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【在宅勤務、なんだか気が散る、、、】机や椅子と仕事のカンケイ

在宅勤務や、フリーランスライター、ノマドワーカーなど、大小あれど「働く環境を選べる、調整できる」お仕事の方々がいらっしゃると思います。

フリーランスの方、ノマドの方などはお気に入りの場所や、新しい土地でも新しい場所との出会いを楽しんでいる方もいらっしゃるでしょう。

在宅勤務の方も、この数年で勤務のために机や椅子を新しく購入されたり、整えたりと対応されてきた方も多いのではないかと思います。

特に在宅勤務の方に関しては、慣れすぎている環境、生活と同じ環境で上手く切り替えて仕事を進めること、また「仕事をするためではない」机や椅子で業務に打ち込んでいる場合も少なくないのでは、と思います。

人間の脳は意外と単純で、同じことを続けようとする特性があります。
そのため、いつもリラックスし、休んでいると認識している場所で、状況が変わったからと言って、モードをすぐに切り替えること(仕事をすること)が難しい場合があります。

在宅の場合に、仕事始めと仕事終わりに「ルーティーン」を入れましょう、と言われるのはこれが理由ですね。

脳に、今から仕事なんだよ、ということや、これで仕事が終わりだよ、ということを知らせてあげる役割があります。

ルーティーンは何でも大丈夫なので、コーヒーを飲むとか、軽くストレッチをするとか、もし切り替えが上手く行かない場合は是非取り入れてみてください。


また、使う机や椅子も重要です。
PC作業や手作業はそれぞれ集中力や思考力、またタイピングなどで動作も入りますので、理想は疲れない机の高さや、カラダが安定する椅子を利用できるといいです。

なかなか集中が続かないとき、仕事が終わったあとに疲れてしまう、肩や腰が凝る、そしてまた次の日の仕事が億劫になり、始めてもやっぱり集中できない、ということもあるでしょう。

改善のためにも、カラダに合った机や椅子を利用できるといいです。

しかし、家の広さや予算もあるでしょうから、簡単に机や椅子の購入までには至れないよ、、、という場合でも取り入れられるものがあります。

まずは、机の上はきっちり片付けることをおすすめします。
仕事に関係の少ないものが目に入ると、家ということもありそちらに思考が移ることがあります。

次に机の高さ調整です。
PCの場合は、背筋を伸ばして座り、肘を直角より少し深く(100度くらい)に曲げたところにキーボードがあるくらいがいいですね。
ラップトップや、キーボードを平置きして使われている方、キーボードに傾斜がつくように台やキーボードの裏にあるツメを立てている方は、上記より少し机が低くてちょうどいいかと思います。

机の高さで最もポイントに考えるのは「目の高さ」です。
PCを注視したり、手作業に集中したりと、目を使うことが多いからです。

目の高さに合わせてしっかりと調整するには、首から背中の状態が関わってきます。
また、PC作業の場合はさらに、脊柱や肩関節のかたさと安定性、手関節のかたさも関わってきます。

長時間続けられる姿勢での目の高さに合わせて、PC台、ディスプレイ台を導入したり、タイピングのやりやすさを参考にアームレストや、キーボードに傾斜がつけられる台を導入することで、かなりやりやすくなると思います。

そして、椅子選びです。
椅子では高さと座面の調整が必要です。
高さは膝を90度より少しだけ曲げて、足の裏がしっかり床につく高さがおすすめです。
足を前方に伸ばして仕事をされている方もいらっしゃいますが、その状態に合わせた椅子の高さだと、適正なところより高すぎる場合があります。
また、骨盤も後ろに倒れやすく、代わりに首を突き出してストレートネックになったり、腰に負担がかかりやすいので、やはりおすすめは膝が90度より少し曲がって安定する高さです。

また、座面も大切です。
骨盤を起こすクッションが多く出ていますので、取り入れるのは背筋を伸ばすのにいいと思います。
個人的なおすすめは、少しかためのクッションです。
背筋を伸ばすときには、坐骨と呼ばれる骨盤の骨で椅子を押す(体重をかける、かかる)必要があります。
柔らかいクッションだと沈み込んでしまい、上手く椅子を押せず背筋を伸ばすのに余計な力や緊張が入ってしまうことが多いです。

ソファのように身を広く預けてリラックスするような場面ですと、柔らかい座面のほうが安心できるのですが、仕事中は作業や思考に集中できるよう、かための座面やクッションをおすすめします。


以上、いかがでしょうか。
たくさんのツールや家具がありますので、選ぶことも時間がなかったり、面倒なこともあると思います。

「カラダの専門家」視点から、家具やツール選びのサポートをいたしますので、ぜひご相談ください。

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