期末 - グアテマラの学校にて

学期末のテストを私に渡さずにこっそり家に持ち帰って修正して、翌日母親に学校に持って来させるというズルをしたルイスの母親が学校にやってきた。見た瞬間、怒った顔だったので、「悪い点数つけたから私に怒ってんの??いやいや、息子が悪いことしたのは流石に母親でも分かってるでしょ。」と思ったけど、様子見ながら切り出した方が無難だな、と判断。

「授業中は、よく集中していて理解も早いので、授業態度は70点を付けました。」と切り出したら、嬉しそうな顔に変わったので、一安心。「では、何故今学期の点数が49点かというと、学期末のテストを家に持ち帰ったので、罰として同じテストをもう1回行って、その半分の点数をルイスの学期末の点数としました。本人にも了承済みです。」と説明したら、「じゃあ、来学期末は点数がもっと上がるってことですね!」と来た。「知るか、ボケ!」という言葉は飲み込んで、「それは、来学期の彼の成績次第ですので、分かりません。」「でも、点数良くなるでしょ。」と畳み掛けてくるので、「さあ、分かりません。何故、今回テストを家に持ち帰ったのか理由も分かりませんしね。」と嫌味を挟んでみたのだが、彼女の興味は次の学期に移っているらしく、今回の反省は無い。

蛙の子は蛙ってヤツだなー

ルイスはテストは1番に終わって見直しはしない。点数は中か下。0点だった事もある。過去を振り返らない極端なタイプ。母親に似たのかぁ。もしかしたら家族全員同じかも。グアテマラ家族おそるべし・・・

金額の問題ではなく、共感していただいたという意思表示がありがたいです。