モーレツからモ〜レツへ
あけましておめでとうございます、シノです。これを書いているちょうどその時に、2回目の緊急事態宣言発出、というニュースが流れてきました。今年も色々ありそうですが、健やかに生き抜きたいです。
#note書き初め というお題があったので(募集終わっちゃったみたいですが…)、コピーライターとして今年の抱負を書きたいと思います!
どどーん!\賞を獲る/
知名度あるなしに関係なく、賞を獲ることを目標にします。
キャッチコピーの賞でもっとも有名なのは宣伝会議賞ですが、開催されるのは年の後半。それまでの間、アタマを鍛えるために幅広くチャレンジしようと思います。
昨年はSNSで公募していた #ママキティーのキャッチコピー に挑戦し、特別賞に選んでいただきました。
この公募を選んだ理由は「キャッチコピー1作品につき5円をハワイのボランティア団体に寄付」という素敵な取り組みをされていたからです。コピーを書くだけで援助になることに感激しました。
SNSでの応募は他の人が書いたコピーがタイムラインで見られるので、やる気が出ます。ライバルがこんなにいる!と知るのは大切なこと。その中から選ばれるとやっぱりすごく嬉しいですし、選ばれなくても次への原動力につながります。
ジャーン!\講義・講座を受ける/
スキルを身につける機会を意識的につくりたいです。
昨年、はじめて宣伝会議の講座を受けました。その名もWebコピーコース。コロナ禍に対応した全5回フルリモートの講義形式でしたが、面白く、学びも多かったです。志のある人たちに(画面上でしたが)囲まれて、コピーライターとしてもっと頑張りたいという前向きな気持ちになりました。
宣伝会議ではオンラインの無料体験講座があり、これがけっこうおすすめ。講義の雰囲気がわかり、講師の話も聞けるのでためになります。わたしも無料体験講座を受けて、Webコピーコースの受講を決めました。迷っている人は宣伝会議のホームページをのぞいてみてください。
また、こんな時だからこそコピーライターのスキルを活かして社会に役立つことをしたいと強く思いました。個人的にプラン・インターナショナルへの寄付は始めましたが、今年はコピーライターとしてのボランティアができないか?と模索中です。もし「こんなこと一緒にどう?」という方がいたら、気軽に声をかけてください!
YOYO!\本を読む/
読書のための時間をしっかり取ろうと思います。
いやその前に読書って目標にすること?って思った本好きのみなさん…確かに! でもわたしは通勤時間=読書時間だったので、やっぱり読書時間が減ってしまったんです。それなのに次から次へと出版される新刊を買ってしまい、結果として積ん読が増えてしまいました。
とりあえず1月中に、タイトルが最高なこの本を読み終わりたいです。著者のデヴィッド・グレーバーは昨年亡くなってしまったんですよね…。
この紹介文がまたいいんですよ。
やりがいを感じないまま働く。ムダで無意味な仕事が増えていく。人の役に立つ仕事だけど給料が低い――それはすべてブルシット・ジョブ(ルビ:クソどうでもいい仕事)のせいだった! 職場にひそむ精神的暴力や封建制・労働信仰を分析し、ブルシット・ジョブ蔓延のメカニズムを解明。仕事の「価値」を再考し、週一五時間労働の道筋をつける。『負債論』の著者による解放の書。
引用元:版元ドットコム(https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784000614139)
週一五時間労働はすごい! 労働から解放されてる! 2021年中に実現したい!(笑)
読書は、自分を思いもしなかった場所へ連れていってくれるもの。第一線で活躍するコピーライターも、仕事で煮詰まった時は雑誌を見たり、ぜんぜん関係ない本を読んだりして脳を刺激すると聞きました。独りよがりの考え方から脱するためにも、しっかり本を読み、心を柔らかくしておきたいです。
タイトルにこめた意味
モーレツってなんとなく聞いたことがある、テレビで見たことがあるフレーズだと思います。
その昔、日本がすごかったらしい高度経済成長期、1970年に富士ゼロックスが「モーレツからビューティフルへ」という広告キャンペーンを展開しました。2018年の日経新聞の記事によると、「企画した電通の藤岡和賀夫氏は環境破壊など高度成長によるひずみが気になり、それまでのモーレツ主義とは逆の価値観を問いかけた。」とのこと。
でも、このモーレツからビューティフルへという問いが立てられて以降も、人はあいかわらずモーレツをやめられなかったのではと思うんです。環境破壊だって止まらなかった。
それが昨年、突然、急ブレーキをかけられた。まるで地球の怒りが爆発したみたいでした。世界というバベルの塔は大きく揺さぶられ、崩壊には至りませんでしたがこれまで当たり前だと考えられていた価値観の更新も余儀なくされました。
だから、モーレツをもう卒業しましょう。さようなら、ガチガチの直線的なモーレツ。こんにちは、ゆるやかで流動的なモ〜レツ。そんな思いをタイトルにしました。発音もモーとまっすぐ言うのではなくモ〜と余韻たっぷりに。なんてたって丑年ですから。