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【理学療法士が考える】反り腰・スウェイバックと歩行の関係

あなたの姿勢は正常でしょうか?

動作・歩行の専門家である【理学療法士】として、病院勤務で何人もの人々を診てきた知識や経験から、「運動不足には歩くことが一番である」と考えています。

それがどうしてなのか、正常歩行が身体に与えるプラスの効果の内容や多さ(コスパの良さ)を書いたり、正常歩行を日常で取り入れるためのポイントなどをお伝えします。

今日は、かなり多く見られる不良姿勢の【反り腰】【スウェイバック】が歩行にどのような影響を与えるか、書いていきたいと思います。

突然ですが、皆さんは自分の姿勢には自信がありますか?
わたし自身は、PC作業が長くなってくると、かなり自分の姿勢が悪くなることを自覚しています。

オフィスワーカーの8割もの人が「自分は姿勢が悪い」と認識しているというアンケート結果もありますし、女性ですと妊娠時はお腹の大きさから腰が反りやすく、産後も治りにくいことが多く悩みを抱えている方も少なくありません。

実際に普段、街中で色んな方を見ていても、【反り腰】や【スウェイバック】と呼ばれる不良姿勢の方はとても多いです。
もし気になる方は一度こちらから姿勢チェックしてみてください。

反り腰・スウェイバックと歩行のカンケイ

反り腰やスウェイバックのような不良姿勢では、腹筋群が伸ばされて力を発揮しにくくなり、腰の骨(腰椎)は大きく前にカーブするため圧縮力が高まります。

このままの姿勢で歩行をすると、推進力が得られなくなり、歩行時に必要なエネルギーが増加してしまいます。つまり、少し歩いても疲れやすくなります。

また、腰部分の圧縮力が高まっている中で体重を支えるので【腰痛】を引き起こしやすくなってしまいます。

疲れやすい、腰痛になりやすいと歩くことが減り、その筋力不足がまた不良姿勢を引き起こして、さらに疲れやすい、腰痛を引き起こす、、、という負のループが発生しやすくなってしまいます。

現在、不良姿勢であっても問題のない方も多くいらっしゃると思います。

しかし、疲れやすさや腰痛は、ある日いきなりやってくることが怖いのです。

身体の癖=不良姿勢はなかなか治りにくい

ご存知の通り、「癖」というものはなかなか治りにくいです。
今あなたが何気なくやっている「癖」は、今すぐ治せますでしょうか。

わたしは動作・歩行の専門家ですが、やはり自分の癖を治すには毎日少しづつ積み重ねていく必要があり、地道な努力だと認識しています。

反り腰やスウェイバックなどの不良姿勢も、一朝一夕で出来上がったものではないですし、また一朝一夕で治るものでもありません。

姿勢改善には、客観的な指導があることが一番効率がよいかと思います。
自分の姿勢が気になっている方は、歩行の専門家である理学療法士視点を入れて、一度ご自身の身体と歩行をチェックしてみませんか?

現在の問題点や、改善するためのセルフエクササイズもお伝えできます。
お気軽にご相談ください。

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