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機能面での差別化が難しくなった時に感情的価値を高めていく方法

先日、ファンが生まれる事業という興味深いテーマの記事を拝見しました。

マーケティングをやっている方が、"ファンマーケティング"とも言っていて、その重要性は日に日に高まっていますが、withコロナにおいて、オンライン主体となり、エリアでの優位性を作りづらくなって、機能的価値だけでは差別化が難しいと感じた時に、この感情的価値を高めるべく、ファン化が重要な施策となってきます。

上記の記事で、ファン化に必要な要素が5つ挙げられていますが、それに基づき今回は、私自身が9年間続けてきたスポーツコミュニティでファンが生まれるために、どんなことをやってきたか一度整理してみたいと思います。

1.ユーザーの期待値以上のサービスを行っている

通常のスポーツ活動で、期待値以上のサービス例としては、動画があげられます。私自身、動画編集の担当をしているわけではないのですが、音楽を入れたり、字幕を入れたりと動画の質を高めていって、毎回の動画を楽しみにしている方もいらっしゃいます。

この日以来、活動はできておりません。。

また最近、スポーツはできませんが、これまでより発信の頻度を高めています。

これまでの取り組みのまとめはこちら


期待値以上のサービスは、1回やればいいということではなく、常に考えておく必要がありますが、今のような時期はやりやすくもあり、大きく左右されるとも言えるでしょう。

2.会話が生まれる要素がある

スポーツの場においては、会話が生まれるように、事前に参加者名簿をメールで送ったり、試合の合間に自己紹介の時間を設けるなどしています。

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会話が生まれるポイントとしては、下記のようなことが挙げられるそうなのですが、

・ツッコミどころ、ネタ性がある
・「余白」が多く、ユーザーが妄想できる
・新規の情報を一部だけ投下していく
・たえず変化している

最近の発信では、コメントが生まれやすい投稿というのを意識するようにしています。

3.ストーリーがある

主に初参加者の方に対して、ストーリーを発信するようにしていますが、伝えることで、特にwhy(なぜやっているか)の部分が伝わりやすくなるのではと思っています。

また、ストーリーの中で共感していただけるポイントですが、自身がサラリーマン時代に実感したことで共感いただけた方もいらっしゃいますし、人との心地よい距離感を作るためにはどうしたらいいのか、を真剣に追求しようとしている姿勢が伝わって共感していただいた方もいらっしゃって、共感するポイントは人それぞれなので、なるべく多角的に伝えられるとよいと思っています。

私が拠点としている川口には、物語をつくっている会社があり、新しい本ができるたびに送っていただいているので、参考にさせていただいています!

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4.ユーザー同士が繋がりやすい環境、新規顧客を誘いやすい環境が作られている

自身の場合は、「交流できる・新しいつながりができる」が一つの価値となっているので、ユーザー同士がつながりやすいのは当然なのですが、その中でも種目で分けたり、同じ属性で小さいコミュニティをつくることも大事だと思っています。

具体的に、スポーツコミュニティの中に音楽サークルが生まれましたし、予想外のつながりが生まれることで、ユーザーの期待値以上のサービスにもつながってくるのではと思います。

5.ファンであることに自信がもてる、公言できる

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これまで多くのメディアに掲載いただきましたが、メディアを通じて、活動に参加したくなったという効果はほぼないと思っていて、既存のメンバーに所属していてよかったと思っていただけることが重要だなと思っています。

したがって、どんな内容であれ、メディア掲載された際には全体に発信するようにしています。

ラジオのような全国メディアから、下の自治体広報誌のようなローカルなものまで、これも公言できるポイントは人それぞれなのではないかと思っています。

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以上、5つの要素を考えてみました。

機能面と違ってなかなか目に見えづらい部分もありますが、一つひとつが重要なポイントだと思います。

そして、この5つをどのように発信していくかも重要になってくると思いますが、その一つの方法が"コミュニティ化"することだと思っていて、具体的に下記のようなことが期待できます。

・顧客のファン化、継続率の向上
(機能的価値だけでなく、感情的価値を提供できる)
・顧客との距離が近くなることでアンケートを実施しやすくなる(スピード感の向上)、商品改善や新商品開発につながる
・アンケートに加えて、自然な会話の中から本心を聞きやすい。(オウンドメディアやSNSのようなオープンな場と違って、クローズドだとユーザー側も発信しやすい)
・(オウンドメディアやSNSをやっている場合)連携することによるメディア価値の創出

今、SNSではなくて、コミュニティだと何がいいのかといった比較検討もしていますし、価値の整理もしていますが、今回はファンを増やすために、感情的価値を高めるためにできることをまとめてみました。

そのあたり、今後メールマガジンでも発信していきますので、ご興味ある方はご登録いただければと思います。

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