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会計freee - 銀行口座とWeb通帳 -

はじめに

この日記は、ITエンジニアが freee で経理を覚えていく備忘録です。

これは経理備忘録なので間違いがありましたら、ご指摘ください。

今回の記事は「銀行口座とWeb通帳」です。特に Web通帳に関しては敬遠しがちかと思いますが、とりあえずやってみた!ということで記事しました。

個人事業主専用の口座を用意

まず基本中の基本ですが、どのサイトでも誰に聞いても言われることですが、

個人事業主は、プライベート口座と事業所得の口座をわけましょう!

これは帳簿や仕訳をすればわかりますが、freee のようなクラウド会計を利用する場合、プライベートと一緒にすると事業主貸借などが乱発して仕訳が大変かと思います。(クラウド会計でなくてもですが)

自分は三菱UFJの中で、親をプライベート口座、子を事業用口座にしています。というか、過去の経緯でそうなってしまいました。

屋号は開業時につけた方がよい(?)

個人的感想ですが、事業用口座を作る前にできれば開業届で屋号をつけた方がよいです。

屋号をつけておくと口座がわかりやすくなるのと、社会的に個人名だと信頼が低くみられる風潮が大きいのが理由です。

ただ自分は諸事情で、事業者所得以前に開業届を提出しており屋号なしの口座になっています。

屋号変更は税務署に申請すればよいですが、銀行口座に関しては既存口座の屋号変更は結構ハードルが高そうです。
(口座の作り直しが濃厚?!)

もし口座を屋号に変更できたら、また記事にしたいと思います。

Web通帳でいいのか?

最近は紙の通帳からWeb通帳に変更することも増えており、自分もある時期を境にWeb通帳に切り替えました。

Web通帳のメリットは、

・記帳に行かなくてもよい
・通帳が増えない
・いつでもプリントアウトできる

ですが、以下のデメリットもあります。

通帳は紙で保存する義務がある!

ただしネット銀行や今回のようにWeb通帳にすると、紙通帳がない状態になります。その場合、ネットバンキングにある指定の明細記録をプリントアウトする作業が発生します

つけ加えると、電子帳簿保存の申請しない限り、通帳の電子データは認められません。

詳しくは、以下にも関連記事を書いてあるので参考にしてみてください。

また freee の記事によると会社設立前の人に関しても注意が必要です。(自分は freee の機能で会社設立していないので悪しからず)

・預金通帳の表紙
・通帳の支店名、口座番号、口座名義人などが記載されている部分
・振込人、振込日、振込金額(資本金と同額)が確認できるページ

Web通帳変更する前に必ず記帳を!

Web通帳はネットバンキングのページから申請が可能です。

以下は三菱UFJ のメニューからの申請ですが、結構あっさりと申し込みできます。たまにキャンペーンとかしているのでそれを機に変更する手もあります。

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ただし個人事業主で Web通帳に切り替える場合、注意が必要です。

Web通帳に切り替えると即時に紙記帳できなくなります

というのも、自分はうっかり 1ヶ月程の紙記帳を忘れてしまいました!

取引推移表の申請

紙記帳を忘れてWeb通帳にしてしまうと、その期間分ネットバンキングから取引推移表を申請しなくてはいけません。

口座画面を開き【過去の明細を確認するには?】をクリックします。

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【お取引推移表の申し込み】をクリックします。

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口座と期間を選択し【申し込む】をクリックします。

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翌営業日に、トップ画面の「Eco通知」にアクセスすると「取引推移表」がダウンロード可能になります。最初この仕様がわからずに何度も申請してしまいました。

三菱UFJ銀行のWeb通帳

三菱UFJ銀行のWeb通帳切り替えが完了し、ネットバンキングの口座を開くと以下のメニューが表示されます。(2020/09時点)

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通帳の表紙は、【通帳表紙イメージ印刷へ】をクリックします。

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ここでプリントアウトや PDFなりに保存します。

毎月のWeb通帳の明細表保存を怠らない

Web通帳は保存期間が限られている(三菱UFJは最長25ヵ月分)ので、明細表は必ず毎月ダウンロードしておきましょう。

明細表は紹介期間で出力したい期間を設定して【照会】で検索します。

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明細を確認したら、メニューから【明細印刷へ】をクリックします。

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Eco通帳の明細画面が表示されるので【印刷】をクリックします。

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あとはプリントや PDFで保存してください。(自分はとりあえず PDF)

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さいごに

今回は個人事業主の銀行口座とWeb通帳についての内容ですが、主に三菱UFJの内容となりました。

他の銀行に関して若干仕様が違うとは思いますが、流れ的にはほぼ同じかと思います。

・事業用口座とプライベート口座をわける
・可能なら開業前に屋号付きで
・Web通帳を切り替える前に紙通帳記帳を
・Web通帳の表示プリントをできるようにしておく
・毎月の明細は専用ページからダウンロードし紙保存できるようにする

また、freee と銀行API についてはまた別の機会に記事にしたいと思います。

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