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全貌が見えても正体が分からない

正体がわからないものというのは、何も見えないからわからないとは限らない。と思っていまして、上のヘッダー画像。ちゃんと白いものの姿が100%見えていますが、何かお分かりでしょうか?

中央の白い部分は、写真画像の切り抜きです。

この画像だと、おそらく最初に目についたのは、白い丸い2つあたりではなかったか? それを耳。そこから連想して、馬の顔かな?とか。何か動物の顔を類推する流れではなかったか。

実はこれ、陶器の箸置きです。

本来ならば、横長にして用いるもの。その箸置きを、縦にして撮りました。そして、より黒い背景の前に、白めいた丸い2つの突起物を配置しました。そのコントラストにより視線を上に集め、下には文字を被せて、意識が下へ向かわないようにしました。そうやって、ものを捉えるときに重要な第一印象を、縦型の上の方に固定することで、これが何であるかを識別できる肝心な場所を隠しました。この箸置きの、個体識別に肝心な場所とは顔です

昨日の記事も合わせて、この2つのヘッダー画像に写っているのは、どちらも箸置きです。

昨日の記事の画像は、スナフキンの足。首から下。よくみると、寝っ転がって足を組んでいるのがわかります。今日の記事の画像は、ムーミンの身体全体。で、足が真上にあり、もともと窪みでしかないが見えにくくなっています。

このシリーズの箸置きは、全部で4つ所有。ムーミンと、スナフキンと、ニョロニョロ2匹。スナフキンって、ほぼ三角の帽子とそのツバ下に覗く尖った鼻先で識別されているので、を隠されたら誰だかわかりませんね。ムーミンも同じです。もったり長い鼻が特徴の動物。

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ニョロニョロはニョロニョロです。白くないといけないくらいでしょうか。

そうなのですが、これを店で購入した時に面白かったことがあって。ムーミンに関しては、足も大事なんですってね。

というのも、お会計が進むなか、カバ体型の箸置きの値段をピッと読み取る前に、販売員さんが手に取って「こちらでよろしいですか?」と確認してきました。ん? ひび割れてるとか?別のと取り替えた方がいいのかな?と、不安になって「何か(他のものと比べると、これのどこかが)違うんでしょうか?」と尋ね返すと、ムーミンを選ぶときは足に輪っかがついているかどうか確かめることが大事なのだと教えてくださいました。

輪っかがついていないとムーミンで、輪っかがついているとムーミンの彼女になるらしい。そういう意味での、「彼女じゃなくてムーミンの方を選んでいますが、それでお間違いないですか?」という親切 でした。

もっと言えば、輪っかじゃなくて金のアンクレット。それをつけているのは、ムーミンではなくガールフレンドのフローレン。ですが、販売員の方も私も、咄嗟に名前が出てこないくらいのぼーっとしたファンでした。

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ムーミンも水の塊に清水ダイブ!
東京オリンピックの競技「飛び込み」のポスターに、清涼飲料水のメーカーサイドとして、ムーミンを採用した気分で作成してみました。

追記:2020/11/18添付

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