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freeeで振替伝票と決算またぎの期首処理

ITエンジニアが freee で経理を覚えていく日記「freeeランス経理マガジン

今年一年で経理の知識が結構伸びてきましたが、まだまだ知らないワードばかり!今回は会計freeeの「振替伝票処理」です。


振替伝票とは

仕訳帳の代わりに伝票を起こして総勘定元帳に転記する伝票制

仕訳をしようとして何かしらの不都合で帳簿に記載できないとき、振替伝票を利用します。

難しい。。。伝票って記録する紙っていう認識しかなかったのですが、いざ経理をやると不都合なのかよくわからない・・・

今回の自分の不都合は「前受金」がでてきて、ベテラン経理の妻さんに相談したら、振替伝票なる処理があるらしい。

前期決算の前受金を処理する

現在の状態は、前期の決算書に「前受金」という科目が存在しています。つまり、前期にお金を回収してるが売上計上していない状態で、今期の売上計上にする必要があります。

振替伝票のわからない経理素人は思いました。

今年から freee 利用しているので、去年の記録は freee の帳簿にない!

そうです。ない仕訳だからこその処理になります。

前期紙帳簿から期首の繰越を設定

freee に限らず決算をまたぐときは、まず期首の設定をしなければいけません。

これはベテラン経理、妻さんと何となく期首の数字をあわせるためにやっていたのですが、再登場です(失笑)。

freee の期首の設定は「開始残高の設定」からおこないます。

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そうそう、前期の紙帳簿をひっくりかえして、こんなの入力しました!

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今回は、前受金を処理してみます。

振替伝票の登場!

絶対使うことのないというか、気にしなかったメニュー「確定申告 > 振替伝票

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一番上にあるということは、なかなか重要だったんですね。

振替伝票画面で、左(借方)に「前受金」、右(貸方)に「売上高」などの勘定科目を記入します。また、何の取引かわからなくなるので、品目や備考などを利用するとよいでしょう。

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登録が完了すると、振替伝票画面下に一覧が表示されます。

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総勘定元帳のチェック

あとは、総勘定元帳などで相殺をチェックします。

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期首の前受金は ¥16,500 、そして今期分の前受金 ¥27,500 が発生しました。残高を確認すると ¥27,500 なので結果、¥16,500 が相殺されてちゃんと処理できました!

さいごに

言われてみれば、そんなに難しくない処理ですが、

そもそも振替伝票の発想がない!

経理はパズル。ちなみに期首の未払金は、また別の記事で紹介したいと思います。

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