妄想を伴ううつ病の生活歴

・自分が精神疾患になってからというものの、自分と同じ病名の人を検索しては症状を読むみたいなことを繰り返していた。
しかし中々自分と同じ症状の人はインターネットでも見つからず、また現実世界でも赤裸々に話せる訳でもないのでnoteに書くことにした。

・私は中程度の鬱病という診断であるが、鬱病ではメインとして見られることが少ない幻触(実際にはないものが触れている感覚)や幻聴、体感幻覚(体内に異物がある感覚)、妄想があった。

この体験はすでに中学頃からあり10年来の付き合いであったため、異常だとも思わずカウンセリングでも初め全く話題にしていなかったくらいだ。長い付き合いによって自分の中に「異常な体験」は定着していた。

・自分と病気のこれまでを遡るために、生活歴を書いてみようと思う。生活歴とは支援を行う際にクライアントのこれまでの人生の出来事を時系列でまとめたものである。
社会福祉ではよく使われるものであり、精神障害分野でもエピソード(精神症状)の前後を把握し次の悪化の予防を行うためにも使われたりする。
私が医者にややひかれるほど日記を書いているのは、自分でエピソードの発生を予測するためだった。

【生活歴】
幼稚園:記憶が曖昧。活発だったと思う。

小学校:対人関係・成績などの面で特筆すること無し。

中学校・高校:
記憶が曖昧。MMORPGでゲーム優先の生活だったため昼夜逆転しており、学業不振。家族仲が不仲で、学校でも緊張が強かった。笑おうとすると顔が引き攣り、上手く笑えなかった。
授業中発作?が出てからしばらく学校を休んでいた(日数不明)。
学校に行く前に飲酒したり、学校に行く駅まで行って電車を眺めて帰ってくることがあった。
ADHDなのではないかと疑い、学校内のカウンセリングに行っていたが合わずにすぐに辞めた。自殺企図があり家のベランダから飛び降りようとしたが勇気が出ず失敗した。
同時に周囲に常に笑われているような感覚があり、漠然と人を殺したいと考えてた。そのことを母親に伝えた際に「他の人を殺すなら親の責任として(私を)殺す」と言われた。

窓からの光(太陽や宇宙船)に当たってはいけない、家の中に誰かが侵入しているといった観念があった。

大学1年生:
コロナの影響によりオンラインとなった。家族仲が悪く、父親と母親が会話していなかった。不安な時に皮膚を露出していることが怖くなり、肘と肘をくっつけて布団を被るなどして対処していた。

大学2年生:
接客・品出し、販売のバイトを始めた。仕事が出来ず夜脳内に人がいる感じがしており、失敗すると店長の声が家でも聞こえたり社員から怒られた時のセリフが頭に出てきていた。夜がしんどくほぼ連日飲酒していた。

遠方の祖父が認知症の様な症状になり、家に日に何度も電話を掛けるなどのことがあった。その対応のために実娘である母親の相談などを行なっていた。この期間は希死念慮が特に強かった。

大学3年生:
施設での社会福祉士実習を行った。実習中死亡事故に遭遇し、また祖母が亡くなるといった出来事が続き希死念慮が強まる。事故以降実習中に隠れて泣いていた。

大学4年生:
卒論のために再び実習施設に通った際にフラッシュバックあり、体感幻覚の再発。夜漠然と不安になり頭の中で会話していたり、手のようなものに首を絞められる感覚になる。また場所関係なく空間が攻撃してくるような気分になるといったことがあった。

・ざっくりまとめれば、中学頃から妄想症状はあり再発と回復を繰り返しつつ今に至るということになる。妄想症状は現在は頻度は月に一度くらいに減っている。おそらく抗うつ薬(トリンテリックス)が合っているのだろう。まとまりのない文章で読みにくいですが、同じ症状を持つ人の参考に少しでもなれば幸いです。


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