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オンラインよりも大事な"双方向"という視点

約2か月前に、コミュニティ運営で大事だと思うことは?という質問に対して、以下の3つ回答していました。
(大事なことが多くある中で特に重要なことを3つ選んだ感じです)

・変な人(価値観が合わない人)が入ってこないようにフィルタを設ける
・属している人が主体的に参加できる余白をつくる
・緩急をつけた情報発信をする(硬い内容と柔らかい内容のバランス)

改めて見返してみて、これはwithコロナにおいても変わらないと思っていますし、最近も無意識レベルでやっていたことでした。
(価値観の発信や緩急をつけた情報発信はオンラインでもできるし、
主体的に参加できる機会づくりは簡単ではないですが、コミュマネの腕次第だなと)

今はオンラインをどう活用するかが話題にあがることが多いですが、特に地域を拠点にした企業だと、全てがオフラインでまわっていて、オンライン化なんて無理という業種も多いかもしれません。

先日スポーツコミュニティメンバーにアンケートをとった時も、都内ではなく近隣で働いている方中心に、在宅勤務になっていない方が多い印象でした。

在宅勤務になっていない業種というのは、具体的には病院や学童保育からスーパー、運送業、工場勤務、建設系や事務職の方などです。

そして営業や継続的なお付き合いの際にも、町会、商工会議所、青年会議所、中小企業家同友会といった地域組織に属することだったり、接待が重要な位置づけになっている方もまだまだ多いのかなと。

そういう方々に向けて、オンライン化がピンとこないのは、

・提供している商品そのものをオンライン化する
・それ以外のコミュニケーション部分をオンライン化する

の2パターンある中で、オンライン化=前者のイメージが強いからなのではないかと思います。

提供している商品そのものをオンライン化することが難しいということは、オンラインで代替できない価値があるのだと思いますし、今後も必要とされる可能性が高いでしょう。(私が携わっているスポーツもその類に入ると思っています)

そこで提案したいのが、商品以外のコミュニケーション部分のオンライン化です。

地域企業の場合、ホームページを持たずに(または作ってあるがほとんど更新しない)、チラシやニュースレターを配ったり、地域の集まりに顔を出すというのが、これまでの主流だったのかなと思いますが、

オンライン・オフラインという軸で考えると同時に、一方通行型のコミュニケーション、双方向型のコミュニケーションという軸で考えることが重要かつわかりやすいのではないかと感じています。

一方通行型の例・・・ホームページ、DM、セミナー
双方向型の例・・・商談、接待

コミュニティ施策導入検討資料1

一括りにはできませんが、傾向としては、
オフライン=双方向、オンライン=一方通行
というコミュニケーションがこれまでは多かったのかなと思います。

一般的にオンラインだと、受け手の情報を瞬時に得づらいため、一方通行型の発信になりがちで、オフラインでセミナーのような一方通行型の場を開催している業種であれば、比較的オンライン化しやすいかなとは思います。(もちろんオンラインならではの工夫は必要ではありますが・・・)

したがって、闇雲にオンライン化を考えると、それが自然と一方通行型の発信になりがちで、オフラインの代替になっていないということも起こり得ます。

そこで、今求められているのは、下の図の左上にあたる、オンラインだけど双方向的な場だと思っています!

コミュニティ施策導入検討資料

オンラインかつ双方向という時、一般的には、FacebookやTwitterのようなSNSをイメージする方が多いかもしれませんが、オープンなメディアだと、表面的なコミュニケーションになりがち(本心までは聞きづらい)で、双方向型とは言いづらいのかなと思っています。

今オンラインでは、
オープンな場=一方通行、クローズドな場=双方向
という流れになっている印象を受けますし、顧客の熱量を考えた場合にも、クローズドな方が効果的になり得ます。

そして実際、オンライン上に、既存顧客とコミュニケーションできるコミュニティをつくることで、期待できることとして、下記のようなことが考えられます。

・顧客のファン化、継続率の向上
(機能的価値だけでなく、感情的価値を提供できる)
・顧客との距離が近くなることでアンケートを実施しやすくなる(スピード感の向上)、商品改善や新商品開発につながる
・アンケートに加えて、自然な会話の中から本心を聞きやすい。(オウンドメディアやSNSのようなオープンな場と違って、クローズドだとユーザー側も発信しやすい)
・(オウンドメディアやSNSをやっている場合)連携することによるメディア価値の創出

大手企業で数年前から取り組んでいるところは多いですが、地域企業で取り組んでいるところは少ないと思いますし、withコロナ時代に適した施策の一つと言えますので、検討してみることをお薦めします。

追伸:

現在、地域企業の顧客のコミュニティ化については、1件問い合わせをいただき、動き始めていますが、地域企業で、
・オンラインコミュニティづくりに関心ある方
・顧客とのコミュニケーションをオフラインでしかやってこなくてオンラインを取り入れる必要性を感じている方
・SNSで発信はしているけど、効果が出ないと感じている方
は、ぜひこちらの資料も合わせてご覧いただければと思います!



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