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「遺伝子検査」と「わたし」のあいだがら(前編)

※あくまでも遺伝子に関する個人的見解を書いています。

3Dプリンターが登場して「なんだかすごいのがでてきたな」と思ったら、今度はチャットGPTが登場して、世間を騒がせていますね。わたしは両方とも未体験なのですが、読者の中には、体験した方もいらっしゃるのではないでしょうか。このような新サービスと自分がどう付き合っていくかが、問われる時代だと感じています。

さて、遺伝子検査も、テレビなどで見かける機会が増えたと思います。あるテレビ番組で、タレントが自分の老化リスクがわかる遺伝子検査を受けて、検査結果に驚いたという話がありました。実は、わたしも主治医から遺伝子検査をうけることを提案されて、数カ月悩んだことがあります。悩んだ日々のことを書きたい!でも書くのはかなりカロリー消費する!みたいな葛藤があり、 気づいたら久々投稿になっちゃいました。Sorryです。
色々あったので、2回に分けてお伝えします。

わたしは30代で、乳がんにり患しました。そして数年間、わたしを診てくれた主治医が代わりました。診察のため久しぶりに病院に行き、受付をした際に、主治医が変わったことを知らされました。「どんな先生かな・・」と少し緊張しながら、診察室に入りました。

入って、自分の名前を伝えた直後、主治医から「あなたは40歳以下で発症しているので、卵巣がんになるリスク等々があります。遺伝子検査を受けて、今後のリスクを把握することを提案します。」と言って、遺伝子検査の説明を始めたのです。主治医の突然の提案に、わたしは驚きながらも、必死に遺伝子検査についての説明を聞きました。説明を聞く内に、頭が疑問でいっぱいになりました。
疑問の一部を読者にお伝えすると・・
「前の主治医から遺伝子検査の提案をされなかったのは、なんでだろう」
「リスク把握は重要だけど、それ以上に遺伝子検査結果が今後の治療にどう活かされるかが私的には重要なんだけど。そこについてはあまり説明してくれないのは、なんでだろう」
等々。

翌週、主治医紹介の遺伝子検査カウンセリング担当医から、遺伝子検査の説明と、私の質問に答えていただきました。しかし、私は遺伝子検査をうける意義を理解できませんでした。カウンセリング後の主治医との診察で「分からないことが多いので、今は検査受診する気持ちはないです」と言うと、医師に「将来のリスクについて、知るのが怖いという患者もいますからね」と言われて、モヤモヤした気分のまま診察が終了しました。

モヤモヤの理由は、主治医は患者のことを思って検査提案をしているのは理解できるものの、わたしにとって主治医の言動が「遺伝子検査を受けてください!」と言っているように感じたからです。主治医にそのことを伝えようかと思いましたが、自分の体を託している相手なので、言わずに診察をあとにしました。

幸か不幸か、病院の会計がいつもより時間がかかりそうでした。私は、病院施設内にあるガン相談センターに行って、センタースタッフの方に、主治医と何があったのかを一通り聞いてもらいました。そうするとスタッフの方から「診察2回目で、あなたも医師も、手探りでコミュニケーションをとっている段階だと思います。主治医を交代することは可能ですが・・」と言ってもらったことで、少しスッキリした気持ちで帰宅することができました。

帰宅してお茶を飲みながら、
遺伝子検査、いますぐうける気持ちにはなれないけど、どうしようかな・・
夫ちゃんとこの件について話し合いを継続しないとな・・
帰省した時に、姉ちゃんに、このこと話さないとな・・
そんなことをぼんやり考えていました。

続きは次回の投稿で。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。^^

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