2018年、塚田が選ぶ災害5大ニュース
2018年ももうすぐ終わり。
今年は今年の一文字に「災」が選ばれるほど、災害が多い1年でしたね。
西日本豪雨、大阪府北部地震、北海道胆振東部地震、福井の豪雪などなど…
来年はほんと災害が少ない年になってほしい。(体も持たんぜよ)
そんな2018年の災害関連ニュースから、個人的に衝撃的だった(いいものも、悪いものも)ニュースを5つ、お送りしたいと思います。
さあいってみよー
①12/22 インドネシアでの火山噴火→海底地滑りによる津波災害
-予兆のない津波。今年最も絶望を感じた災害。
②7月 西日本豪雨災害
-いくつもの災害が同時に発生したような豪雨災害
③KDDI×トヨタ×応用地質が組んで「IoT×データ」での災害対策へ
-初期対応分野へ大企業が行政向けに通常時から取り組みを開始。
④ロサンゼルスの山火事災害でドローンが初めて大活躍!
-災害時活用が議論される新技術、空中消火という形で大活躍。
⑤LINEが自治体や慶大等と連携し(電脳)防災訓練を!
-LINEで疑似アラートを発信、反応など見ながら今後の災害の伝え方が考えられる取り組み。
①12/22 インドネシアでの火山噴火による津波災害
一つめはこちらです。先日発生したインドネシアでの津波。ドネシア。
これは正直、自分の中での生きる指針を見失うような災害でした。
「死ぬまでに災害で亡くなる方を0に近づけたい」そう言い続けている僕ですが、
地震や大雨など、"わかりやすい事象"が起きて、津波や倒壊・土砂崩れなど本格的に人体に影響を及ぼすことが起こる。
その"事象"が出た時点でアラートを発して人命を救えればなんとかなるでしょうと思っていました。
それが今回は、ほぼその事象が起きず、急に来た津波に人々が襲われる。
いや無理やんどうやって生き延びればいいの…
ってなった災害でした。
以下ニュースにもあるように、地震のように津波警報をすぐに出すのはまだ難しいんです。
下の動画を見ると今回もいかに突然だったのかがわかります。
(現地津波警報壊れたままだったなど特殊な事情もありますが…)
とはいえ、なにもしないで泣き寝入りはくそだと思うので、こういうこともある、と理解しながら前に進むことが大切なんだろうなあ。
個人的に衝撃がすごく大きかったので、この災害ニュースを最初に選びました。
沿岸部に住んでるみんな、日本でも過去にこういう火山での津波はあったし、気を付けてほしい。
②7月 西日本豪雨災害(平成30年7月豪雨)
2つめはこちら。いくつもの災害が同時に発生したような豪雨災害でした。当時「大雨特別警報」の紫の範囲がどんどん広くなり僕の目の前は真っ白になっていった記憶があります。
一級河川の氾濫もあり、多くの人が避難生活を送った今回の災害。
僕たちも熊本地震から続けている「災害支援MAP」で活動をしました。
普段も僕たちの生活に身近な雨。なくてはならないもの。
これがこんなにも猛威を振るい、僕たちの生活をこんなにも簡単に壊すのか。
災害と・環境と共に生きるというのは常に危険と共にいることなんだと強く感じた災害でした。
また、近年の災害では情報があふれて何を見ればいいかわからない。という声が多いです。今回も。
「情報の集約と再発信」をしている僕たちYouth Action for Disaster。
出来ることをどんどん広げていきたいなと。
いまもっと誰でも出来るように準備をしていってるよ。
なお現在は避難所は全員が退所。仮設住宅などへ皆さん移動をし、ここからは生活再建のフェーズに入ります。
さて、ちょっとペース上げていきましょう。
ここからはちょっと変えていくよ!災害自体ではなく、取り組みについて。
③KDDI×トヨタ×応用地質が組んで「IoT×データ」での災害対策へ
防災・初期対応分野へ大企業が通常時から取り組みを開始。
防災とか、災害初期対応の行政システムって、職員の方々が自ら言うくらい結構古かったりアナログだったりで出来てるんですよね。
それによって、毎度毎度「行政の混乱が」と叩かれる行政の方々…
移動データやプローブデータ、公的データを活かしてより行政の方々が
使いやすく・混乱少なく・スムーズに
災害時の行政運営が進められる世界が来てほしいです。
記事内では、福岡県が実証実験への参加を検討中とのこと。試して、直して、という形でだんだんと広がっていくのかなと。
個人的には福岡市の高島知事がこういうの行政系のことには関わってきていただけるのでは…!と思っています。
福岡市さんが提供している防災アプリ「ツナガル+」のリンクを貼らせていただきます。
④ロサンゼルスの山火事災害でドローンが初めて大活躍!
こちらはアメリカから。
カリフォルニア州って、よく山火事おきますよね。今年は特に多かった?
そのカリフォルニア州での山火事対策に、ドローンが空中消火という形で大活躍!というニュース。
ドローンって今まで、災害後の被害状況確認とかには活用されていたイメージだったんですが、まだまだガッツリとはいかない認識でした。
ドローンと火事という災害は相性もいいのかも。
僕も昨年の仙台での防災国体に参加したときに知ったんですが、
ドローンを活用した様々な取り組みが各企業や仙台市などの特区で行われているので、今後日本でももっともっと活用されていくのでしょう。
ちなみに日本で災害×ドローンだと、熊本のダリアンさん(@inadariann)や青学古橋教授などのDRONE BIRDさん(@dronebirds)が僕の身近だと活躍されております。
⑤LINEが自治体と連携し防災訓練を!
さて、最後はみんなだいすきLINEさんを中心とした取り組み。
LINEのメッセージを活用して、「模擬災害のニュースや警報を流し、避難動向や自治体の応急対応を検証する」らしいです。
これめっちゃ強いなと思っていて。
僕は今後、災害初期対応(発災直後)は「日常生活に落とし込まれたものがベースになる」と思っているんです。(だから僕らのマッピングはGoogleMapにこだわる。)
現状その日常生活に落とし込まれたもので最強に近いのがLINE。
ここで擬似的に防災訓練ができて、そのときの行動データが取れるのは強すぎる、強すぎるよ…!ってなってます。
これ、僕めっちゃ関わりたいので、山口真吾教授のゼミの方とかLINEの方とかいらっしゃったらつないでもらえませんでしょうか!笑
今年の秋頃に防災訓練を実施、って書いてあったけど行われたのかな。LINEさんはサイバー防災訓練しかちょっと実施されたのが見当たらなかったので、もし開催されていてなにかリリース出ていたら教えていただきたいです。
けどほんとこれ可能性しかないなあ。めっちゃいいと思う。
そして、プラットフォームが今後LINEから更に変わっていく可能性も大いにあるとは思うので、その先も見据えた取り組みがしたいなと思います。
■まとめ
はい、という感じで2018年の災害ニュース5選、お送りさせていただきました。絶望の1番から始まり、希望の5番で終わり。
まじで今年災害多かったですね。
けどその分、次の災害に備えた取り組みも多くなってきたのでは、と思います。
僕たちもできることを。そして関心あるみんなにより1歩踏み出しやすい場所を提供していきたいと思います。
あと #今日の災害ニュース というのを今年は半年くらいやっていたのですが、来年はしっかりと1年通してやろうと思いました。笑
さて、今年も最終日ですが
・各被災地、いまはどうなっているの?
・2018年、どんな年だった?2019どうしていこうか(総括)
の2本をまだ書きたいと思っています!
が、今からいつも行ってるお店の忘年会です!(12/31 AM3:00なう)
僕は書ききれるのか!乞うご期待…!!笑
皆さん良いお年を〜〜〜^^
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