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ANGERSWING#38

言い方なんてどうでもいい、とにかく相手を変える変える変える。とにかく相手に届ける。相手に届かなければ何も変わらない。変えようとする意思。

一方で、そんなに頑張らなくても届くよ。俳優として頑張らない。大丈夫。

この2つの狭間を旅していこうとしている感覚がある。ちょうど良い塩梅って本当に難しい。

稽古に入る前に「ネックフリーを大切にしたい」と宣っていたことをすっかり忘れていた。
読み合わせ中、ずっと首に力が入っている気がする。役としては余裕はないのだけど、俳優としての余裕を生み出すために少しずつ思い出していかなければ。

「やろうとしなくていい。身体動くから。心動くから。」「全て忘れて走る。」

自分の演劇的能力がアップデートされていないだけなのかもしれないが、いや、それは悲しすぎるので、演劇的語彙がアップデートされていないのかもしれないが、作品に取り組むときの在り方は長いこと大きな変化をしていない。

まだ読み合わせが続いているけど、その中で身体を動かしたり、相手との物理的距離を取ったり、そういう発見に興味を移したくてウズウズしている。
でも読み合わせの間に発見できることも当然まだまだあるし、立ち始めた時に周りにどんなものがあるのか、相手とどの距離感でコンタクトを取るのかなどを想像しながら読めるようになってきているのは良い傾向というか、エンジョイしながらその場にいることができている感じがする。

本番に入ってから「この人、こんな事してたの!?」って気づくことが多々ある。
本番に入ってから気づくものたちの尊さもあるけど、稽古中にもっと気づけるようになりたい。もっと気づいてそれからパワーをもらいたい。

多分そのためには俳優としての余裕が必要。

脈絡もなく色々と書いてきたけど、稽古に脳みそを持っていかれると書けることも減ってくるな。
どこまで書いてしまうとネタバレになってしまうのか、良いネタバレがどこまでのラインなのかとかを考えてると当たり障りのない自分のことばかり書いてしまう。

もうちょっと外側のことを書けるような余裕が欲しいというか、外側のことを上手に書けるようになりたい。

作品を観にきたいとちょっとでも思ってもらえるような行動を。

頑張るのは当たり前だからね。

作品に関わることを少し書いていこうかなって思うヨ。

<日本劇団協議会主催>
日本の演劇人を育てるプロジェクト
新進劇団育成公演

劇団Q+
『ANGERSWING /
アンガーズウイング・アンガースウィング』
ー家族の庭、その香りは秘密をささやくー

脚本=弓月玲 原案・演出=柳本順也

◎日程
2024年7月3日(水)〜 7月7日(日)

【公演スケジュール】
7/3(水)W 19時~
7/4(木)S 19時~
7/5(金)W 14時~/S 19時~
7/6(土)S 13時~/W 18時~
7/7(日)W 12時30分~/S 16時30分~

【チケット】
前売一般 = 4,500円
当日一般 = 5,000円
U22= 3,000円

◎劇場
下北沢 駅前劇場

⋱チケット発売⋰
2024 年 5月 1日(水)予約受付開始!

●ご予約URL
https://act-pit.com/events/view/?eid=0kDlB28a

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