小学校の教員が、あるバリスタのカフェ経営哲学から学んだこと
小学校の教員をしている私にとってコーヒーは単なる趣味の一つに過ぎないのだけれど、大学時代にスターバックスでバイトをしていたことから、働くことにつなげて考えやすい分野でもあります。
前回、コーヒーに関する記事を書いてから約3ヶ月。
カフェを巡ったりネットで検索したりして収集した豆を、毎日のように挽いてからハンドドリップをするくらいにはコーヒーが生活の一部となっています。
今回の記事では年末年始に実家に帰省した際に出会ったバリスタの方との会話の中で印象に残った言葉をもとに記事を書き進めていこうと思います。
そのカフェがオープンしたのは昨年の1月ごろ。
地元の友人のInstagramを通してオープンしたことを知り、フォローしていました。
年末年始だから休業しているかもなぁと思いながら、予定も書かれていなかったのでInstagramのDMを送ってみると、「年末年始も休まず営業しています」という返事が返ってきました。
田んぼに囲まれる超がつくほど田舎な実家。
そこから歩いて25分ほどの場所。ポツンと建っていたのは大きめの倉庫のようなお店。
店内に入ると、田んぼに囲まれているとは思えないほどオシャレな空間が広がっていました。
注文の前に「InstagramでDMした者です。」と伝えると、「お待ちしていました〜。」と言われ、そこから年末年始を休まず営業している理由などを話してくださいました。記憶を辿ると、おそらく下のような言葉だったはず。
「薬局のようなコーヒー屋さん」
それ以上詳しくは聞かなかったけれど、そこに秘められた思いが感じられるような気がしました。
テーブルがなく、ベンチのみで基本はテイクアウトのお店。日当たりがよく、暖かかったので、ドリンクとフードを頼み、ベンチに座ってゆっくりすることに。
あまりの居心地のよさに、何をするわけでもなくあっという間に1時間ほど経っていました。
後日、家に戻る前にもう一度行っておきたいと思い、お店に寄ると年始にも関わらず多くのお客さんがいました。
きっと地域に根付いたコーヒー屋さんになっていくんだろうと思います。
会話の中で聞いた「取材を全てお断りしている」という言葉。きっとその地域で本当にお薬(コーヒー)を必要としてくれる方々への配慮なのかなとも思いました。
「薬局のようなコーヒー屋さん」
「〇〇のようなクラス」
私が小学校の教員として、自分の学級経営の哲学を別の言葉で表すとしたらどんな言葉がしっくりくるのだろう。そんなことを考えさせられる帰省での一コマでした。
コーヒーを学ぶだけではなくて、コーヒーを通して学ばされることが多い今日この頃。これからもそんな経験を定期的にお伝えできればと思っています。
最後までお読みただきありがとうございました!
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